左脳

研究者の資質

昔、言われたことの正解

研究者の資質はたくさんあると思うが、昔言われたことで確かだな思うことがある。「独身」であるという条件。哲学者の多くは、カント、デカルト、キルケゴ-ルなどなど、みんな独身で、やはり研究をするということは命がけである。孤独に耐え、文献を読み漁り、ペンを走らせる。これ、やっぱり必要なんじゃないかと思う。結婚が邪念とは言わない(僕も既婚者である)が、それだけ研究の世界は甘くない。それに没頭していかなければいけないということだ。思考することのつらさはやはりある気がする。絶対的な時間確保が少なくなるのも事実だろう。それは、1日24時間しかない、人間の現実。これを物語ってきている気がする。学術研究をすると、ふと思うことがある。過去の言葉が身にしみる。あのときは今、こうなるとは思っていなかった。でもそれは正解な気がしている。

 

子供とお金

祭りのお手伝い

イベントの際に、子供も楽しんでお手伝いをしてくれる。「アイスクリ-ム1つ350円」と教えて、2個、3個といったときに、700円とか覚えているものの、おつりをいくら返せばいいというのはまだわからないようだ。だから、少しお客さんがひいたときに、500円玉一枚で、100円5枚と同じだよとか、教えてみた。全部理解しているとは思えなかったが、実際販売しながら、こうなんだともっとわかるようになればいい。お客様とお話をして販売することは好きなようだ。息子は商才がある気がする。

 

使える一冊

中小企業の財務管理

大企業偏重の書籍が多い中、中小企業の財務管理に焦点をあてた一冊。大学で講義をいざしようと思った際に、中小企業向けのものがないということで執筆したそうだ。中身も、非常にかみ砕いて書いており、学生や会計実務者の初心者向けに役立つと思う。坂本先生の「会計で会社を強くする」という考え方は、大きくうなづける。会計が経営の根幹を為すわけだから、しっかりとした柱を作るべきだと思う。こうした考えの普及、会計軽視の経営者にはもう一度、立ち止まって考えてほしいなと思う。

 

飲食店の実態調査

飲食店の会計は如何に

飲食店は身近な存在である。衣食住の根幹にある一つの柱である「食」である。学術研究をみてみると、製造業や建設業などの業種を対象とした研究はよくあるが、意外にも飲食業の会計研究はあまりない。それに加え、この分野は未開だけではなく、飲食は科学的にやらなければ生き残りがなく、会計層があまりにも大きいこともわかってきた。ヒアリングも5件目になってきたが、それぞれに特徴あって面白い。飲食は大きな市場である。どこまで学者の中で認知されるかわからないが、ひとまずやってみようと思っている。農業にも役立つに違いない。

 

仕訳の辞典

こういうやつ、やっぱりいるよ

会計実務に携わって、やっぱり仕訳であれって?思うこと、今でもあります。昔のように、伝票を切って仕訳をおこすことの繰り返しで、会計のマインドがつくように思う。会計処理で迷う?勘定科目はどう?と思った時に、調べる辞典でこれを使っている。中小企業の実務ではここまでの仕訳するっていうのはあるけれど、やはり役立つと思える。経理担当者は何かこうしたものを持っていた方がいい。

 

粉飾決算を暴く

改めて複式簿記の有用性がわかる

ある事案があって、不正な会計(経理)の話が舞い込んでいる。いわゆる粉飾決算である。売上の水増し、除外、経費の水増し、除外、棚卸等、様々な要因はあるが、まずもって複式簿記できちんと処理することで、多くはその取引の意味がわかるものである。しかし、日常をずっと過ごしているわけではないので、流れを掴むまでに時間は要するが、何か足跡がつくものだ。たとえば、会社の金を横領したら、罰金刑ではすまず、刑事罰の対象になる。業務上横領は非常に重い犯罪である。会計屋さんはどう対処していくことになろうか。ビジネスとしてくれば、それは対処しなければいけない。実務もそうだが、学術的に考察しても面白い分野の話である。さあどうなるのか?最近の書籍から紹介します。

 

思わぬとばっちり

言いたいことがあるのなら選挙に出ろ!

僕の住まいのある街も統一地方選挙が行われている。再々になるが、4年前に落選した。今回も前回と同様、16名の当選のうち、17名が候補が立っており、1名落ちる選挙になっている。よほど気に入らない候補者がいるのか知らないが、僕にとばっちりがくる。僕はなりたかったが、有権者から「いらない」と言われた人間である。だからそれで区切りはついている。では、その文句や言いたいことがある人が僕にぶつけても仕方ない。是非、出馬したらどうかと言ってみた。僕は一定の年齢になれば、出馬できる身分となるのだから、やはり自分が主体となってメッセ-ジを発信したらどうかと思うわけで、酒場でしか言えないのなら、みっともないから言わないほうがいい。僕はこの街の件で意見を持ち合わせていない。だから気に入らなければ、屋移りすればいい話だと思っている。候補者が気に入らないのなら、自分が出たらどうだろう?経験も活かして応援するよと言ってみたが、ただ文句をいう評論家である。これでは何も解決しない。出馬は決して悪いことではない。もう僕の出番ではない、それだけははっきりしている。

農業簿記の研究

農業簿記から学ぶ

もう5年前になろうか、一緒に農業簿記研究をさせていただいた戸田先生より謹呈を頂いた。財務会計の分野ではあまりヒアリングの手法は使われないが、積極的に活用したことで深みのある論になっている。戸田先生とは、農家のヒアリングも多数同行した。ここで学ぶことはわからないことはわからないと言える姿勢であり、そこから学習をしていけばいいことである。その点、僕は多くのことを学ばさせていただいた。僕もほんと性根を入れないといけない。時はいたずらにすぎる。なかなか時間もとれないのも事実であるが、それを打破していかなければならない。農業会計の研究にまた一つ良書が増えた。

 

僕の戦いは終わった

週末の出来事

4年前に選挙に出たことで、サプライズで出馬というのを思っているのか、探りの電話があった。ここでのブログでも書いたように、出馬はない。そしてどの候補にも応援に入ることもない。真っ新な住民として僕は過ごしていきたいと思う。不思議なことにほんと関心がなくなってしまっている。選挙とは公平であると思っているから、負けを意味することは「お前はここでの役割はない」と思っている。だから心はきれいになっている。僕自身の海田町との戦いは終わった。過去、経験を語るより、これからの未来と機会を語りたい。まだまだ青春真っ盛り!40代もスタ-トしたばかりだ。候補者の皆さん、頑張って!俺ももっともっと頑張るから。

会計を把握する

お金の流れの簡易的な把握

何かと和仁さんのキャッシュフロ-の会計について、周りに語る人が多くなっているので、購入をしてみた。会計に関して、僕の興味は「難しいことを優しく語り、専門的な把握ではないが、大よその概算を経営者自身が把握するために、会計の役割をしっかり認識し、経営に活かそう」ということである。その点、この書籍はその知識を与えてくれる。会計について、軽視する経営者(したくてもできない人もいるけれど)が小規模なところは多いと思われる。しかし、会計がわからんで経営はできない。稲盛さんの言葉でもあるが、会計実務にかかわっている以上、少しでもそのことにわかってもらえるようにと思う次第である。僕はあくまでサポ-タ-、主役は経営者。主人公よ、自らの手で作り出そう!一読するといいのではないかと思う次第。