左脳

舞姫、エリ-ゼのその後

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飽くなき探求

徹底した調査によって、エリ-ゼのその後が明らかにした一冊。森鷗外が唯一、愛した女のではないかと言われているエリ-ゼ。舞姫の作品に出てくるエリスがモデルとされているが、エリ-ゼがその後、どう生きていたのかということを知れる。鷗外の死の直前に、手紙や写真など自身で処分されたと言われており、記録がない中、六草さんのドイツでの調査がこうやって、世の中に読まれ、披露できるのはとても素晴らしい。やはりあきらめてはいけない。それでもここまではなかなかできない。是非、手にとって読んでもらいたい一冊。鷗外の見方が変わるかもしれない。

 

あの素晴らしい愛をもう一度

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久々に結集

2,3か月のスパンで、会計や法律など、いわゆるお堅い仕事の人と集まる。とはいっても、気心しれている人ばかりであるので、気を使って飲むことはない。プロジェクトがあれば、かなりの頻度で会うが、僕らの飲みは印象的らしい。4,5年前はかなりやんちゃな飲み方をしていた。面白いもので遊ぶ時はとことん、仕事のときはぐわっと集中できる。すさまじいパワ-がここにはあるように思う。情報共有もでき、かなり楽しい時間であった。勢いがついたときにはカラオケをしにいく。その時にラストソングは「あの素晴らしい愛をもう一度」をみんなで合唱して終わる。いわゆる母校好きな方が歌う校歌みたいものであろうか?今日はいささかお疲れ気味である。しかし、やることも山積みだからやるしかないけれども。

 

昨日の記憶

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学生達とのお勉強with再会

昨日はとあるFCの飲食店オーナ-のところにヒアリングをしてきました。県立広島大学の学生の皆さんと飲食業の会計実態の調査を先日よりやっています。とりわけ小規模な事業体ではどこまで会計の整理や管理、それをどう経営に活かしているのかといった点に着目しながら、様々な点を解明してきたいと思っています。管理帳表の正解はないため、どこまでやればいいのかということもあろうが、その帳表を使って、経営の判断材料にならないといけない。難しいなと思うと同時に、それぞれの業態や規模、いろいろ学ぶことが多いです。その後、オーナ-と二人になって、とある人と別の店で合流。1年以上ぶりの再会をし、旧交を深めたとさ。充実した1日でございました。

旅化する社会

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価値と変化

谷口先生の最新作。ようやく読みました。今回の新作は、自分の今とフィットして、再認識・補完・補強できる内容でよかったです。過去のものも気づきを得ることができますが、著書の中で一つだけピックアップすると、価値再考というところ(P102-104)。具体例で挙げられてますが、60歳以上の方に生活の満足度を調査したところ、おひとり様の生活の方が幸せではないかという調査結果がでたそうだ。家族を作って、生活することが幸せだという価値はもう過去のものになってしまっているのか?価値と変化。変化が常態化するという現実は、ほんと向き合っていかないといけないと思うところである。約280ページあるが、良書。読んでみてほしい一冊。

 

著者 : 谷口正和
ライフデザインブックス
発売日 : 2016-10-21

行ってよかったよ

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ご仏前と再会

政策学校の一新塾で同じく勉強をさせていただいた土屋さんが夏に亡くなられて、ようやく線香をあげることができた。もう政策学校を卒業して、約10年になろうか、今は開講されていない福岡でご一緒させていただいた。何かと気にかけてくださってた方で、早く亡くして惜しい人であったし、志の熱い人だった。通夜、葬式といけなかったので、どうしても行っておきたくて、当時一緒していた仲間に連絡したら、何人も行きたいと同行できた。長い時間のスキマを埋めるように、いろんな話をした。土屋さんが亡くなってから、場ができるというのもなんだが、なかなか会えなくなってくるものである。土屋さんがいれば、もっと熱い話になっただろう。生前、FBで散歩されていたところが投稿されていた。少し歩いてみた。都城の町がきれいに見えた。一新塾で出会えたこと、ほんとよかったと思っています。土屋さんに、みんなで「献杯」して別れましたが、これからも天国で見守ってください。本当にありがとうございました。

 

農業から飲食業へ

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農業から広がる世界

農業を入り口にいろいろ考えてきて、行動もした。農業支援からはじまって、加工・飲食への広がりの中で、学術研究においても拡張せざるえなくなってきたというのがある。農業は生産の部分であるが、加工・飲食販売になると、やはり違う領域として、理論立てた計画が必要になる。あれこれ思いながら、農業を核とするならば、「食」、「医療」、「福祉」、「畜産」、「雇用」・・・・、様々な分野で連携や相互補完できる。農業ビジネスのあり方、そしてその考え方にもう一度、捉えなおして構築していくことが必要と考えている。ひとまず飲食業の連携の中で、僕なりの整理をしていきたいと最近思っている。

