2017年 の投稿一覧

研究者の資質

昔、言われたことの正解

研究者の資質はたくさんあると思うが、昔言われたことで確かだな思うことがある。「独身」であるという条件。哲学者の多くは、カント、デカルト、キルケゴ-ルなどなど、みんな独身で、やはり研究をするということは命がけである。孤独に耐え、文献を読み漁り、ペンを走らせる。これ、やっぱり必要なんじゃないかと思う。結婚が邪念とは言わない(僕も既婚者である)が、それだけ研究の世界は甘くない。それに没頭していかなければいけないということだ。思考することのつらさはやはりある気がする。絶対的な時間確保が少なくなるのも事実だろう。それは、1日24時間しかない、人間の現実。これを物語ってきている気がする。学術研究をすると、ふと思うことがある。過去の言葉が身にしみる。あのときは今、こうなるとは思っていなかった。でもそれは正解な気がしている。

 

チュ-リップ祭り

花には人を幸せにする可能性がある

GWのスタ-トは、世羅高原農場から。近年、お客さんもかなり増えている気がするが、ちょうど満開のチッ-リップを見ることができました。農地所有適格法人(かつては農業生産法人という呼称であった)がこのような観光資源を作ることは大賛成である。そもそも世羅町は町ぐるみで6次産業を推進し、全国的にも有名な事例として知られている。今、ある地域資源をどう活かしていくのかは参考になる。東広島、竹原、呉あたりにこうした花が楽しめるところがあってもいいと思う。このぐらいの規模で。

 

農事組合法人の新たなる挑戦

自分たちの作った米で日本酒を

日ごろ、お世話になっている農事組合法人ファーム・おだから日本酒を頂きました。自分たちの育てた酒米で、日本酒を作り、小売り事業を進めていきたいとのこと。酒販免許などわずらしいところはあるが、酒どころの東広島市から農業者が連携してやることは非常にすばらしいと思っている。同法人は6次産業化の認定事業者で、米粉のパンでいち早くとりくんだところである。次なる展開も楽しみで、その一環に日本酒がある模様。長期休みでも飲んでみたい。

 

クラウドファンディング再考

 

事業者が熱い思いで投資家に訴える!

クラウドファンディングが確かにメジャ-になっており、地域社会にも範囲を拡大している。組成支援をしていて思うのが、事業者が頑張らないといけない、熱い思いで自分はどうしたいから、お金を集めて、目標を実現していくのかという課題を本気で取り組まないと、うまくはいかない。どうもその意欲や熱意が足りない気がしている。うちの会社自身が挑戦して、4時間で集めることができたが、これがゴールではないので、次々と展開を進めるように動いている。情報の発信、事業展開・・・、自分が主役、クラウドファンディングは魔法の産物ではない。商品プロモ-ションをどうするのか、もう一度、考えてみよう。

 

子供とお金

祭りのお手伝い

イベントの際に、子供も楽しんでお手伝いをしてくれる。「アイスクリ-ム1つ350円」と教えて、2個、3個といったときに、700円とか覚えているものの、おつりをいくら返せばいいというのはまだわからないようだ。だから、少しお客さんがひいたときに、500円玉一枚で、100円5枚と同じだよとか、教えてみた。全部理解しているとは思えなかったが、実際販売しながら、こうなんだともっとわかるようになればいい。お客様とお話をして販売することは好きなようだ。息子は商才がある気がする。

 

MAPSの続編

楽しんで学ぶ

内容は半分が地面の下から地球のマントルの中心までの間にいろいろなものがあるってことを、MAPSの前作と同じような形で説明が加えられている。MAPSのそうだが、最初の興味をひくという点で優れていることと、さらには中身も子供にとって面白くわかりやすく記述があり、いい知育の本である。僕が本好きというのが大きいと思うが、本に対する投資はそうは思わない。いろいろの角度から勉強していけばいいと思う。本屋で見てみるといい。

 

使える一冊

中小企業の財務管理

大企業偏重の書籍が多い中、中小企業の財務管理に焦点をあてた一冊。大学で講義をいざしようと思った際に、中小企業向けのものがないということで執筆したそうだ。中身も、非常にかみ砕いて書いており、学生や会計実務者の初心者向けに役立つと思う。坂本先生の「会計で会社を強くする」という考え方は、大きくうなづける。会計が経営の根幹を為すわけだから、しっかりとした柱を作るべきだと思う。こうした考えの普及、会計軽視の経営者にはもう一度、立ち止まって考えてほしいなと思う。

 

郊外型の6次産業

 子育て世代の遊び場

湯来町にある久保アグリファ-ムさんへ家族で出かけました。乳牛で6次産業化をした成功例ともいえるところでしょう。遊具や広大な牧場、牛、やぎと近くに触れ合え、近隣の雑貨や食の露店による地域の協働。すばらしい取り組みと思います。多くの人でににぎわっていました。湯来町自体がこうしたちょっとお出かけして、遊べる街の雰囲気をつくっているような気もします。東広島市の福富町もそうでしょう。十分な充電ができたので、今週はバリバリやります。農には魅力満載です。

 

飲みをやると一つ飲みが増える

山菜・蕨・BBQ

先日のお花見で、原木しいたけの山に行きたいと言われ、じゃあ去年も山菜や蕨をとりにでかけたので、山へ行こうと有志で行きました。初参加の人はこの山に来れば、えらく驚かれます。そう、手がよくかかっており、なかなかできるものではありません。体験型で楽しめるこの山は、子供も喜んで遊べて、心地の良い場所。先週に引き続き、BBQで一杯。桜もまだ見ごろで素敵な時間でした。子供との時間は絶対必要。そして家族。

飲食店の実態調査

飲食店の会計は如何に

飲食店は身近な存在である。衣食住の根幹にある一つの柱である「食」である。学術研究をみてみると、製造業や建設業などの業種を対象とした研究はよくあるが、意外にも飲食業の会計研究はあまりない。それに加え、この分野は未開だけではなく、飲食は科学的にやらなければ生き残りがなく、会計層があまりにも大きいこともわかってきた。ヒアリングも5件目になってきたが、それぞれに特徴あって面白い。飲食は大きな市場である。どこまで学者の中で認知されるかわからないが、ひとまずやってみようと思っている。農業にも役立つに違いない。