右脳

ひとまずの終わり・次のスタート

半年の軌跡

東広島FMで毎週、放送してきた「農業のカルチベート」が昨日で終了しました。以前にも書きましたが、広島FMへ舞台が移ります。農業の問題を農業者だけではなく、その取り巻いている関係者も広く捉え、ゲストに呼んでお話を伺っていく、議論していく番組を構成しました。ラジオという音声メディアが見直されるという僕の目論見と、こうしたものを積み重ねて価値を作っていけるのではないかと思い、続けてきたが、なかなか面白い化学反応にはなってきたと思います。音声メディアは遠くの人を呼べる(電話でつなぐ)ことで、ゲスト招聘のハードルを下げたし、ゲストの幅も広がることで番組を面白くさせた要因になったと思うところ。やってみてわかることは多かったように思います。昨日は、すき焼きパーティーで打ち上げしました。これからまた新しい発信をすることで、どうアソシエイトできるでしょうか?来年度の新たな動きが始まります。

ラストステージ

旅立ちの時

2020年9月から始めたFM東広島「農業のカルチベート」は3月末で終了します。僕は昨日で最後の出演となりました。ようやく慣れてうまく進行できるかなと思うようになりました。さて、じゃあ今後、どうするのって話ですが…‥、なんと広島FMへ移籍。

4月より広島FMへ引っ越しします。毎週第2・4木曜日 10時15分~俊山真美・神原隆秀のGOOD JOG内 廣島農人「農業のカルチベート」 初回放送は、4月15日スタート!になります。http://hfm.jp/blog/good_jog/ 

地元の局であるFM東広島で名残惜しいところもありますが、県下全域にこれまでの熱いトークを継承していきたいと思います。ラストショットにパーソナリティーの追分由美子さんと。いつかまた番組やりましょうね!来年度もしかけていきますから。来週、30日の放送がひとまず最後です!ぜひ拝聴いただけると幸いです。

告知のブログになりましたが、2021年、新たな鼓動、未来へ響くように!

 

 

理解の促進

板書の方法

来年度から大学の講義もあるので、どう授業を進めるのか、結構考えている。実践してみようと考えているのは、パワーポイントをなるべく使わず、板書を使い、学生に書かせる。書かせるといっても書く価値のある板書にしたい。思考をしつつ、理解が促しながら進める。こういうことを考えている。つまり、分かった気にさせるのではなく、本当にわかるという次元へ。最初で躓くか、進めるかは教師の力量にかかっているのではないかと思い、たまたま見つけたこの本へ。分野は異なるが、ずいぶん参考になった。ちょうど小学校の国語の教材をもとにかかれているので、息子とも話してみたが、学校ではこの本で指摘されているような「羅列型」板書であるようだ。板書はどこまでできるのか。非常に考えている最中である。

 

農業法人の取り組み

今日の日本農業新聞より

香川県の高校の学食を農業法人が受託して、事業をする。この動きはもっと全国的に進めたらどうかと思う内容だった。新鮮な食材を自らで調理して提供する。また販路も雇用も確保、学食なので、現金化が早いなど、メリットが多いと思われる。もちろん経営になるので、苦労も出てくるだろうが、学食となるとある程度、事業計画は立てやすいのではないか。また農業法人の生産部分での収益化だけでなく、「違う」部分での売上を確保できる。そして地域との協働という意味合いでもいい取り組みではなかろうか。学生の農業への関心も高まり、いい相乗効果に期待する。話を聞いてみたいなと思う記事であったので、紹介しておきたい。

宮澤賢治と農業

農業と文学-耳で読むー

年末に農業と文学をテーマにしたら、面白いんじゃないかと思い、ラジオでも取り上げることにした。絵本作家の澤口たまみさんとセッションしたわけだが、ほんと楽しい時間だった。耳で読む、すごい名言だった。宮沢賢治は、人の幸せを誰よりも望み、農業、自然にも目を向けていた。一方で人間で必要な自然も知っていたと思われる。農業の件で、ぱっと浮かんできたのは、宮澤賢治でそう語れる人にもなかなか出会えないが、ほんといい機会に恵まれた。澤口たまみさんは宮沢賢治の作品の朗読CDも手掛けている。耳で読んでみよう!

