
あれも知らない、これも知らない
落ち着いたら論語を読もうとかカントを読もうとか、ドストエフスキーを読もうとか、いろんなことを思うが、すべてをやるほど時間に余裕がない。だから一つずつ読むものは読むし、勉強するものは勉強をしているが、閑谷学校でブックレットがあるからついつい購入。あいうえお順にピックアップされており、購読用に使われているようだ。少し読んで見ると、深いことが書いてある。あれもこれもと思うが、あれもこれも出来ないのも事実。でももう少し自分のタスクが片付いたら、様々な先人の知恵を読み直す、あるいは読む行為をしたい。若い頃読んでいても本当にわかっていたのかも疑い深い。まあ人生もそんなものかもしれないが・・・・。

世界最古の庶民のための公立学校である閑谷学校
ここも訪れたことのないところをご紹介いただいた。その前に寄った備前焼での瓦の屋根であり、ここでも素晴らしい建築を見た。庶民のための学校で今でも論語を学ぶ機会を設けられているそうだ。この写真の奥に立派な楷の木がある。楷の木は中国曲阜の孔子林の実から育てられ、「孔子木」とも「学問の木」とも呼ばれ、閑谷学校にある2本の楷の木は、大正4年に孔子の墓所から種を持ち帰って育てられたとのこと。樹齢は100年は立っているようだが、秋には鮮やかに色づくらしい。なかなか素晴らしいところにお招きをいただいた。岡山も後楽園た倉敷に目が向くが、見どころのある場所がまだまだあると再認識した岡山の滞在であった。

備前へ
岡山にお招きいただき、備前焼を学ぶ。備前焼は、「日本六古窯」の中で最も古い焼き物。備前市の伊部地区が代表的な産地で、釉薬を使わず、絵付けもせずに高温で焼くのが特徴とされているが、釉薬を使わないというのが際立つ。子供たちに陶芸を学ばさせているが、また違う趣があるものである。街中に備前焼の陶芸家がたくさんいるようであるが、これも素敵な文化継承。自分の住む町にもつながっている西国街道の沿線で、口コミでこの備前焼が広まっていったそうだが、なかなかなものであるので、重宝されたに違いない。伊勢崎先生をご紹介いただき、いろんな話を聞かせて頂いた。岡山と言えども備前は行ったことがないので、いい機会となった。

関税も気になるし・・・・
日産のニュースが気になる。過去最大の赤字になるようだ。ちょっと前にホンダと統合するだのといったニュースがあったが、これもご破算になったことなどの背景をみると、経営状況はよくない、おそらく経営陣にもおごりがあるとか、まあいろいろとネガティブなことが思い浮かぶ。自動車産業も統合が始まるかもしれない。関税の影響は避けられないし、マツダも500人の人員整理のニュースもあったが、だんだんその企業体力はなくなっている。賃上げ、物価高・・・、厳しい話は多いが、果たしてどうなる?日産はかなり厳しいとみる。

ビジネススクールの集まり
29歳から2年間、通った立命館MBAの集まりで静岡に。前日の雨も何とか止んで、ちょうど富士山も見ることができた。来年で20年経つ。30代への突入の不安を持ちながら、大阪、京都に夢を持って通った。MBAが人生の成功手形ではないが、通ってきてよかった道である。あまりにも分野の違うことをやって、ほんとわからなかった。書籍もたくさん読んだけど、やはりあの頃は体力があったのである。本来であれば40歳を過ぎてから入ると、学びも深かったのだろうが、やはりそのときそのときの衝動はある。こんなに長く人間関係も続くなんて思いもよらなかったが、あの2年も僕にとってはかけがいのない宝物。

右往左往
明らかに景気の後退が見える。株価もすごいことになっており、世界中おかしくなってきている気がする。アメリカも国内の生活がおかしくなってくるのではないかと予想する。もちろん日本も多大なる影響があるが、ほんと戦争が始まるのではないかという気がする。歴史は繰り返すのか。もし報復関税をするのなら、さらに物価高も進む。報復関税をしている国もあるが、アメリカの取引も変わってくるだろう。世界のトップリーダーの国の動きでこんなにも変わってくる。関税もほどほどにしないと、みんなが駄目になると思うのだが…。きな臭い世の中がさらに加速した。

装いも新たに
年度が始まった。ほんとに春なのかという日もあるが、春。学生は入学式、社会人は入社式などはじまりである。僕も今年は「動」の年。とにかく変革を向けて、いいスタートを切りたい。その上で、始めることも多いが、一皮むけたキャリア形成を図り、自分自身もセルフレボリューションしたい。それにしても人生とは終わりのない旅である。最近は「欲」も出てきた。もういいやろと思っていたが、そうは問屋が卸さない。ばく進する人生へ。年度スタートです。

手取りUP?
こんな記事を読んだ。実質賃上げともいえる「福利厚生」の充実である。企業も無理やり賃上げの波に押されており、無理も来ているが、実はこの福利厚生の充実は社員にとってありがたいし、いいものではなかろうか。昼食補助、学習補助、フィットネスやマッサージなど。各種いろんな選択肢はあるが、自分の懐からお金がでないわけだから、実質的にも賃上げと言えるし、プライベートの充実をも寄与する可能性もある。賃上げすると、企業負担の社会保険料は重い。そう考えると、こちらの強化の方がいいのではないかと思うが、経営者の方も一考の余地はあると思う。

目がしょぼしょぼ
この時期がほんと困る。外はほんと春爛漫。いい天気なのに、アレルギー。まだ思考力があるからいいけど、だんだんそれさえしたくなくなる。もったいないなと思う。春なのに・・・・。子供の通信簿を見た。なんとも言えないな。いいものもあれば、悪いものもあるんだけど、もう少しできるのはと思うのは親バカか。でもほめてやらないとね。そうしないといかんけど、ほめるのは苦手である。やって見せるしかないと思ってしまう。

487円
論文を書くのに、どうしても大学の図書館は必須である。授業期間は夜間が空いていないので、昼休憩などに借りたい本を最初にピックアップして、それを借りる。そうなると時間もないので、学食に行くのだが、安い。味や質を求めれば、厳しいが、これでカツカレー487円。よく考えると、学費は確かにかかるが、夜も学食は空いているわけで、食費は安く済まれることも可能。自炊の方が安いが、もし水筒を持参し、学校の図書館にこもる。たまたまカレーの例をだしたが、500円前後で食事を済ませると、1日千円。冷暖房も完備し、その間、家の光熱費は軽減する。ずっと勉強ばかりにはならないにしても、そんな日があると、あまりお金をかけず居られる。大人になってこういう施設を使う時、ありがたいなと思う。学生時代にもっと大学施設は有効に使うべきである。これは特権の一つである。