左脳

100人読めば、100人の答えがある

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読み手の自由

ロラン・バルトは「テクストの死」ということで、書き手のテクストが離れた瞬間、書き手から読み手へ読解はシフトし、テクストの解釈は読み手の自由になるという。つまり、書き手の想いが読み手に伝わるかどうかはまた別の次元の話になるということで、この本は国民的作家である漱石の読みに対して、幅広く読み手の面白さを伝えている気がする。小説をすべて読む必要はないとか、わからなくてもいいとか、読者の興味はいろいろあって、自由に味わっていけばいいという文学の醍醐味を教えてくれている気がする。子供も一定の歳になったら、読ませようと思う一冊であった。文学はやはり面白い、そして心を豊かにさせてくれるものである。みんな研究者になるわけではない、読書は楽しめばいい。ほんとにすべての本がすべて理解しているとは限らない。

出馬に関する今の私

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時期もきたので、少し思いを

今でもたまに言われることがある。「もう政治には挑戦しないか、出ないのか」という話。特に前回、出馬した海田町に関して。結論から言えば、もう出ない。この前の選挙で民意は明らかになったと思っている。だから町政にも口を出さない、地域に距離を意識的において生活している。海田町に関しての活動はほとんどかかわらないつもりだし、口を出す気もない。そんな思いでいる。前回、補選があって、声がかかった。それはそうだ。16人にしか通らない選挙で1人だけ落ちたのが僕なわけだ。当時、3番目の子供が生まれる時期もあったことや、切迫早産の可能性もあって、あたふたしていた。しかし声がかかったとき、揺れなかったことはないが、政治を断ち切って、経済界で奮闘していくことを決めていた。経済界に思いっきりアクセルを踏みながら、教育・研究の分野も再発進をしたところでもあった。それは個人的な思想としても、政治に関してはなかなか難しい。自分の想いと民意が異なっている場合、やはりそれが世の中の人が求めていることであり、その代表者がしっかりとその民意を汲んで、町の反映を一生懸命やっていけばいいのだと思う。もう僕はその役割を担う人間ではない。だから違う場所で、社会に貢献できる場を探す。ただ海田町以外で、多くの人に望まれ、ここで力を発揮して、地域貢献できるような場があれば、捲土重来を期すこともあるかもしれない。ひとまずは今の僕の体制を立て直すこと、まだ全然たてなおっていないんだな、これが。僕はひとまず出ないので、あれこれ噂好きな町であることないこと、好き放題(公務員でも政治参加してやっていたのはかなり驚いたが)、言う仲間には僕は入らないし、皆さん、どうぞと。選挙出馬はいい経験として、これからの人生に深く刻みながら生きていきたい。そして、僕に前回、投じていただいた有権者の方には感謝の思いでいっぱいである。必ず他の分野で社会貢献することで恩返しをしたいと思っている。半年切ったので、候補者の皆さんには是非頑張ってほしい。

論文作成法

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論文を書くとは何か

実家の本棚からかつて使っていた書籍の背表紙をみて、持って帰って再度読んでみた。こういったものを下敷きにやっていた気がするが、どうも自分流になっていたことがあるなと痛感。非常に参考になりました。この本には、過去の自分がラインマーカ-が引っ張っており、注意しながら進めていたのかと思う次第。どのように論文を書くのか、レポ-トをどうまとめるのか、入門的な手引書でわかりやすい。今、読んでももう一度フォームを整えようと再認識したものでした。歳をつれるにつれて、誰も教えてくれない。だから自分で学ぶしかないのだ。

空気の研究

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蔓延する空気に水を差す

小池東京都知事がマスコミ対応をしているときに、言っていた本でやっと読むことができた。空気による人間社会の支配を考察している。その場の空気によって、左右されるされながら翻弄されていることを見事に描いている。よくよく考えると、その場に包まれた空気によって、雰囲気かな、大きく影響する。先日の日本シリ-ズでもそうだ。空気によって、情勢はかなり変わっていった。人間社会の多方面の場面で、そう感じるときは多いと思える。それにしても小池都知事から学ぶことは多い。レトリック感覚というか、背景にあるものをとらえて、現実を打破する。空気もあるが、水についても書かれているので、読んでみるといいと思う。

ふるさと納税の利用

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自宅にて

税金の軽減があるふるさと納税。納税をすると、所得税と住民税が安くなり、モノやサービスが受け取れるということで多くの方々が利用されている。僕も毎年、行っている。写真は秋田県のきりたんぽ鍋。秋田から送ってもらったわけである。産品はいつも家族に還元できるものを選ぶようにしている。自治体にとっては、多くお金が流失する地域と流入してくる地域が極端で、本来受けられる行政サービスも受けられない地域や、逆もある。どちらの側面もある。しかし、納税者からすれば、かしこく合法的に所得税や住民税を安くしていく方法はとるべき手段である。いろんなところで仕組みは書いてあるので、活用してみたらいいと思う。ちなみに、僕の会社でも野菜ジェラ-トのふるさと納税を募集中である。是非、お試しあれ!

