右脳

農業会計研究、古い書籍に当たる

1951年発刊、現代の農業経営入門-その分析方法入門-、桑原正信、貝原基介著

それにしても古い書籍を手に入れた。1945年に終戦といえば、その6年後の本である。大槻先生の京大式農業簿記(1912年)からすると、こうした会計情報からどのような手がかりを得られるのかを知りたいと思うのは、当然の帰結かもしれない。やはりこの時期-もっと先もそうだが-は、個人農家を焦点としたものであり、経営と家計の分離といったところがフォーカスクェッションと思える。あまりにも書籍がぼろぼろすぎて、ページをめくるとやぶれそうだが、この時期の重要な資料ともいえる。桑原先生はその後、農業経営の分析の書籍を出されており、僕も何冊か持っている。何かいいヒントが得られないものかと思うものである。研究は孤独である。

ブログを始めた理由

正月の集中休みでの読書

前々からブログをやるべきだということはよく言われていた。文章を書くことが好きな方だし、こうしたことは苦痛ではない。講演のご依頼もいただいたりするようになってきたので、何等かメッセ-ジを残していくべきだと思い始めていた。加えて、大きく動かしたのは、平野敦士カール教授のプラットフォーム戦略に共感を得たことが多い。お財布ケータイを考案された方で、現在は大学院の教授もされている。どこかで詳しく書いていくと思うが、興味のある方は、師の著書を読むといいと思う。

農業会計研究、研究の途中

地道な作業と行き詰まり

農業の管理会計に関する論文を書く算段になって、あれこれ文献をみているが、先行論文が少ない。結局、僕の生まれる前、約50年前に残された論文を手掛かりに考えているが、財務会計もそうだが、それ以上に管理会計はどこまでの領域でといったところが完全に分かっていない。ただ一つ、調べていてわかったことは農業の経営構造の変化が会計に反映し、変化がドミナントに推移したものになっていることがわかった。当たり前といえば当たり前だが、言葉に残していくことがやはり必要なのだ。もう少し調査してみるけど、研究の空白が大きいのはなぜだろうか?けん引した先生の影響だろうか?世の中に必要ではなかったのだろうか?見えるようで見えない・・・。

小さな春~農家の訪問で見つけました~

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つくしを見つけました

東広島市にある野菜農家さんへ訪問してきました。息子と娘も連れて行ったわけですが、散歩道、つくしを見つけました。春になってきたなと感じるとともに、こうして子供らと季節の変わり目を体験できること、やはりいいなと思うわけです。

漱石展、100年後の今

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特別展「100年目に出会う 夏目漱石」

漱石が亡くなって、100年。かつての文学少年の僕は、漱石を研究していたわけである。多忙であり、その100年の今に気づかなかった。100年は世紀という1区切りの中、漱石の『100年』というワードは、現在にも生きるものと感じてならない。改めて漱石に向き合うことになりそうだ。さて、過日、神奈川県にある神奈川近代文学館で漱石展が始まった。漱石の激動の人生の中で、やはり現在に通じる、そしていつも新しいという気がしている。今年は漱石の1年になるだろう、そしていろんな場所でこうした個展が開かれるだろう。39歳で作家デビュ-し、その100年が今年。岸保宏はその39歳である。

利き酒かりんとうプロジェクト

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香木堂がお菓子を作り始めたのは2009年。
地元の農産物や特産品を使い、極力添加物を使わずに製造するかりんとうを作っています。
その中でも地元の特産品の代表格―西条銘酒の酒粕を使った酒粕かりんとうが主力商品です。
このプロジェクトは香木堂でお作りしている西条五蔵元の「利き酒ならぬ利きかりんとう」を 全国の酒蔵の「利き酒ならぬ利きかりんとう」で地域の活性化、さらには日本酒文化の継承や発信に繋げていこうというのが狙いです。
そこで新しくホームページを立ち上げ香木堂のかりんとう作りを酒蔵の方たちに向け発信していきたいと動き始めました。 続きを読む