学術研究

2024年特別講義の準備にて

夏は終わらない

県立広島大学の集中講義。3年目最後になるが、その打ち合わせに。マーケティング分野で教壇に立つなんて思いもよらなかったが。いい経験をさせていただいている。会計学を教えていると、やはり不人気であるし、マーケティングのようなにぎわいはない。この講座、人気講座で満足度も高いそうだ。それだけ熱を帯びてくるが、あれやこれや、ほんといろいろ考えるんだな、これが・・・。夏は終わらない。準備を怠らず、向き合いましょう。

興味深い専門書

丁寧な研究

租税特別措置も僕の研究では重要なキーワードである。それもあって、政策評価という観点での調査をしているが、この専門書、かなり優れており、とても勉強になった。内容もさることながら、論文の骨格の作り方が素晴らしい。読みやすく整理されている。裏を返せば、筆者の中の理解も十分になされていることに他ならず、ステップをしっかり踏んだ研究と言える。隣接分野とも言えるだろうが、かなり参考になった。意外にも僕が論文作成に関して、参考になるのは違う分野の先生が書かれたものである。会ったこともない先生の論文の文体になっていることもある。読めばわかる、久しぶりに大ヒットの専門書。

 

査読論文

校正が終わり掲載へ

久し振りに査読論文。学会というところが好きではないというのもあるが、今回の気づきは出版社がやっている学会は校正もよく、学ぶが多いということがわかった。やりとりの中で、精度の高い校正、きちんとしたレスポンス。気持ちのいい仕事であった。査読というのもどうかという疑念はあるが、論文を起こし、世の中に出す爽快感はやはりある。僕の目標はあと少し、もう少し踏ん張って頑張っていくこととする。

やはり理論なのである

深く考えること

会計学の講義、これに教科書を変えていこうかと思わなくもない。友岡先生の書籍を変えるだけといえばそうだが、理論的なことに傾斜したほうがいいかなと思い、つらつら再考している。簿記に会計は立脚する(だから会計嫌いを助長するのかもしれないが)というのは、たぶんわかればわかるほどそうなるのではないかと思う。とすると、その簿記を離すようにするのは好ましくないが、理論的なものをしっかり教えるというのもいいのではないかとも思うしと、改めてそんなことを思い始めた今日この頃。

 

著者 :
慶應義塾大学出版会
発売日 : 2007-10-01

学者の作法

久々の査読論文投稿

学会嫌いの僕は、学会に論文を投稿するというのはもうないかもしれないと思っていた。理由あってしているわけだが、コメントが返ってきた。結構厳しいかなと思っている次第。農大で博士号をいただいてから初になるが、ある程度整っているのではと思っていただけに、う~んと思うところもあるが、これは言っても仕方ない。直すしかない。学会の査読には、読み手が匿名であることやそもそも読み手が読解する学力があるのかどうかを疑わしく思っており、僕はフェアな場ではないと思っている。だから好まないわけだが、その場にはその場の文法があるので、そこは守らないと進まないわけで・・・・。学者にも作法がというところですな。

司書という専門職

ペンは剣より強し

学術研究にて、調べても自分では能力が及ばないことも多い。なので、最近は司書の方に相談したところ、いろんなことを教わる。昔、司書はいいなと思って、司書講習を受けてと思ったこともある。司書の仕事も本来は向いている仕事な気はするが、ほんと助かるものだ。調査検索の仕方が違って、僕でも引き出せない情報を教えてくれる。かつて図書館情報大学という学校があった。今は筑波大学と一緒になったが、こういう特徴のある学校に行けば、もっと違う人生があったかもしれない。司書はふたたび興味の涌く領域のものとなった。あれやこれや頼んでいるので、仕事を増やして申し訳ないが、研究者もどきとしてはやはり解明したいのだ。

 

畜生!

忙しさに輪をかけて

論文の校正が届いた。いつも忙しい時期に来るので、時間がほんと取れない。正確さも欠ける性格なのに、輪をかけて加速する。いかんぞいかんぞと思いつつも。研究者もどきとしては、やはりいい悪いは別にして、論文を出していくことが必要に思う。僕にも意地があり、何が何でもというところで壁を越えようと頑張っている。自分自身との闘いである。今年度は2本。そのうちの1本が手元に。あれこれあるが、ここは踏ん張り時である。それにしても、パソコンばかり見ているので、目が疲れている。身体より目。寝つきも悪いし、脳も疲れているのかもしれない。さすがに歳を感じる。校正も締め切りまでには何とかやりきらなければと思う今日の朝。

自分で自分を見直す

博士論文を読み直す

冒頭の個所のみだが、改めて自分の博士論文を読み直した。なるほど自分で書いたのに、やはり吟味しながら書いてあるなと思うところで、自分の論文が参考になった。過去の残したものではあるが、改めて見ると、いいものだ。これを温故知新というのだろうか。どこが参考になったかというと、後に続く章立てにうまくリンクするように書かれているし、この論文がどういう展開を望んでいるのかがわかることだ。そんなことを思いながら、自分のことを自分で学ぶという所作に面白いモノだなと思った次第。今日の日記。

締め切り間近

ここは踏ん張り時

年末年始にかけて、論文を2本提出する予定である。手直し等を含め、大詰めである。なにせ年末だから、何かと忙しいし、電話、メール、来客等・・・・。重なるときは重なるものである。しかし、どうしても論文は出さないといけない。研究者の端くれとしては、論文を出してなんぼである。いい悪いというのもあるが、一区切りして、前に進む。その繰り返しである。今回、だいぶ煮詰まってきた感じもあり、今後、まとまってくるのではないかという期待感もある。それだけに一歩一歩進むしかないと思うし、ここは踏ん張り時だと思う。頑張った自分しか助けてくれない!

論文の書き方

今更ながら

わかっているようで、わかっていない。今年は論文について、そんな学びを得た。相手に伝える方法というか、どういう切り口で論理を展開していくのか、当たり前のことが出来ているようで出来ていなかった。最初の入り口というか切り込み方が悪い。着眼点もある。そんなことを考えると、改めて気づくことが多かった。学術研究というのもしんどいものだが、何か越えたいと思いながら頑張っているのが現状である。まあ博士取ったからといって、安住できないな・・・。また文献にもまれて、近づいてきた期限と戦わないといけない。まあいろいろ考えるな・・・。