岸保宏

コロナ下での指定管理者制度

いろいろと影響が・・・

指定管理者制度が導入されてからだいぶ経つ。図書館を民間の企業が運営、公園を民間企業が運営だとか、聞いたことはないだろうか。公の施設を運営するのに、コストのダウンを図りながら、民間の知恵で集客を見込むといったシナリオ。公から民へ動きの中で、パブリックビジネスに参画する企業も多くなった。現在のコロナ時代、自粛自粛で指定管理者も運営できないので、返還する動きもでてきた。返還とは、運営がままならないので、補助金を返すので、運営を辞めさせてくれというもの。結構あるようだ。それはそうだ、密はダメだということだから、集客できないんだから、売上も立たないわけで、がんじがらめの状況が続いているようだ。なかなか厳しい世の中だ。運営会社は、本業のシナジー効果やパブリシティーなど、メリットもあるが、逆に指定管理業務が足かせになっていることもあるようだから、また難しいところ。それにしても、考えも変えていかないといけないものだと思う出来事である。あなたの住む市町村にもこうした事例は出てくるのではないか(出ているかもしれないが)

 

農業簿記再考

やはり気になるもので・・・

久しぶりに農業簿記関連の書籍を手に入れた。なかなかレアな書籍と思う。この書籍は、全国の農家の記録や帳表をまとめており、貴重な資料と言える。時々、日本の古本屋 で見るようにしており、やはり農業会計はこれからも何等かでかかわっていく分野であろう。それにしても、農業会計は独立した分野としては弱い。大学の公募をみても、それは感じる。衰退の一途である。博士号で一区切りした分野でもあるが、いったん少し離れることで違う目も出てくるかもしれない。ぼちぼち再稼働も必要であろうと思う今日この頃。

 

県またぎ②

松山にて

松山は何度か訪れているが、意外にも松山城は行ったことがなかった。現存の天守閣として知られるが、なかなか立派な城であった。この時期なので、ロープウェイも家族のみ。密にならないように、配慮があった。また観光客も極めて少なくゆったりと過ごすことができた。別研という大学院時代の有志で年に一度、国内旅行はするのだが、その旅行は城というのは一つのスポットになっているので、城があると気になるもの。息子も日本史に興味を持ちだし、城めぐりは好きなようだ。愛媛県には、宇和島城も現存天守閣がある。僕は一度行ったことがあるが、またの機会に連れて行ってもいいのではないかと思うものだ。

県またぎ①

自粛続きじゃしんどいね

一度、訪れてみたかった場所、別子銅山。自粛解禁、夜の酒場は自粛しているが、少し遠出をしてみた。今回は、端出場地区のみ。東平地区は、災害か何かで回れなかったが、鉱山巡りもなかなかんのものであった。鉱山鉄道で少し雰囲気を味わい、鉱山内で少し探索。そして、砂金とり。小さな子供を持つ家族にはいいのではなかろうか。コロナの影響だろうが、人も少なくゆっくりと過ごせた。今度は、東平地区も回りたいと思う。こちらのほうが個人的には興味があったが・・・。高速のSA・PAも平時に比べて、まだまだ少ないと言われていた。コロナも怖さは残るが、徐々に稼働させていきたいと思うところだ。

かつての指導教官

遺作

修士のときに、指導教官だった星野一郎先生。昨年、急死した。僕自身、4つの大学で学位を得たが、僕には合わなかった大学であり、早く脱出したい一心であった。そのころ、精神的にもしんどい時期でもあったが、今頃になって、その時の指導が役立っているように思う。修士学生時代はよく衝突もしたが、学生の自由なテーマの選択、学習とやりやすかったが、やたら形式は厳しかった。さすがに細かすぎることを僕も当時言ったが、その点は「細部は神に宿る」ということをよく言われ、譲らなかった。また僕には補助金など会計について、薦められたことがあったが、今思うと、国立大学の不正会計問題や粉飾会計の研究もその後していることから、自分にも関心があったテーマだったのかもしれない。農業はとくに補助金は切っても切り離せない問題である。故に、十分に合致するところであったかもしれない。変わった先生であったが、今なら受け入れられたかもしれない。僕も若気の至りとして許していただきたい。今更ながらご冥福をお祈りしたい。他大学ではあるが、会計分野では研究を続け、博士の学位は一応得た。この場ではあるが、報告したい。遺作となったテキストのようだが、購入して読んでみたいと思う。腰巻の仕訳なしで学べるというのは、もともと簿記嫌いと公言した師の思考であろうが、会計はやはり簿記が重要なのではないか(師の書き方でするならば、ー簿記は重要ではないとまでは言わないがー、というような但しを入れるのか)と思う次第。議論すれば衝突するだろうが、それは学問上の事であり、様々な考えかたがあるのはいいことである。

