ファイナンシャルプランニング

昔の書籍から

初学者の入り口

たまたま昔、勉強した本が出てきたので、思わず読み直した。放送大学のテキストである。放送大学は科目数も豊富で、初学分野にはもってこいなので、つまずいたり、入り口で勉強を始めようとするものは、放送大学のテキストのコーナーに行って探したものだ。テレビ、ラジオでも無料で講義も見たり聞いたりできる。なので、フォローもできて、本当に便利だった。MBAのときに最初、ファイナンスがわからず、購入した記憶がある。今読み直しても、たぶん入り口とは言え、深いこと書いてあるので、すべて当時分かっていたとは思えないが、何とか理解しようとはしていた。ファイナンスに関しては、他にも読んだ。わかるようになった。使いこなすというところまでは行っていないかもしれないが、蘇るように復元できる。やはりわからないより、分かった方がいい。世界も広がる。そんなこんなで約20年前のものを読むと、「あの日、あの時」が懐かしくもある。何かと必死だったのだろうと思うなあ・・・。

お金の流れ

ブロックパズルで把握

診断士や経営コンサルタントが好んで、ブロックパズルによってお金の流れを把握させ、決算書を読む技術を伝えている。売上から変動費と固定費を引くと、利益になるが、その利益の見方である。たとえば、10の利益が残っているとすれば、そこから税金を払う。3としよう。そうすると7が残るが、いわゆる税引前の利益。そこから減価償却の繰戻しを行う。キャッシュの支出がないからであり、お金が手元に残る。仮に5を足すと、7と5を足して12になる。そこから返済があるわけだ。借入に返済は経費ではないが。税引前の利益から支出がでることになるので、仮に6とすれば、12から6を引いて、残り6。ここから個人事業であるとすれば、生活費たるものがでるわけだし、次の経営資金に回すようになるが、お金の流れ、増減、動きをたとえ、ブロックパズルでなくても、経営者はそこは把握して理解しないといけない。会計が苦手な経営者に伝える一つの術と思うが、いずれにせよ、経営者自身が勉強すべき課題で、人任せにならないということ。参考に読んで見てたらいかがだろう?

 

60代を豊かにする「50代でやってよかった習慣」

人生のステージ

ネットでこんな記事を見つけた。50歳がだいぶ近づいてきた人間からすれば、60歳なんてあっという間である。年々、時間の経過が早くなっている気がする。その記事によると、①ひとりで過ごすことを習慣化する、②SNSブログで人とつながる、③日ごろから体を鍛える、④財務計画の見直しだそうだ。②に関してはむしろやめようと思っているので、別の意見だが、①に関しては、常日頃思うことが多いので、共感。③については、50歳に入ってからフィットネスなどは通おうと考えているので、これも共感。④に関しても、もう少し考えないと思っているので、これも共感と概ねそう思うことである。②に関しては、SNSのデメリットの方が目につくようになり、これはちょっとなあと思うことが多い。そんなこんなでいろいろ人生考える年頃になりましねと思いますよ。

何事も勉強である

お金の勉強

息子と株式投資の話をしたが、やってみるものいいね!と珍しく息子が乗り気である。好奇心は旺盛である方なので、こういう面はしっかり伸ばしたいと思う。なにせ僕の子である。小さく差育ってはいけない。あれやこれや考えるが、やらせてみるのが一番いい。案ずるより産むがやすし。どう勉強するのかというのもあるので、その辺の進め方は考えるにしても、とてもいいことなのではないかと思うのだ。お金の教育は2022年度から教育面でも強化する方法で進んでいるが、実際は教える人がいないのも現実か。いるけれども、学校現場には入っていかないのだろうと思うので、ここは親の出番かとも思いつつ、楽しみになってきたというのが僕の所感である。

 

掛金の引き上げ

先延ばしか?

