岸保宏

長い休みを経て

コンセプトの辞書

大学院時代からお世話になっている谷口正和先生の新書であるが、毎回、新刊が出るたびに謹呈をいただく。感謝の気持ちでいっぱいである。今回の新刊は、自らの著書を振り返り、整理されたものである。コンセプトの辞書と言っていい。時代の変化を感性的に整理しつつ、新たな価値を見出すデザイン力。圧倒的である。まずこうしてその時その時で、著書にしてまとめ、世に提示して、深化する、進化する。その連続的な営みがこうしたものを可能にする。今の時代、ブログやSNS などアピールできる場は多様にあるが、書籍の良さというのは見出し、タイトルから想起されるアイデアがある。また立ち止まって読み直すこともできる。何度も読んだ本もこの中にはあるが、またもう一度読み直そうと思うものも多々。おすすめの書籍なので、手に取って読んでほしい。

 

著者 : 谷口正和
ライフデザインブックス/ジャパンライフデザインシステムズ
発売日 : 2021-12-12

2022年開幕

静かに始める

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。50歳まであと5年と考えると、この5年は特に重要な気がしています。この数年、コロナもあって思うように進めないものと、新たに獲得した知恵や動きもあったこと、漂流した部分もあったのも事実。しかし、その漂流も新しいスタートの皮切りと考えると、確立していく「いま・ここ」に位置づけけていく作業と考えるべきと思える。宣戦布告ー内に秘めた闘志ーで、大きく展開をしていきたいと思います。これをやる、あれをやるというのは、僕の頭のある。やはり人よりかなりの部分で劣っているし、45歳でできていないといけないことが出来ていない。焦ってもいけないが、ゆっくり急がないとなと改めて思います。素敵な1年のスタート、頑張ります!いい年にしていこう!

2021年棚卸

変化に対応し、リードする

コロナと騒がれて2年。マスクを常にするようになったり、アルコール、消毒などの習慣。嗜好の変化、いろんなことが取り巻いた。今年は思いもよらない職場の変化が大きな出来事だ。忘れもしない9月13日の急転直下、10月1日より新体制など、時の流れに身を任せたと部分と、宣戦布告に対峙する自分の心持といろんな感情の交錯があった。しかしながら、現有の新体制の結束を深めたり、新しいメンバーの加入など、いい変化の中で、新しい世界は広がってくるような気もしている、また今年は、大学の非常勤講師を受け持ったが、教職という自分の可能性に手ごたえを感じた年であった。健康面も大きな病気もなく、生きれたので、2021年の棚卸としてはもうよしとしたい。今年はいろいろあったが、過去との訣別。前へ進み、変化に対応するという踏ん切りとして位置付けたいと思う。

今年のラストの開市

今年の楽しみ

秋口から忙しくなったので、市場へなかなか行けなかったが、今年はよく市場へ仕入れに行った。水産市場を見ていると、どうも心が落ち着くのと、自分が知らない世界を知ることができるといった点で、楽しみでしかなかった。買って帰った魚はとても美味であり、何とも言えない気持ちになる。そして、仲良くなった仲卸の方と話をすると、魚の状況もわかり、楽しいものだ。それにしても、緊急事態宣言下、飲食店を支える農業、漁業、卸売り等の飲食関連事業など多く影響を及ぼした。何とか踏ん張って頑張っているんだと思う。僕らも多くの影響は受けた。年末年始くらい明るい気持ちでいるためにも、ご馳走を食べながら笑顔で過ごしたいと思う。

チョウザメ体験

意外な体験

広島大学の長沼先生のアテンドでチョウザメのフルコースをいただいた。ハッピースタージョン
という東広島の高屋町にある店で食べることができる。土日で空いているようだが、今回は特別な配慮をいただいた。子供らもチョウザメと聞いて、うわっという感じにもなるかとも予想したが、そういう展開にはならず、おいしくいただくことができた。県北で食べるいわゆるワニ料理というイメージで考えていたので、こんなにあっさりとした味、栄養分も高い食材というのもはじめて知ることが出来た。また折に食べに行こうと思うほど、今回の食事は楽しく、いいものであった。一度、行ってみるといいのではないか。写真はチョウザメの漬け丼である。

落合監督から学ぶ

どうやって人を掌握し、動かすか

もともと落合さんは好きな人であるが、改めて今回、僕も周りにあったゴタゴタから人模様をみたときに、「落合博満」が浮かんできた。選手としても監督しても実績抜群であるが、やはり組織論で考えると、「監督」時代の落合さんがどうだったのか、あの強い中日の8年間を組織づくりしてきたことを振り返るように、僕なりに反芻してみた。自主性を重んじるとともに、プロ意識を徹底すること、これは選手もコーチもある。中途半端な妥協はせず、向き合う、取り組む。やはり覚悟と決断に勝るものはないのかと思ったものだ。あと監督という立場にも執着していない分、逆に人を惹きつけるのかなとも思いつつ・・・。なかなかこういう人はいないだろうな。

 

著者 : 落合博満
ダイヤモンド社
発売日 : 2011-11-17

新しい動き

蘇る記憶、そして

まさか日本語教師として求められる日が来るとは思いもよらなかった。芸は人を助けるのか。20年前の日本語ブームは再来しているようだ。国際化の動きにマッチした資格であり、仕事かもしれないなと思うが、まさかまさかである。資格ホルダーである者の遠い昔の遠い国の話で、右を向くのか左を向くのかさえわからない。ただ求められるもので、できることは受けていきながら、真剣にやる。これしかないと思う。昨日と違う自分に出会えるかもしれないと思い、明日を作る。来年からまた新しい拠点ができ、自分がそこにいる。開幕まで準備をしっかりしたい。

訣別の時

 

また引っ越しになったけど

2年間、お世話になった事務所。また移転ということになったが、もう前向きに考える。ブログで書くに書けないような話ばかりだが、立つ鳥跡を濁さずとしたいと思う。引っ越しというのはお金もかかるが、気持ちは新たになるものだ。旧事務所では、スーパーや金融機関など近いかかったことや、入りにくい事務所だったので、集中はできたように思う。いい思い出と悪い思い出を比べると、まあどっちもどっちだった気はするが、人も同じく、新装オープンということで温かく見守ってほしいと思う。

 

 

東広島にて

年末も押し迫ってきました

日頃の疲れか、昨日は少し飲んだだけで酔っ払ってしまった。うまい日本酒を飲んだのもあるが、やはり結構タイトに動いているだけに、ぐわっと疲れも出始めたんだろう。東広島で飲むことはまれである。基本的に職場でもあるので、万が一、醜態をさらすことになってもいけないというのもある。東広島は酒どころだから、酒の強い人が多い。張り合うレベルではないのだ。今回、リニューアルした仏蘭西屋。慣れていないせいか、前の方がよかったな。洋食の雰囲気のよさがあったなと。味はほんと美味いけど。

選挙再考

候補者と第三者

かつて選挙も出たこともあるので、候補者の気持ちも第三者の気持ちもわかる。「外」から見るとよくわかるものだ。候補者は目の前しかどうしても見えなくなる。それだけ必死なのである。周りはあれこれ言う。あれこれも本来はその人のために言っているが、それどころではないということも出てくる。やはり難しいものだ。未だに僕に出馬してほしいと言ってくれる人もいるが、やはり向き不向きもある。自分が向いていると思っていたが、実際はまったく向いていないという現実。これは身に染みてわかるものだ。選挙があって、知っている人が出ると思うことだ。選挙一つで思うこともたくさんあるなと改めて感じる。