岸保宏

本を与える

自分で学ぶ

僕が本好きの影響なのか、うちの子供も本をよく読むほうだと思う。図書館で自分自身で借りてくることもあるし、僕も本をちょこちょこ買っては渡している。以前、息子が図書館で借りてきた本であるが、いい本だなと思って購入した。中身は、家庭にある様々なものを使った図画工作集。この本を見ながら、あれこれ工作をしている。これは子育て世代にお勧めの本である。やはり人に聞くというのも大切だが、自分で調べることややってみることは重要視する。言葉などは辞書で調べるように勧めるし、地図は地球儀で調べるなど、ある種の調べる癖をつけることで、学びの領域も広がるってものだ。子育ても十人十色だが、書籍に関しては多く触れさせたほうがいいように思う。

 

何事も経験です

茶道体験

僕の子育て方針として、いろいろやらせてみようと思っている。もし一度やってみて興味が沸いて習おうと思うのならそれでいいし、やらないという選択肢ももちろんある。強制的にいわばやらせているのは、ピアノ。どこでどうなるかはわからないが・・・。さて、今回は茶道。ご縁合って茶道の先生も存じているが幸い。うちの家族の茶会をご厚意で開いて下さった。着物をきたりと大掛かりにはしなかったが、お茶をたて、お茶を楽しむ。それなりに緊張を子供らもしていたようだが、いい経験となったと思う。実は子供に経験させているようで、僕自身も為になっている。普段やらないことを、やる。そして再学習の契機が子供を通じてということはしばしばある。子供といる時間はやはりかけがいのない時間である。趣味というものを持ち、豊かに過ごせればと思うのだが、なかなか日々のことが優先となる。そうは言っていたら、何もできないから何かやっていく。そういう心境になり、アクションを起こせればいいのだが・・・。

 

政治の不信は払拭できるのか

広島はどうなるんだろう?

読売新聞の記事から。河井問題で金銭の収受があるだろう政治家のリストである。真実はわからないが、もし本当にそうであれば、議員辞職は当然だろう。だんだん世界に慣れ、善悪がつかなくなったのか、最初に立候補した時の真摯な自分を見直してほしい。それにしても、めちゃくちゃである。もし全員、議員自粛したとすれば、また選挙である。今回、一掃して、志ある人が出てくるのではないかと期待する。世の中の価値観は大きく左右する。今回、わかったことは、票はお金で買うということか。お金があれば、政治家になれるという方程式の成立か。やはり政治にはかかわらないほうがいいのか、大きな疑問・課題を突き付けられている。

コロナ下での指定管理者制度

いろいろと影響が・・・

指定管理者制度が導入されてからだいぶ経つ。図書館を民間の企業が運営、公園を民間企業が運営だとか、聞いたことはないだろうか。公の施設を運営するのに、コストのダウンを図りながら、民間の知恵で集客を見込むといったシナリオ。公から民へ動きの中で、パブリックビジネスに参画する企業も多くなった。現在のコロナ時代、自粛自粛で指定管理者も運営できないので、返還する動きもでてきた。返還とは、運営がままならないので、補助金を返すので、運営を辞めさせてくれというもの。結構あるようだ。それはそうだ、密はダメだということだから、集客できないんだから、売上も立たないわけで、がんじがらめの状況が続いているようだ。なかなか厳しい世の中だ。運営会社は、本業のシナジー効果やパブリシティーなど、メリットもあるが、逆に指定管理業務が足かせになっていることもあるようだから、また難しいところ。それにしても、考えも変えていかないといけないものだと思う出来事である。あなたの住む市町村にもこうした事例は出てくるのではないか(出ているかもしれないが)

 

農業簿記再考

やはり気になるもので・・・

久しぶりに農業簿記関連の書籍を手に入れた。なかなかレアな書籍と思う。この書籍は、全国の農家の記録や帳表をまとめており、貴重な資料と言える。時々、日本の古本屋 で見るようにしており、やはり農業会計はこれからも何等かでかかわっていく分野であろう。それにしても、農業会計は独立した分野としては弱い。大学の公募をみても、それは感じる。衰退の一途である。博士号で一区切りした分野でもあるが、いったん少し離れることで違う目も出てくるかもしれない。ぼちぼち再稼働も必要であろうと思う今日この頃。

 