iDeCoは公的年金に上乗せする、老後の資金づくりのための年金制度であるが、どうも掛金の引き上げの検討に入るようだ。75歳まで運用できるようになったとか、これをメリットと考えるかどうかもあるが、掛金を上げることはお金持ちにはいいが、それだけ掛金がかけられるのかとあるが、歓迎すべきかどうなのか疑問である。つまり、今の公的年金ではままならないということを裏返しでアピールしている気もするし、これだけ物価が上昇していることを踏まえると、問題を先送りしているだけのように思う。うがった見方だろうか。気になるのは引き上げ額である。まあ何か嫌な予感もしている。

投資と働き方のコツ

リアルに迫ってくる年齢

昔読んだ本を引っ張り出して再読した。榊原正幸先生の書籍は結構、読んでいる。青山学院で教授を長らくされたようだが、早めにリタイアしている模様。そもそも経済的自立と早期退職でライフを充実されることを実践されている。この本で紹介されている世の中の仕事は3種類に分けられ、①好きな仕事、②イヤじゃない仕事、③イヤな仕事であるといい、できるだけ40歳から45歳までに②にということを推奨している。その上で「お金の事由」を獲得して、一生困らない資産を築く。投資を通じて、その資産形成をし、好きなことをして生きるのだと。なかなかそう思いながら、それが達成はできるかどうかはわからないかもしれないが、将来へ向けたファイナンシャルプランニングもしっかり考える必要はある。株式投資、NISA、IDECO、金、不動産・・・・。各種いろいろ選択肢はあるが、どこに根を張り、継続するのか。僕も60歳まではあと13年であるが、生き方もどうなんだろうと思うことは増えてきた。果たして答えは・・・風に吹かれているのか。

60歳までに「お金の自由」を手に入れる! (PHPビジネス新書)

家計へドロップキック

負担増は加速する

あらゆるものが値上げである。電気代もまた上がるそうだ。42%増になると、10000円だと14200円になるし、50000円だと71000円ということになる。賃上げも大手だけであろうし、中小零細はさらに厳しい社会へ加速する。使えるお金の絶対量が極めて少ないのだ。今は動かなかければならないことも多く、出費がかさんでいるが、どう考えてもこのままでは家計は破綻へ進む。食材費もえらいもんだし、うちでいっても、だんだん子供は大きくなっていく。うちだけはないだろう。それにしても電気代。電気代は生活インフラであるので、ここを大幅値上げをされると、立ちいかなくなる。ここは政治の力っていうか、「最低限度」という線が必要ではないかと思うのだが・・・・。

最近の読書

教養もかねて

お堅い学術書籍や論文を読むばかりではほんと疲れるので、一般書で読みやすく、教養が高まるものも読むようにしている。もともとファイナンシャルプランニングは非常に興味を持っている分野であり、大学でもぜひコマをもたせてもらって、講義も受け持ちたいのだが、楽しく読めたな・・・。この前、たまたま時間があったので、じっくり本屋を回ったときにたまたま見つけて読んだけど、わかりやすく、おそらくヒントを得られると思う。本当はもっともっと読みたいと思うが、時間に余裕がないのが今の僕。時間はうまく創造したいけど、利活用がよくないのは僕の欠点でもある。

 

一般向け講演

12年ぶりに

地元の東広島商工会議所に呼ばれて、12年ぶりに講演をさせていただきました。クラウドファンディングの話はまだ続くのかと思いつつ。クラウドファンディングの中でも投資型クラウドファンディングの話が中心にいつもしゃべるけれど、今回は購入型を中心にお話。まあ疲れました。いつも学生向けにお話をするので、一般向けに対しても授業のような感じだったといわれるが、まあその辺はおおめに見てほしい。

まったなし

リアルに投資

榊原先生の書籍を久しぶりに読んだ。大学の先生を辞められていたのはびっくりしたが、自分の人生のリタイアを計画的に推進し、投資により貯蓄を増やし、いわゆるFIREの状況を作っているようで、うらやましさもある。科学的な手法による株式投資の指南であるが、ほんと待ったなしの状況になっている。物価高は続き、日本も貧乏な国になっている。仕事がまだあればいいが、だいぶ状況は変わってくるのではないかと推測する。何か次の手を自分自身もと思うが、金融教育をもう少し早くから体制づくることも必要ではないかとほんとに思う。