
論理学をやさしく
昔、論理学にはまったというか、関心が強かった時期があり、むさぼるように勉強した時期がある。物事の組み立てをどう構築するのか、言葉の使い方をどうしていくのか、といった課題に対して、三段論法しかり、逆、対偶など一個一個、ノートに転記しながらやった覚えがある。パソコン時代でもあっても、自分で紙に書いて整理することはやはり効果的と考えている。今回、TVのEテレで放映されていて、補助教材で紹介をされていたので、購入してみた。優しく書かれているが、一通りしっかり学べると思われる。あとは訓練だ。野矢先生の他の書籍でも若いころ勉強した。高校生くらいの人が読むと一番いい気がする。ちょっと覗いてみたらいかがだろうか?

加熱する転売
25年ぶりの日本シリ-ズの観戦チケットをとろうと奔走したが、なかなか厳しい状況に終わった。91年のときは簡単にチケットは取れたが、今回は全国区の球団になって、とんでもない人気球団になってしまった。転売目的で購入し、荒稼ぎをしようとするものもいて、本当に行きたい人が行けないということも起こっている。ヒートアップしすぎている風潮もあるが、こんなに苦労することになろうとは思いもよらなかった。いずれにしても、日本一になって、もう一度広島に歓喜をと願う次第。明日から始まる日本シリ-ズはどうなるのか、楽しみである。

多面的な展開
改めてクラウドファンディングの話をさせてもらって、自分自身も気づいた点が多かった。クラウドファンディングにかかわって、3年目になるが、地域にスポットを当て、その周辺を取り巻き活性化させる手立てになりうる。こういう展開もできる、ああいう展開もできるといったところは、どのような着想で、物事をとらえるのか。また今までの物差しと違う尺度で、構成していく必要があると再認識しました。話しているうちに、新たなアイデアも浮かんできて、具現化できるようにと思っている。またどこかでお話できる機会があればいいなと思っている。話すことで学べる。これもまた再認識した点である。

今回は社会人向け
一昨日のリバイバル講義をお願いしますとの依頼で、広島経済大学さんで今日も講義をさせていただく。今度は社会人向けである。僕も知らなかったが、広島経済大学さんは社会人向けのプログラムで、いろんな講義をされているようだ。会計、税務、マーケティング、ファイナンス、統計等、中身をみてみると、ビジネスマンの再学習プログラムで、入り口となるように設置されているようだ。むしろ教壇に立つよりは自分が受講生になって聞きたいくらいだ。アウトプットも大切だが、インプットも必要。かつ社会人になると、学生以上に勉強しないとやはりだめになっていく気がする。社会人だといい跳ね返りは予想される。いい内容にしていきたいと考える次第。

農業簿記に関する研究
2011年に農業簿記にかかわってから、自分の農業会計研究も「簿記」というものに着目して、章の一部になってきたような気がする。そもそも僕のくぐりとして、修士の際にまとめた農業会計の課題を学会で報告してみようということだったが、たまたま縁あって、農業簿記の部会にまで携わることになった。これも縁で学会賞まで共同であるが、いただき、画像の書籍もまで発刊。財務会計の世界にもヒアリングを重視した点が良かったように思う。そのときから日本簿記学会にも参加するようになって、今年の5月に久しぶりに報告したものを、今回、投稿する。簿記の領域が特に関心がつよいわけではないが、今回の整理したものは、簿記の領域で語るべきだろうと思っている。簿記にさかのぼることも必要なことである。査読が通るのか、わからないが、チャレンジあるのみ。学者はあらさがしが好きな人たちなので、またあれやこれやと出てくるんだろう。僕がそこにチュ-ニングすればいいのだが、僕にもプライドがあるので、譲れないところは譲らない。でも論文には意義がある。
 | 著者 : 中央経済社 発売日 : 2014-01-29 |

転職の例
社会人から大学教員に転身する人は多い気がする。どこかでキャリアチェンジをしたいと思う時期があるんだと思える。少し研究者の領域にかかわっているが、外から見ても一般の企業人より、拘束がなく、社会的地位も高いことから、大学への転職もわからないわけではない。学者の世界もいろいろあるが、僕もどこかで移るのかもしれないなと思うときがある。みんな一度くらいは転職は考えるときはあるのではないだろうか?
 | ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日 : 2013-09-09 |

三角ロジックで論理的思考を養う
大学受験の著名な英語教師である、横山雅彦先生の一般向けの文庫。クレ-ム・データ・ワラントを駆使した三角ロジックで、論理的な思考の養成に一役買うものである。論理的に物事を考える力はやはり訓練がいる。論理的思考に加え、「心の習慣」という背景(英語にはロジック)にある部分にも目をむけて、説明を加えてあるのが、僕はみそだと思っている。自然とこうした知識を援用して、物事をとらえていければ、社会の問題の解決に役立つことは間違いない。一読してみる価値はある書籍である。

久しぶりの大学講義
広島経済大学で、ゲストスピ-カ-の機会を得た。僕自身もはじめて行った大学である。今回は、鹿児島県立短期大学以来の「クラウド・ファンディング」のお話で、基本的なところから、日ごろ支援している事例を中心に展開した。大学生には社会経験がないことが大きいと思うが、難しいものなのかもしれないが、きっと大学の業界でもいろいろ出てくるだろう。近畿大学のハチミツの研究や、早稲田大学のラグビ-部のユニフォ-ムにしかり、小口資金の投資がこれからますます脚光を浴びる、そして身近なところで大学のキャンパスの中にも、地域のあれやこれやで出くわすことが多くなるだろう。不思議なことに、社会人向けに同一講義を頼まれたので、またお話できることになったので、今日の反省を基に再度肉付けして望みたい。広島経済大学の関係者の皆様、ありがとうございました!

家の中で
家で3人の子供たちをみていると、まずは数の多さに圧倒され、それぞれの成長を眺めていると、ほほえましくなる。一番下ははいはいができるようになり、目が離せなくなった。2番目は、かなりちょろちょろするので、こいつも大変、1番上はまだ聞き分けがあるが、遊び盛りで、何ともにぎやかだ。本でも読もうものなら、すぐに僕のところにきて、遊んでくれとのアピ-ルが続く。家の中はサバイバルだ。でも賑やかでわいわいやっていれば、幸せは増える。子育ても楽しんでやらないとと思う次第である。
 | KADOKAWA/角川書店 発売日 : 2014-12-20 |

断片の言葉から学ぶ
再三になるが、漱石没後100年。とにかく漱石関係の書籍が多く発刊されている。漱石のことばをまとめたものものも、何冊か発売されており、こうしたものから学ぶことも多い。人生訓、文明、思想、恋愛・・・、いろんな角度から向き合うことが可能である。なぜ漱石は多くの人に読まれるのか。この答えは漱石が放つ言葉が、今なお人間の根幹の琴線に触れるからではないかと思う。何度もその言葉から考えさせられる。文学軽視の流れにある。「文芸は技術でもない、事務でもない。より多くの人生の根本義に触れた社会の原動力である」(三四郎(同書、216ペ-ジ)文系不要論の再考といえる遺言である。