飲食業のヒアリング

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大学生と共に

僕の現在の研究キ-ワ-ドは、農業・飲食業・クラウドファンディングの3つであり、基本は会計を基軸として学術的にまとめている。今回、学生と共にやっている調査は、飲食業の会計を焦点にヒアリングの中から帰納的にまとめていくことを主眼としている。過去の文献をさぐってみても、製造業や建設業などは多く管理会計研究はみられるが、飲食業は皆無に等しい。特に僕の感覚で言えば、成功の要因の一つに会計による経営把握がきちんとなされているところはぶれていない気がする。中小企業、とりわけ小規模なエリアで検討をしているが、どこまで科学的にやっているのか。味はおいしいが当たり前の前提あって、そこかた原価、販売管理費など管理をどうしていくのか。昨日の調査は目がうろこになる話であった。実務でも活かすのは当然として、研究面でも蓄積を重ねていきたいと考える次第。3つのキ-ワ-ドの最後の矢が放っていきたいと思う。

ロンリの力

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論理学をやさしく

昔、論理学にはまったというか、関心が強かった時期があり、むさぼるように勉強した時期がある。物事の組み立てをどう構築するのか、言葉の使い方をどうしていくのか、といった課題に対して、三段論法しかり、逆、対偶など一個一個、ノートに転記しながらやった覚えがある。パソコン時代でもあっても、自分で紙に書いて整理することはやはり効果的と考えている。今回、TVのEテレで放映されていて、補助教材で紹介をされていたので、購入してみた。優しく書かれているが、一通りしっかり学べると思われる。あとは訓練だ。野矢先生の他の書籍でも若いころ勉強した。高校生くらいの人が読むと一番いい気がする。ちょっと覗いてみたらいかがだろうか?

 

日本シリ-ズ前に

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農業簿記に関する研究

2011年に農業簿記にかかわってから、自分の農業会計研究も「簿記」というものに着目して、章の一部になってきたような気がする。そもそも僕のくぐりとして、修士の際にまとめた農業会計の課題を学会で報告してみようということだったが、たまたま縁あって、農業簿記の部会にまで携わることになった。これも縁で学会賞まで共同であるが、いただき、画像の書籍もまで発刊。財務会計の世界にもヒアリングを重視した点が良かったように思う。そのときから日本簿記学会にも参加するようになって、今年の5月に久しぶりに報告したものを、今回、投稿する。簿記の領域が特に関心がつよいわけではないが、今回の整理したものは、簿記の領域で語るべきだろうと思っている。簿記にさかのぼることも必要なことである。査読が通るのか、わからないが、チャレンジあるのみ。学者はあらさがしが好きな人たちなので、またあれやこれやと出てくるんだろう。僕がそこにチュ-ニングすればいいのだが、僕にもプライドがあるので、譲れないところは譲らない。でも論文には意義がある。

大学教授になるためには

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転職の例

社会人から大学教員に転身する人は多い気がする。どこかでキャリアチェンジをしたいと思う時期があるんだと思える。少し研究者の領域にかかわっているが、外から見ても一般の企業人より、拘束がなく、社会的地位も高いことから、大学への転職もわからないわけではない。学者の世界もいろいろあるが、僕もどこかで移るのかもしれないなと思うときがある。みんな一度くらいは転職は考えるときはあるのではないだろうか?

論理的な思考

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三角ロジックで論理的思考を養う

大学受験の著名な英語教師である、横山雅彦先生の一般向けの文庫。クレ-ム・データ・ワラントを駆使した三角ロジックで、論理的な思考の養成に一役買うものである。論理的に物事を考える力はやはり訓練がいる。論理的思考に加え、「心の習慣」という背景(英語にはロジック)にある部分にも目をむけて、説明を加えてあるのが、僕はみそだと思っている。自然とこうした知識を援用して、物事をとらえていければ、社会の問題の解決に役立つことは間違いない。一読してみる価値はある書籍である。