読書

常識を疑え!

最近の読書

読書をするのもかなり鈍化している。時間がなかなかない。それでも読んでいないことはない。ネギ農家から紹介されたのがこの本。よく売れている書籍のようだ。素人から農家へ転身し、体験をもとに農業と向き合って、農業ビジネスで考えたことを述べられている。表現は違えど、共感することや、こう伝えればより人に伝わるのではないかなと思うことなど、勉強になった。読みやすい本なので、ぜひ手に取ってほしいと思う。6次産業のことも書かれているが、6次産業の違和感は全くその通り。僕もかつて6次産業の支援をしていたが、結局のところ、成功例が少ない。レッドオーシャンの世界には新たな敵がいるものだ。取り組み自体は否定はしないが、かなりの戦略や覚悟など用意すべきだろう。僕には6次産業を支援し、成功させるだけの能力はない。ただ自分の持つ領域や器の中で勝負していくことを考えていこうとする支援、伴走はできると思う。ここに活路があるような気がしてならない。今日の読書から紹介をしておきたい。

 

PR戦略

IT戦略もどうすればいいのだろう

この前、東広島に講演に来られて、行く段取りをしていたが、急な予定で行けなくなってしまった。本も読んでいたし、実際聞いてみたかったのだが、PRの仕方はほんと考える。デジタル化は必須の流れ、この中で自社のPRをどうするのか、ほんと悩みはつきない。しかし、これだけの時代、僕は危機感を持っているが、実際はそうでもないのかと思うほど、のほほんとしている人も多い。幸せなんだろうと思ってみている。うさぎと亀の話ではないが、僕は亀である。今、力を蓄える。閑話休題。この書籍、フェイスブックを強く推していた。気軽に読める本なので、手に取って欲しい。最後に読者特典もあるので、役立つと思う。事業者の皆様にいいヒントになるのではないかと思う。#0円PR

 

著者 : 笹木郁乃
日経BP
発売日 : 2019-12-20

謹呈を頂きました

1/2革命

ありがたいことに立命館大学院のときの先生である谷口先生より謹呈をいただいた。過去の捨象、現在の創造。昔あった美しい「過去」からの脱皮から新しい価値創造へ。おなか一杯の過去ではなく、半分の現在。その中でクリエイトすること。現代に生きる意味を問っているように思う。農業でちょっと前に「半農半X」という考えが普及し始めているが、半分は違う「X」という考えも何か通じるところがある気がする。がっつり一つにしがみつくというのは、現代にそぐわないような気がする。新書で読みやすいと思うので、是非読んでいただきたいと思う次第。

 

著者 : 谷口正和
ライフデザインブックス / 株式会社 ジャパンライフデザインシステムズ
発売日 : 2020-11-22

 

インタンジブル・イラ―デザイン=情報化社会への理解力

時代の予見

先日、オンラインであったが、著者の講演を聞くことができた。今は武蔵野美大の学長をされているようだ。30年前に書かれた書籍のようだが、今、ここに語られていることが現実にあるという。聞いてみて納得。読んでみて納得という感じがした。紹介までアマゾンで取り上げられている内容を、コピーすると、以下の通りである。あらゆる人びとは、デザインの能力によって今を生きている。これまで造形・美術の世界に閉じこめられていた「デザイン」は、今日情報化時代を考え、解読するためのキーワードとなった。新しい時代の価値構造の特徴は、物的価値中心指向から、知的価値中心指向への移動である。私はこの本で、〈タンジブル―インタンジブル〉という軸を想定し、時代の変容を読みとろうと試みた。この本は、グランド・デザイン構築の推進や、デザインの国際戦略活動で知られる著者が、次代を〈インタジブル・イラ(触知不能なものに価値の重心が移る時代)〉と特徴づけ検証した、俊鋭の野心作である。 著者が講演でも言っていたが、デザインの時代というか、デザインの捉え方が今問われているのは、やはり必然のような気がする。30年前ももちろん社会変化が激しかったと思うが、今、さらに加速した気がする。中古でしか手に入らないと思うが、是非、読んでいただきたい一冊である。

 

やはり漱石が気になる

古本屋でも漱石

古本屋で最近、見つけた書籍。1965年のものである。漱石好きで学術研究とは一線を画すというようなことを冒頭に書かれている。しかしながら、内容は文学論から作家・作品論、人物に焦点をあてた整理がなされており、興味深く読ませていただいた。文学とは本来、学術的に考察するより、楽しんで読むという行為こそがやはり文学であり、小難しいことをとも思うところもある。しかし、100人読めば、100通りの読みが存在するわけで、いろんな感想や考えを持つといいと思える。研究者が書かれたものではないし、僕が生まれるよりもだいぶ前の書籍であるが、僕にとっては新しい出会いであった。もう漱石も没100年をこえるわけで、いまだに国民的作家で増刷を続けるベストセラーである。過去にわからなかったことが見えてくるのではないかと思い、かなり頭の中を占めるようになってきた。コロナ時代の混沌さがそうさせるのか、眠っていた情熱がそうさせるのか、思案のふける日々である。

 

