右脳

6次産業化プランナ-更新せず

プランナ-の4年間、思うこと

平成24年からお世話になった農林水産省の6次産業化プランナ-の役の任務を終えました。更新のお話もありましたが、ここで一区切りになりました。6次産業化の活動はいいと思っておりますが、制度にあてはめていくのは無理があるのではないか、それをサポ-トしていくというのもどうかと近年、思っていました。「地域を守る」という一つの手段が6次産業化というのは否定しません。しかし、6次産業化が重荷になってきているところも聞きます。小さな農業法人だけど、僕らのできるのは「これだけ」ということで、その部分はしっかりやってもらい、その母集団を多くすることの方が持続的な農業に繋がるのではないかと思います。6次産業化により、多くの担い手となる若手の参入が見込め、やっていけるところはぜひ、挑戦していけばいい。しかし、案件も酸くなってきていることから、世の中の流れはそうではない気がします。いずれにせよ、6次産業化プランナ-としての活動は終わりました。農業支援はこれからも続きます。素晴らしい方々に恵まれました。どうもありがとうございました。

★6次産業化プランナーとは、6次産業化に取り組む農林漁業者の皆様の相談に応じてアドバイスを行うため、6次産業化サポートセンターに登録された専門家のことです。6次産業化サポートセンターは、6次産業化に取り組む農林漁業者等の皆様の相談窓口として、全国に設置されており、相談内容に的確に対応できる6次産業化プランナーを派遣し、課題の解決に向けて具体的なアドバイスを行います。

農業体験、とうもろこし農家編

 

 

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昨年に引き続きトウモロコシ農家へ

今年もとうもろこしを取りに伺ってきました。昨年、とうもろこしを食べる人、食べる人、ファンになるスイ-トコ-ンに久しぶりの再会です。息子は去年のことを覚えており、楽しんで収穫も食も楽しみました。糖度20度ともあるとうもろこしはほんと絶品。今日の収穫は今日食してほしいとのこだわりもすごい。すごいというのが当然かもしれないですが、朝3時にはとうもろこしが呼吸をしなくなってくるそうで、だんだん甘みが薄れてくるとのこと。この時期は5時から収穫をするそうで、今日も3000本の出荷とおっしゃっていました。ぜひ一度みんなたべてもらいたい、超!推薦のとうもろこし。今年は7月末までだそうです。恵様、どうもありがとうございました。

トマト農家へ

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絶品のトマト農家へ訪問

御縁あって、トマト農家へ訪問をさせていただいた。甘いという味もあるが、これ以上に興味を持ったのは、トマトの皮が厚い品種であり、お宝トマトや悪魔トマトとまた違うトマトである。年間出荷もできる体制と量がある。東広島市に新しい発見を頂いた。このもので、ジェラ-トもやりたいと思っている。

今こそ漱石を読み直すべきだ

漱石の残した言葉

漱石が亡くなって100年。何かと気になっている存在だ。そもそも漱石を研究対象としただけに、どうしてもやり残したこともあるし、今、読み直しても新しい発見が漱石の言葉にはある。今回、夏目漱石、現代を語る という社会評論集の解説付きという文庫が発刊されている。小説なら読んだことある人は多いと思うが、なかなか「道楽と職業」(1911・8・13)、「現代日本の開化」(1911・8・15)、「中味と形式」(1911・8・17)、「文芸と道徳」(1911・8・18)、「私の個人主義」(1914・11・25)といったものが収録されているが、読んだことがない人が多いのではないだろうか?改めて読んでみると、現代に生きる言葉がちりばめられており、漱石の魅力を再発見できるような気がする。漱石に向き合う機会がどうしても増えそうだ。それだけの価値がある。

久しぶりの学会報告に向けて

農業簿記の記録、原価管理表から学ぶこと

今年の1発目の学会報告は、日本簿記学会の関西部会で今週末に報告予定。4年ぶりである。学会の趣旨から簿記の領域を中心とし、記録と記帳といったところを焦点とすべきである。僕にとっての研究では、簿記に関しては一定の整理がついたと思っている。簿記をさらに突っ込んでということではなく、①簿記、②経営分析、③資金調達といった流れを考えると、簿記活用の位相をどうとらえるのかを整理する位置づけを確認できればいいと思っていたが、ヒアリングを重ねた際、改めて簿記周辺で気づいたことがあり、今回、報告整理をしようと思っている次第である。学会に行くと、学者先生は何とか教授、准教授などの方には優しいが、我々、社会人や学生にはかみついてくる。素晴らしい方もいるが、どうもならない人もいる。公平にはならないものだ。特殊な世界。そんなこと言っても仕方ないから、やってみよう。でも学会運営などは大いなる疑問や不満もあるので、それは少しこの場で書いておきたいと思っている。さあ4年ぶりの簿記学会、もう少し勉強して臨むとする。

