左脳

固定資産税について

新築減免の3年を過ぎて

先日、固定資産税のせっぷが届いた。新築一戸建ての場合、3年が、新築マンションの場合、5年が一定の要件を満たせば、1/2に減免される。今回、4年目になり、額が倍に増え、払うのがしんどいなと思う次第である。そもそも固定資産税は賦課方式であり、申告方式でない。つまり、本当にその金額が正しいのかどうかは未知でもある。そんなに価値のあるところに住んでいるとは思えないが、まあ仕方ない。自分のもののようで、実は違う。住宅ローンを抱えていれば、金融機関のものであるし、それがあってもなくとも、固定資産税を課せられるのだから、やはり行政のものであるのだ。税金の徴収の仕方も怖いものである。

 

自民党1強時代

参議院選挙前哨戦

熊本、九州地域の地震もあり、選挙ムードではなかったと思うけど、北海道の補欠選挙は、自民党が勝利した。野党も明らかに思想の違う共産党と連携したことは、どうなのかなと思わざる得ない。よく自民党を追い詰めたという意見もあるが、僕はそうは思わない。大差であろうが、僅差であろうが、負けには変わりない。国民の意思は、自民党に信託されたのだ。どうみても対抗の党がないような気がする。2大政党で緊張感のある政治は好ましいが、これは当分ないだろう。自民党にしっかりと政治をやっていただき、世の中をよくしてほしいものだ。参議院選挙も大きなことがない限り、自民党の圧勝だろう。でもこれは有権者の声だから、それが国民の望む答えだと思う。選挙は公平である。

保険会社の対応

やり手の交渉術

とあることがあって、保険会社とのやりとりを続けている。保険は入るときはやさしいが、保険事故に合うとお金を渋る。こんなことはないだろうか?現在、交渉をしている会社名は伏せるが、出さないための交渉術は、参考になる。過去にも現在にも、保険会社の方とは付き合いはあるが、こうだったのではないかと考える。。全大阪市長の橋下徹氏の著書で、「最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術―かけひきで絶対負けない実戦テクニック72」の中に、<一旦合意を得たうえで、前提条件を変えて、さらに踏み込む>という論法を記している。今回の事案も、<一旦、保険金は出ますよ>と安心させて、ひっくり返すということを再々、やってきた。これは、保険金の支払いをしないように、徹底した教育がマニュアル化され、社員に叩き込まれているんだなと感じた。過去、自身の経験上も思い返した際に、「あっそうかも」と思う節がある。保険事故はあわない方がいいけど、あった際に少しこのことを思い出すといいと思う。額面の言葉を信じず、文書化して記録に残す。これは本来は保険約款上に口頭でも記録に残さなければならない旨、書いてあるが、すべて信用してはいけない。徹底した構えで望まないと、保険会社に負けてしまう。保険会社は優秀である。今回、頭の良さと交渉術の熟知している相手だなと怖ささえ抱いている。少しだけ気に留めておくといいと思う。

時代は変わる、クラウド会計の普及

クラウド会計の時代が来た

先日、会計事務所向けのクラウド会計セミナ-に参加した。クラウド会計の大手freee(株)の取組には、非常に興味を抱いていた。間違いなく、クラウド会計が主流になり、会計業界は変わると思われた。コンセプトを、①簡単・自動化、②バックオフィス化、③クラウド完結型社会の3つに位置づけ、簿記かつ記帳代行いらずというところを内包したシステムであった。作業の効率化、経営状況のリアルタイムの把握を可能とし、どこの場所でも手軽に会計を構築できる。そして過大なコストもいらない。多くの会計事務所の方が参加をされていたが、「可能性」を感じとったに違いない。少なくとも、活用すべきツールであろうと僕自身は思っている。

農業会計研究、古い書籍に当たる

1951年発刊、現代の農業経営入門-その分析方法入門-、桑原正信、貝原基介著

それにしても古い書籍を手に入れた。1945年に終戦といえば、その6年後の本である。大槻先生の京大式農業簿記(1912年)からすると、こうした会計情報からどのような手がかりを得られるのかを知りたいと思うのは、当然の帰結かもしれない。やはりこの時期-もっと先もそうだが-は、個人農家を焦点としたものであり、経営と家計の分離といったところがフォーカスクェッションと思える。あまりにも書籍がぼろぼろすぎて、ページをめくるとやぶれそうだが、この時期の重要な資料ともいえる。桑原先生はその後、農業経営の分析の書籍を出されており、僕も何冊か持っている。何かいいヒントが得られないものかと思うものである。研究は孤独である。