時代は変わる

キャッシュレスへ

そもそもキャッシュレスに社会が移行しているにもかかわらず、新紙幣を発行するということ自体がよくわからないが、時代は確実にキャッシュレスへ向かっている。特に消費税10%に控えた10月に向けて、ポイント還元の特典導入はさらにキャッシュレスを推進するであろう。そんなこともあり、この書籍を読んでみた。100億円還元実施したpaypayなどは知っていたが、他の種類も多くあった。即時決済や先払、後払などできるものとできないものや、活用法など初心者にわかりやすく書いてある。僕も役立ちそうなアプリはインストールしてみた。時代の流れからちょっと遅いが、僕もキャッシュレスを少しずつやっていこうと思う。確かに便利であるが、お金の重みが薄れるような気もする。時代は変わる。いいところも悪いところも受け入れていくべきであろう。キャッシュレスに関しては何等か書籍を読んだり、インターネットで調べるなりした方がいいと思う。

 

会社を作る

最近興味ある人

今、ベビーシッターの会社、キッズラインなどで活躍されている経沢香保子氏。何かのテレビかで見て、非常に興味が沸き、書籍を購入してみた。たぶん最初の著書で約15年前のものであるが、新鮮に読むことができた。自身の会社設立の背景や過程といったこと。女性目線で書かれていたが、男性の僕でも興味深く読むことができた。こうして読んでみると、やはり自分で会社を作り、経営する。その方が充実して過ごすことができるような気がする。苦しいこともたくさんあるが、それ以上に喜びもある。だからこそ、どのように会社を構成すれば、充実した生活へつながるのか。年商1億円を目指し、3,4名の会社構成。年収は2~3千万。利益率の高い、オンリーワンの仕事を選ぶこと。言うがやすしではあるが、ビジネスに対する着眼点や展開の仕方には、大いに役立つと思える。これからは女性の時代か。僕が興味が沸き、会ってみたいなと思う経営者は、なぜか女性ばかりである。たくさん他にも著書もあるようだから、連休中にもう少し読み進めたい。

 

気分転換の読書-たまには文学-

三田文学の源流、永井荷風

永井荷風を読んだ記憶はある。記憶はあるといっても、遠い記憶を引っ張り出す、そんな感じであったが、改めて三田文学、慶應義塾とのかかわりを知るいい機会になった。書の中にもあるが、慶應への現代への系譜としても、永井荷風という人を論じ、語り継いできている。この書の中で、慶應出身者が論じた共通の問題点として、このように末延が述べている。「それぞれが「性」という荷風文学を貫く根本主題をしっかりと視座に据えたうえで、荷風文学における根本主題として、それぞれの作品の最も奥深いところに秘められた「性」による国家の解体という、荷風のきわめて過激な思想と、それが日本の近現代文学と二十世紀の世界文学に対して持つ意味が、十全に読み解かれてこなかった(273-274頁)」と。なるほど、人間の「性」のドラマを、人間の根源的な主題への向き合い方は、接近していても、接近できていないのか、現代の作品はそこへたどり着いているのか、いやそうとも思えない、ギリギリのところへの描写はどうなのか、いろいろ思うところはある。荷風は物語は書いたが、小説は書かなかった、書けなかったということも過去の論者の指摘もあるようだが、それはどうなのか。荷風を少し読んでみたくなった。

慶應義塾文学科教授 永井荷風 (集英社新書)

越境の醍醐味

揺らぎの中の「私」

新聞の広告で掲載されていた書籍で気になったので、購入し読んでみた。僕もこうした「越境」的な生き方や思考をしていると思うが、なるほどと共感できる点が多かった。越境の醍醐味として、4つの類型を挙げられている(P232-233)。

①知らないということである。
②知らないと知って、停滞を破る。
③離れているものどうしに共通点を見出す。
④知らないことを知ることで多数の視点を持つ。

専門を決めるということは確かに有用なことも多いが、専門を決めないということも一方で新境地を見出していく。そのためにも質問力を磨くことは、上記の4つの類型に示した越境力を手助けするだろう。意外に池上氏の書籍を僕は読んでいないことに気付く。難しいことを優しく説明できる方だから、僕ももう少しいろいろ読んでみようと思う。

 

 

週末移住について考える

これも一つの生き方

2020年が近づくにあたり、価値観はさらに変わってきている気がする。都会でガツガツやることに疲れ、田舎暮らしを望む。そういう人が増えたと思える。一定の生活水準を確保し、それ以上は望まない。多くを望まず、ほどほどでいいんじゃないかというように。たまたま縁あって読んでみた。平日は東京で働き、週末は八ヶ岳で過ごす。後に早期リタイアをして、八ヶ岳での生活をつづったもの。確かに田舎の方が子育てにはいいと思う。人間関係は非常にめんどくさいだけど、こういう生き方もいいのではと思う。40歳を越えて、思うことが少しずつ変わってきた。概ね自分が出来そうなことが、見えてきたのが大きい。この点、すごく寂しい面もある。ただ残りの人生を楽しんで生きる選択肢のなかに、こうした考えもあるなと思ったものである。