農業会計研究の責任

それでも研究を続ける意義

農業会計研究に携わって、結構な時間が経った。僕の研究卒業記念に学会報告をして終わりをと考えていたが、そこから日本簿記学会の部会のお話をいただき、多くの研究者の方々とともに研究させていただいた。その内容は思いのほか、評価が高く、学会賞までいただくことになった。もう4年前の話である。力もないままに進んだ研究生活だが、改めてそれを思いなおすと以下のように解釈をしている。思いのほか、農業会計に深く向き合うようになったが、一定の成果を得る、残すことで、課題解決に向けた一歩を踏み出すという点で、僕の研究する責任があるような気がしている。正直なところ、農業よりも他の分野の方が得意であるし、他でやってみたいことはたくさんある。しかし、農業会計そのものを深く研究する人が少なくなっているのも事実である。そして会計の役割はさらに重要視させていくと思っている。その意味で、簿記という極めて地味なところから財務会計、管理会計と幅広く何らかのヒントを与えられる機会を創出できればと思う。それは不完全な段階でもいい。それに怖がらず、批判と共感を得ながら、学問の進歩があればいい。ひとまずは研究は楽しかったが、生産性を追われているので、しんどくなっている。それでももう少し研究を残す必要、そして意義があると思っている。

主人公はいない

文学って何だろう?

昔、一度だけ佐藤先生の公開講座に参加したことがある。漱石の「三四郎」の話だったが、「三四郎はかわいいですよね」とおっしゃれたとき、女の読み手で、読みが違うんだと驚いた記憶がある。今回、たまたま目にして読んでみた。「主人公はいない、文学って何だろう」 という本。文学という学問を始めるにあたって、非常に読みやすいと思う。また文学部に進学した生徒が、就職相談する話もあったが、どこの大学でもあるのかなと思うような出来事。<語り>の人称の話から、文学が見えてくるものがあるに違いないだろう。新書なので、すらすら読める一冊。

文学研究、最後の砦

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文学の死滅

長年、文学研究を支えてきた岩波書店の「文学」が休刊とのこと。学生時代、大変お世話になった雑誌であるが、学際的な場がまた一つ消えた。ぎょうせいの国文学もなくなり、いよいよ文系の学問の後退は著しい傾向になるだろう。これは序章に過ぎない。文学の場の復帰を夢見ている僕は、寂しくて仕方ない。

 

東広島市園芸祭り

野菜のアイスクリ-ム屋、「サザエスタイル」

2011年に野菜アイスクリ-ム屋を開店して、今は卸とイベントのみであるが、毎年、出店している東広島市志和の園芸センタ-のお祭りに、露店を出店している。土日の2日間、多くの人にご愛顧いただき、大変ありがとうございます。花の苗や野菜の苗、農業、園芸体験、家庭菜園のアドバイスなど、いろんな催しもある。土曜日はあまり天候に恵まれなかったが、無事2日間、執り行うことができた。露店にでると、毎回勉強になる。これはなかなか体験できないことだ。毎年だが、少しずつ提供の仕方を変えたり、新商品を出したりと変化しながら、やっている。来年はまた新しいものを出したいと思う。関係者のみなさま、ありがとうございました。

農業体験、原木しいたけ編

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安芸津の山にて

できるだけ子供には体験をさせるように育てている。幸い、農業者とのお付き合いから、こうして子供たちにも農業体験をさせることができる。今日は原木しいたけの収穫をしました。また、タラの芽や蕨などの山菜もたくさん採って帰れましたが、非常に充実した1日となりました。食育にもいいし、育てている人々とのつながりや生産現場を知ることはとても大切です。今日の訪問は、東広島市安芸津にある、シンセイファ-ムさんです。どうもありがとうございました。