ブログを始めた理由

正月の集中休みでの読書

前々からブログをやるべきだということはよく言われていた。文章を書くことが好きな方だし、こうしたことは苦痛ではない。講演のご依頼もいただいたりするようになってきたので、何等かメッセ-ジを残していくべきだと思い始めていた。加えて、大きく動かしたのは、平野敦士カール教授のプラットフォーム戦略に共感を得たことが多い。お財布ケータイを考案された方で、現在は大学院の教授もされている。どこかで詳しく書いていくと思うが、興味のある方は、師の著書を読むといいと思う。

農業会計研究、研究の途中

地道な作業と行き詰まり

農業の管理会計に関する論文を書く算段になって、あれこれ文献をみているが、先行論文が少ない。結局、僕の生まれる前、約50年前に残された論文を手掛かりに考えているが、財務会計もそうだが、それ以上に管理会計はどこまでの領域でといったところが完全に分かっていない。ただ一つ、調べていてわかったことは農業の経営構造の変化が会計に反映し、変化がドミナントに推移したものになっていることがわかった。当たり前といえば当たり前だが、言葉に残していくことがやはり必要なのだ。もう少し調査してみるけど、研究の空白が大きいのはなぜだろうか?けん引した先生の影響だろうか?世の中に必要ではなかったのだろうか?見えるようで見えない・・・。

敗戦記―17番目の男―(1)

2015年12月に寄稿した第1話である。本文にもあるように、世界的コンサルタントの大前研一さんの著書、敗戦記のタイトルを使わせていただきながら、体験談を語ることにした。記録と記憶の物語である。

 

プロローグ

 

思うところあって、20年前の著書『大前研一敗戦記』を読んだ。東京都知事選挙、参議院選挙における敗北から自身の学んだ体験を綴った本である。

この中で印象的なシーンがある。選挙応援をしてくれた加山雄三が、敗北後に「今日は黙って俺のことを聞け」と言って、大前に語ったという言葉である。少し長いが引用する。

「俺は選挙中、お前には何も言わなかった。あんなに一生懸命やっているのを見ると何も言えなかった。だけどね、あんた滑稽だよ」

「あんたの政策は素晴らしい。僕なんかが聞くとその通りだと思う。でも、あんたはまったく『底辺』の人々の心に触れていない。おまえさんの言うことはやっぱり『底辺』が唸るもんじゃねえ。ごく一部の知識人がなるほどと思うだけだ。僕は吉本興業にも、どこのプロダクションにも属してこなかった。それで35年間歌を歌って食べてきた。その意味では、大衆が何を考えているのか、自分が掴まなかったら、すぐに客がこなくなる。だから、あんたより大衆が考えていることには敏感だ」

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僕は応援したい!

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小保方さんの件で思うこと

元理研の小保方さんがホームペ-ジを立ち上げたそうだ。記事によると、STAP細胞の作成手順が説明されているとのこと。画像のような手順らしいが、門外漢なのでわからない。本件で思うことは、研究者の態度である。僕も感じていることだが、やはり弱きものはつぶすという風潮があるようでならない。応援しているようで、そうではないという流れはあるように思う。それは将来、自身の立場が脅かされるからである。研究者の誰かがやはり小保方さんを助けて欲しかった。今後の研究業界に進みたいと思う後輩のためにも。研究者ならば、徹底的に研究業績を残す。教育者なら後身を残すといったこと。僕はほとんどが後者であってほしい。STAP細胞の存在が明らかになれば、これは素晴らしい研究であり、社会に役立つものである。こういうことはなかなか難しい。それよりもどの業界に行っても、素晴らしい社会人を育てる教育者を作る世の中であってほしいものだ。弱きをつぶすことなく。お会いできる機会があるなら、お会いしたいものだ。これからの人のためにも僕は小保方さんを応援したい。研究をする同志としても。

利き酒かりんとうプロジェクト

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香木堂がお菓子を作り始めたのは2009年。
地元の農産物や特産品を使い、極力添加物を使わずに製造するかりんとうを作っています。
その中でも地元の特産品の代表格―西条銘酒の酒粕を使った酒粕かりんとうが主力商品です。
このプロジェクトは香木堂でお作りしている西条五蔵元の「利き酒ならぬ利きかりんとう」を 全国の酒蔵の「利き酒ならぬ利きかりんとう」で地域の活性化、さらには日本酒文化の継承や発信に繋げていこうというのが狙いです。
そこで新しくホームページを立ち上げ香木堂のかりんとう作りを酒蔵の方たちに向け発信していきたいと動き始めました。 続きを読む