100人読めば、100人の答えがある

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読み手の自由

ロラン・バルトは「テクストの死」ということで、書き手のテクストが離れた瞬間、書き手から読み手へ読解はシフトし、テクストの解釈は読み手の自由になるという。つまり、書き手の想いが読み手に伝わるかどうかはまた別の次元の話になるということで、この本は国民的作家である漱石の読みに対して、幅広く読み手の面白さを伝えている気がする。小説をすべて読む必要はないとか、わからなくてもいいとか、読者の興味はいろいろあって、自由に味わっていけばいいという文学の醍醐味を教えてくれている気がする。子供も一定の歳になったら、読ませようと思う一冊であった。文学はやはり面白い、そして心を豊かにさせてくれるものである。みんな研究者になるわけではない、読書は楽しめばいい。ほんとにすべての本がすべて理解しているとは限らない。

出馬に関する今の私

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時期もきたので、少し思いを

今でもたまに言われることがある。「もう政治には挑戦しないか、出ないのか」という話。特に前回、出馬した海田町に関して。結論から言えば、もう出ない。この前の選挙で民意は明らかになったと思っている。だから町政にも口を出さない、地域に距離を意識的において生活している。海田町に関しての活動はほとんどかかわらないつもりだし、口を出す気もない。そんな思いでいる。前回、補選があって、声がかかった。それはそうだ。16人にしか通らない選挙で1人だけ落ちたのが僕なわけだ。当時、3番目の子供が生まれる時期もあったことや、切迫早産の可能性もあって、あたふたしていた。しかし声がかかったとき、揺れなかったことはないが、政治を断ち切って、経済界で奮闘していくことを決めていた。経済界に思いっきりアクセルを踏みながら、教育・研究の分野も再発進をしたところでもあった。それは個人的な思想としても、政治に関してはなかなか難しい。自分の想いと民意が異なっている場合、やはりそれが世の中の人が求めていることであり、その代表者がしっかりとその民意を汲んで、町の反映を一生懸命やっていけばいいのだと思う。もう僕はその役割を担う人間ではない。だから違う場所で、社会に貢献できる場を探す。ただ海田町以外で、多くの人に望まれ、ここで力を発揮して、地域貢献できるような場があれば、捲土重来を期すこともあるかもしれない。ひとまずは今の僕の体制を立て直すこと、まだ全然たてなおっていないんだな、これが。僕はひとまず出ないので、あれこれ噂好きな町であることないこと、好き放題(公務員でも政治参加してやっていたのはかなり驚いたが)、言う仲間には僕は入らないし、皆さん、どうぞと。選挙出馬はいい経験として、これからの人生に深く刻みながら生きていきたい。そして、僕に前回、投じていただいた有権者の方には感謝の思いでいっぱいである。必ず他の分野で社会貢献することで恩返しをしたいと思っている。半年切ったので、候補者の皆さんには是非頑張ってほしい。

論文作成法

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論文を書くとは何か

実家の本棚からかつて使っていた書籍の背表紙をみて、持って帰って再度読んでみた。こういったものを下敷きにやっていた気がするが、どうも自分流になっていたことがあるなと痛感。非常に参考になりました。この本には、過去の自分がラインマーカ-が引っ張っており、注意しながら進めていたのかと思う次第。どのように論文を書くのか、レポ-トをどうまとめるのか、入門的な手引書でわかりやすい。今、読んでももう一度フォームを整えようと再認識したものでした。歳をつれるにつれて、誰も教えてくれない。だから自分で学ぶしかないのだ。

空気の研究

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蔓延する空気に水を差す

小池東京都知事がマスコミ対応をしているときに、言っていた本でやっと読むことができた。空気による人間社会の支配を考察している。その場の空気によって、左右されるされながら翻弄されていることを見事に描いている。よくよく考えると、その場に包まれた空気によって、雰囲気かな、大きく影響する。先日の日本シリ-ズでもそうだ。空気によって、情勢はかなり変わっていった。人間社会の多方面の場面で、そう感じるときは多いと思える。それにしても小池都知事から学ぶことは多い。レトリック感覚というか、背景にあるものをとらえて、現実を打破する。空気もあるが、水についても書かれているので、読んでみるといいと思う。