
遊び心
もう5年くらい前になる。嫁の実家で流しそうめんをやってくれた。息子が小さかったころで、また大きくなったらやろうという話があったが、開催はされていない。昔は大掛かりにやっていた。BBQにしても、何にしても。家でやるには立派である。お盆中に考えたが、やはりコロナ渦中、家で楽しめることを本気で考えないといけない。遊び心をもって、少し手間でも気分転換になる催し。子供も3人になり、うちもにぎやかだが、外食もだんだん難しくなってきた気がする。生活に潤いをではないが、家での生活スタイルの確立をしていくべきだろうと思う。飲食店のオーナーや料理人など会いたい人も多くいるが、なかなか夜の街のこわさはある。怖いばかり言ってられないが、他人にも迷惑がかかると考えれば、どうしても足が遠のいてしまう。時代は変わってしまった。ステイホーム、どういう時間の使い方をしていくのか、考えていこうと思う。

絆
息子が城に興味を持ちだした。城もそうだが、日本史である。とてもいいことである。日本100名城 を回りたいとこと。スタンプが欲しいだけかと思っていたが、そうではない。日本の歴史や人物といったことも調べているようで、頼もしい。子供のうちにすべてを回るのはたぶん難しいから、大人になってからゆっくり回るといい。今回、広島に住んでいながらはじめて参った場所である。毛利元就の墓がある。今回、地元からというのもあったが、地元以上にたぶん密にはならないだろうという予想のもと、動いてみた。予想どおり我々だけであった。毛利元就が郡山城の築城の際に、人柱に代えて一日一力一心の大石を鎮めたという石の拓本を基にした碑であり、礎石に「百万一心」と彫らせ、これは一日一日を、一人一人が力を合せて、心を一つに協同一致して事を行うことを教えたものと言われている。殊更、今、こうした言葉が響く。絆は青臭いのか、今こそ結集し、未来を切り開かないとと思う。息子のおかげで奮起できる契機になったものだ。是非、100名城はチャレンジするといいと思う。

長女のおねだり
休日、少しゆっくり家にいると、自転車に乗りたいと長女がおねだりをする。近くの公園でも行こうとも思ったが、ヌマジ交通ミュージアム だと自転車もできるしということで足を運んでみた。コロナの影響か人も少なく快適に過ごせたわけだが、自宅から高速に乗ると30分程度でここには着く。スマートインターの沼田ICの乗り降りは大変便利。安佐動物公園に行くにも便利であろう。ここは鉄道や乗り物の展示などもしているが、自転車遊びもできる。そしてクラフトなども催しも多く企画しているので、子育て世代にはいい場所ではないか。費用もそうはかからないし。それにしても、長女に言われると弱いところだ。真ん中のせいか、性格か遠慮がちのところがある。なので、できるだけ子育てにおいては平等にと思いつつ、なかなかそうもならないのが子育てかもしれない。

箱モノには違和感は感じるが・・・
住まいの近くに織田幹雄記念館たるものができて、現在、織田幹雄氏の金メダルが特別展示されているということもあり、息子のリクエストで行ってみた。住んではいるものの、そうはいかないと思い、子供を連れて行ってみたが、建物内は立派なものであった。織田幹雄氏の功績をたどるように、閲覧できるようになる一方、研修室たホールのようなものも備えている。箱モノ行政とよく批判されるが、活用がどうなされるのか、今後の検証に値する。コロナもあるので、なかなかその検証が難しいところはあるが、税金を使うわけだから、その税金の使途がきちんとしたものでなければならない。広島政界がにぎわっているようなことは避けたい。しかしながら、こうした施設も使いようである。こんなに立派な施設を作るのであれば、長年議論された(される?)役場と一体化すればよかったようにも思う。僕は違うアイデアであったが・・・。敗軍の将は兵を語らず。選ばれた議員の皆さんでよりよい地域づくりのための税金執行を考えてほしいものだ。

自分で学ぶ
僕が本好きの影響なのか、うちの子供も本をよく読むほうだと思う。図書館で自分自身で借りてくることもあるし、僕も本をちょこちょこ買っては渡している。以前、息子が図書館で借りてきた本であるが、いい本だなと思って購入した。中身は、家庭にある様々なものを使った図画工作集。この本を見ながら、あれこれ工作をしている。これは子育て世代にお勧めの本である。やはり人に聞くというのも大切だが、自分で調べることややってみることは重要視する。言葉などは辞書で調べるように勧めるし、地図は地球儀で調べるなど、ある種の調べる癖をつけることで、学びの領域も広がるってものだ。子育ても十人十色だが、書籍に関しては多く触れさせたほうがいいように思う。