ラジオでの気づき

会計を伝える

ラジオを始めてから、6か月。様々な方をお呼びしてきたが、今回は、福岡大学の飛田努先生 をお呼びした。研究も一緒したことあるし、博士論文にはこの先生なしでは完成することはなかった。先生との思い出は、研究を通じて、論文を読んだといわれて、内閣府からお話がきたことだ。ベンチャー投資減税が3年から5年へ延長になったと変わったわけだが、その重要な示唆をあいただいたということで、その後少し協力できた。さて、今回、農業と会計というテーマで24分やったわけだが、改めて会計を始める人にとって、躓く点と重要な点と短い時間ではあったが、詰まっていたような気がする。来年から大学で会計学を教える身としては、そこをどう伝えるのか、ここを越えないと会計が理解が進まないんだよなと思いながら、時間を共にできた。やはり大学の先生をお呼びすると、話し慣れている。講義を聞いている気分にもなったが、改めて農業会計の面白さも感じる時間となった。コロナでなかなか会えないが、今年は飛田先生ともお会いしたいと思う。

 

常識を疑え!

最近の読書

読書をするのもかなり鈍化している。時間がなかなかない。それでも読んでいないことはない。ネギ農家から紹介されたのがこの本。よく売れている書籍のようだ。素人から農家へ転身し、体験をもとに農業と向き合って、農業ビジネスで考えたことを述べられている。表現は違えど、共感することや、こう伝えればより人に伝わるのではないかなと思うことなど、勉強になった。読みやすい本なので、ぜひ手に取ってほしいと思う。6次産業のことも書かれているが、6次産業の違和感は全くその通り。僕もかつて6次産業の支援をしていたが、結局のところ、成功例が少ない。レッドオーシャンの世界には新たな敵がいるものだ。取り組み自体は否定はしないが、かなりの戦略や覚悟など用意すべきだろう。僕には6次産業を支援し、成功させるだけの能力はない。ただ自分の持つ領域や器の中で勝負していくことを考えていこうとする支援、伴走はできると思う。ここに活路があるような気がしてならない。今日の読書から紹介をしておきたい。

 

メディアの力

昨日の放映を経て

TSSテレビ新広島で、廣島農人の取り組みを取り上げてくださった。テレビに出るのは、ほんと久々のことである。コロナ社会になってからは発信を強めているが、さすがに地上波に出るのは戸惑いもあった。周りのみんなが出ようというのに押された感じになったが、結果的には出演したのはよかったのかしれない。これからの反響である。物事には作用と反作用があるので、それによっていい方向にすべてが出るわけではない。このブログのように、地道に継続的に積み重ねることで、「じわっと」と進む、がんぼチャンネルもそうである。地上波だと劇薬的なところもあるので、荒治療になりがちになるのは危惧する点である。ただ今回の放送を通じて、違う展開も少し見えた。「じわっと」と新たな展開をやっていこうと思っている。ああでもないこうでもないと考えて、前に進んでいきたい。

石破茂代議士とセッション

いい機会に

2020年9月から始めている「農業のカルチベート」という番組に、自民党元幹事長の石破茂先生をお呼びすることができた。国会議員を思い浮かべたとき、農業でぱっと浮かんできたのが石破先生だった。農林水産大臣も地方創生担当大臣も歴任されているので、知識、経験すべてにわたって、一番たけていると思っていたことだ。本人曰く、国防や防衛のイメージがあるのではないかと言われたが、周りもそうらしい。僕だけが異端なのか。集落営農の話を議論したが、さすがのわかりやすさ、いい議論が出来た。石破先生が提唱された「地域マネジメント法人」のことも議論できたし、集落営農の在り方も思い起こすこともあったので、いい機会に恵まれた。快く出演してくださった石破先生に感謝しかない。ラジオやってよかったと思う瞬間である。

緊急事態宣言再び

遅き判断

コロナ拡大がすごくなった。さすがにこの数字が現実に出てくると、インパクトがある。さまざまに影響は及ぼすが、一度、しっかり止めるしかないのではないかと思う。さて、今日の日本農業新聞、一面。農畜産物の価格のグラフ。コロナ渦中の値動きがわかる。家庭消費にシフトされている今、どうなるだろう。いろいろ懸念があり、心配ごとが多い。