県またぎ②

松山にて

松山は何度か訪れているが、意外にも松山城は行ったことがなかった。現存の天守閣として知られるが、なかなか立派な城であった。この時期なので、ロープウェイも家族のみ。密にならないように、配慮があった。また観光客も極めて少なくゆったりと過ごすことができた。別研という大学院時代の有志で年に一度、国内旅行はするのだが、その旅行は城というのは一つのスポットになっているので、城があると気になるもの。息子も日本史に興味を持ちだし、城めぐりは好きなようだ。愛媛県には、宇和島城も現存天守閣がある。僕は一度行ったことがあるが、またの機会に連れて行ってもいいのではないかと思うものだ。

県またぎ①

自粛続きじゃしんどいね

一度、訪れてみたかった場所、別子銅山。自粛解禁、夜の酒場は自粛しているが、少し遠出をしてみた。今回は、端出場地区のみ。東平地区は、災害か何かで回れなかったが、鉱山巡りもなかなかんのものであった。鉱山鉄道で少し雰囲気を味わい、鉱山内で少し探索。そして、砂金とり。小さな子供を持つ家族にはいいのではなかろうか。コロナの影響だろうが、人も少なくゆっくりと過ごせた。今度は、東平地区も回りたいと思う。こちらのほうが個人的には興味があったが・・・。高速のSA・PAも平時に比べて、まだまだ少ないと言われていた。コロナも怖さは残るが、徐々に稼働させていきたいと思うところだ。

かつての指導教官

遺作

修士のときに、指導教官だった星野一郎先生。昨年、急死した。僕自身、4つの大学で学位を得たが、僕には合わなかった大学であり、早く脱出したい一心であった。そのころ、精神的にもしんどい時期でもあったが、今頃になって、その時の指導が役立っているように思う。修士学生時代はよく衝突もしたが、学生の自由なテーマの選択、学習とやりやすかったが、やたら形式は厳しかった。さすがに細かすぎることを僕も当時言ったが、その点は「細部は神に宿る」ということをよく言われ、譲らなかった。また僕には補助金など会計について、薦められたことがあったが、今思うと、国立大学の不正会計問題や粉飾会計の研究もその後していることから、自分にも関心があったテーマだったのかもしれない。農業はとくに補助金は切っても切り離せない問題である。故に、十分に合致するところであったかもしれない。変わった先生であったが、今なら受け入れられたかもしれない。僕も若気の至りとして許していただきたい。今更ながらご冥福をお祈りしたい。他大学ではあるが、会計分野では研究を続け、博士の学位は一応得た。この場ではあるが、報告したい。遺作となったテキストのようだが、購入して読んでみたいと思う。腰巻の仕訳なしで学べるというのは、もともと簿記嫌いと公言した師の思考であろうが、会計はやはり簿記が重要なのではないか(師の書き方でするならば、ー簿記は重要ではないとまでは言わないがー、というような但しを入れるのか)と思う次第。議論すれば衝突するだろうが、それは学問上の事であり、様々な考えかたがあるのはいいことである。

 

怒り心頭

怒ることが多い

コロナのおかげでイライラしていることが多いが、それにしても僕の周辺ではカツンとくることがしばしば。僕も爆発することが多くなった。我慢しなければいけないのだが、そのストッパーがきかないこともあり、ちょっと冷静にならないとと思っている。自分の言い分がすべて通るとは思っていないが、自分が動こうとするとそれを咎める行動、あるいは否定のみでのアクションが多い気がする。否定は代案が欲しいし、待て待てのステイのみではイライラが増幅するばかりだ。あれこれと動いていかないと、物事が進んでいかないので、動きたいが、自分が動くだけで事が解決はしない。解決する問題もあるが、相手がある場合が多いわけで、それいかんというときもある。ダブルバインドの状況か、それにしても何だかな・・・、停滞感。この重苦しい空気を早く変えたいものだ。

向いていない職業を選ぶこと

職業選択の自由

職業の選び方はほんと考え物である。自分自身もそうだが、向いていないのにその職業をやっている。そんな人が多いのではないだろうか。教師に向いていないのに、やっている。周りが不幸になっているのに、それに気づかずやるといったように。大方、人生も半分になるとそんなことを考えることがある。この前、ある人に質問されたが、いろいろやられてますが、どの職業がいいですかという質問。迷わず露天商と答えていた。インテリにももうなれない、有名企業で活躍することももうない(できない)。雑踏の中で生きていくしかないものである。職業についてはよく考える。どの仕事につけば、やりがいがあるのか。そして人も幸せにできるのか、人それぞれ適職はある。果たして僕はどうだろう。自分のことは自分でわからないというのが答えだろうか。