 

怒り心頭

怒ることが多い

コロナのおかげでイライラしていることが多いが、それにしても僕の周辺ではカツンとくることがしばしば。僕も爆発することが多くなった。我慢しなければいけないのだが、そのストッパーがきかないこともあり、ちょっと冷静にならないとと思っている。自分の言い分がすべて通るとは思っていないが、自分が動こうとするとそれを咎める行動、あるいは否定のみでのアクションが多い気がする。否定は代案が欲しいし、待て待てのステイのみではイライラが増幅するばかりだ。あれこれと動いていかないと、物事が進んでいかないので、動きたいが、自分が動くだけで事が解決はしない。解決する問題もあるが、相手がある場合が多いわけで、それいかんというときもある。ダブルバインドの状況か、それにしても何だかな・・・、停滞感。この重苦しい空気を早く変えたいものだ。

向いていない職業を選ぶこと

職業選択の自由

職業の選び方はほんと考え物である。自分自身もそうだが、向いていないのにその職業をやっている。そんな人が多いのではないだろうか。教師に向いていないのに、やっている。周りが不幸になっているのに、それに気づかずやるといったように。大方、人生も半分になるとそんなことを考えることがある。この前、ある人に質問されたが、いろいろやられてますが、どの職業がいいですかという質問。迷わず露天商と答えていた。インテリにももうなれない、有名企業で活躍することももうない(できない)。雑踏の中で生きていくしかないものである。職業についてはよく考える。どの仕事につけば、やりがいがあるのか。そして人も幸せにできるのか、人それぞれ適職はある。果たして僕はどうだろう。自分のことは自分でわからないというのが答えだろうか。

集落営農法人の在り方も変わる

知識のアップデート

農業の税理士と言えば、森剛一先生が思い浮かぶが、この本も10年ぶりの改定になるようだ。前回のも持っているが、内容はかなり変わった気がする。今回は消費税の改正も大きいが、2階建ての法人化を突っ込んでいる。前回も書かれているが、そこまではと僕も思っていたが、具体的にこの策は考えていかないといけなくなるように思う。やはり農業補助金が減り、米価も低くなっている(コロナの影響で米価は高くなると予想しているが・・)。とすると、集落営農法人も生き残りをかける必要がある。ただし、制度もあるが、やはり「ヒト」の問題、担い手不足の解消をどうするのかにある。農業に未来があるのかないのか、今のような国難時にはやはり食料を自国で100%確保できる。自給率を上げること。もう少し本腰を入れるべきだろう。話は戻すと、集落営農法人の関係者には、読んだほうがいい必読書。僕も結構参考になった。

 

食える職業

職業についても考える

コロナ社会になってから、よく聞かれる。これから何がいいんかね・・・と。何がいいかねとは、職業、ビジネスのことで、今、やっている仕事への不安から新たな展開をみんな模索している。正直、僕もさっぱりわからないが、そもそもAIやITという流れがあって、これが一層加速することになる。加速し、衰退する事業も、なくなる事業も、これから期待される事業も出てくる。僕が平生やっている会計の仕事は正直、衰退、なくなるとは思わないが、かなりの人が失業へ向かうと思う。これからどう生きるのか、職業も考えもの、公務員が最強なのか?僕も知見のある方に聞きたいものだ。

 

自粛解禁

客観的数字

昨日のコロナ感染者情報。テレビでUPされたものをぱじゃっと保存したが、さすがにもう動いてもいいと思っている。第二波や第三波が来るかもしれないが、来ないかもしれない(たぶん来ると思うが・・・)。人口の割合から考えても、38 人(昨日の情報)はかなり少ない。インフルエンザの感染でもゼロにはならない。ゆるみとかいうが、ゆるみではなく、もう完全解禁すべきのような気がする。脆弱な補償で、生活を奪うのもどうか。動かないと仕事にならない。だからそろそろ稼働する。未来のために。