茶道体験
僕の子育て方針として、いろいろやらせてみようと思っている。もし一度やってみて興味が沸いて習おうと思うのならそれでいいし、やらないという選択肢ももちろんある。強制的にいわばやらせているのは、ピアノ。どこでどうなるかはわからないが・・・。さて、今回は茶道。ご縁合って茶道の先生も存じているが幸い。うちの家族の茶会をご厚意で開いて下さった。着物をきたりと大掛かりにはしなかったが、お茶をたて、お茶を楽しむ。それなりに緊張を子供らもしていたようだが、いい経験となったと思う。実は子供に経験させているようで、僕自身も為になっている。普段やらないことを、やる。そして再学習の契機が子供を通じてということはしばしばある。子供といる時間はやはりかけがいのない時間である。趣味というものを持ち、豊かに過ごせればと思うのだが、なかなか日々のことが優先となる。そうは言っていたら、何もできないから何かやっていく。そういう心境になり、アクションを起こせればいいのだが・・・。

松山にて
松山は何度か訪れているが、意外にも松山城は行ったことがなかった。現存の天守閣として知られるが、なかなか立派な城であった。この時期なので、ロープウェイも家族のみ。密にならないように、配慮があった。また観光客も極めて少なくゆったりと過ごすことができた。別研という大学院時代の有志で年に一度、国内旅行はするのだが、その旅行は城というのは一つのスポットになっているので、城があると気になるもの。息子も日本史に興味を持ちだし、城めぐりは好きなようだ。愛媛県には、宇和島城も現存天守閣がある。僕は一度行ったことがあるが、またの機会に連れて行ってもいいのではないかと思うものだ。

自粛続きじゃしんどいね
一度、訪れてみたかった場所、別子銅山。自粛解禁、夜の酒場は自粛しているが、少し遠出をしてみた。今回は、端出場地区のみ。東平地区は、災害か何かで回れなかったが、鉱山巡りもなかなかんのものであった。鉱山鉄道で少し雰囲気を味わい、鉱山内で少し探索。そして、砂金とり。小さな子供を持つ家族にはいいのではなかろうか。コロナの影響だろうが、人も少なくゆっくりと過ごせた。今度は、東平地区も回りたいと思う。こちらのほうが個人的には興味があったが・・・。高速のSA・PAも平時に比べて、まだまだ少ないと言われていた。コロナも怖さは残るが、徐々に稼働させていきたいと思うところだ。

図画工作は苦手なのです
息子が陶芸を習いたいと言い出して、まずは体験からスタートしようという流れで、東広島市黒瀬町の保田窯へ参りました。以前からお付き合いはありましたが、アトリエははじめて。子供も楽しめるように、いろんな工夫の中、陶芸を楽しむことができました。それぞれ花瓶やコップなど各々の作りたいものを作って、焼き上がりが送られてくるのを楽しみにしたいと思います。息子を通じて、子育てはよく考えます。明らかに息子の方が親よりできるので、親以上の子を育てなければいけない親の気持ちは結構なものです。やりたいことはやらせてみようと思いますが、想定外のことが多く、今回の陶芸はびっくりで、これから教室にも参加していく運びだ。芸術系をやることはいいことだ。僕は余裕があれば、茶道をやってみたいのだが、現役中は難しいかな。心に余裕がなさすぎるから(言い訳でもなく)。いずれにせよ、陶芸もいい時間でした。中屋先生のアトリエ、体験も是非堪能していただきたい。

各所で影響
農業もこうして生産が出ても、コロナで自粛と合っては、体験・観光もできない。だいたい5月の末でいちご狩りの最後になる時期だが、解禁とあって行ってみた。子供も少しずつ外へ出していかなければと思いつつ、かなり気を付けている。もしいちご狩りの予約で密な状態でハウスに入ることになると、やはり今は気持ち悪い。だから予約せず、空いてれば行ってみようということで、子供たちにも内緒にした。幸い、ハウスには我々家族だけであった。かなり農園も配慮している模様で、開園にもかなり気をつかっているようだった。話も聞くと、なかなか大々的に宣伝もできないし、ジレンマが続いている模様。農業にもかなりの影響がある。今回、訪れたのは、廿日市のある田原農園 。甘くておいしかった。体験・観光型を推進した農業の在り方は僕の一押しの考えであったが、コロナ時代、どう農業とも向き合うべきか、生きるすべはと考える。少しあり方も考えるべきかもしれないが、今のところ、名案がない。農業者にも話を聞きながら、自分でできることを考えたい。人と人が会うのが難しいが、できるだけ覗いてみようと思う。
 | 著者 : 農山漁村文化協会 発売日 : 1999-04-01 |