講演・講義

授業雑感

考える力

共通テストの振り替えで岡山に講義へ。だいたい正月明けまでにレポートを学生に提出させる。1年生のレポートだから、出来不出来もあるが、まず「出来ない自分と向き合う」こと。孤独のレッスンと言えば、格好がいいかもしれないが、そんな格闘を望み、そこから出た言葉に期待している。しかしながら、語彙力、教養の低下を年々感じる。つまり論理だの、思考だのと言う前に、その素養がないため、ファンダメンタルなところが欠けているから、前へ進まない。詰め込み教育がということも言われるが、ドリル的に漢字や単語、計算などの訓練が必要ではないかと思う。今どきの大学生を見ると、自分の子供が受けている教育、親から子への教育など考えること、満載なのである。大学は論文を書きに行くところだと僕は思っているので、レポートを通じて、思うこともたくさんある。さて、採点という仕事が僕には待っているな~。

岡山にて

岡山も長くなったものだ

岡山で講義をさせてもらえるようになって、3年目である。講師室でも事務室でも図書館でも話す人は増えた。見知らぬ時間講師ではなく、皆さんよくしてくれる。せっかく岡山に行く機会があるんだから、もう少しいろいろ楽しんでみようと思っている。今回は早めに岡山に入ったので、名物のえびめしやへ。なかなか独特の味。岡山はほんと縁がなかった。岡山は新幹線でも通過するし、そう用事もない。だから岡山のことは隣の県でもよく知らない。講義の前後で時間が何等かとれるわけだから、ぶらりとするのもいいかもなと思い始めた日々雑感。

夏の集中講義

夏の特別講義

昨年より県立広島大学で「商品ブランド開発論」という講義にかかわっている。事業者の商品選定、講義、講評というところが僕の役割で、コーディネートも難しいが、学生受けする講義を受け持っている。昨年の商材をがらっと変えて、今年は臨んだが、ここの学生はレベルが高いなと思いますね。初見の商材の問題点を洗い出し、解決策、出口を見出し、プレゼンできる。20歳前後の若い人たちの感性もミックスして、こちらも勉強になりました。来年もかかわるのかどうかわかりませんが、こういう講義は大学でもっとやるべきでしょうねと思うところです。

大阪へ

久々の大阪経済大学

学生が僕の論文をたまたま見つけてきたという流れから、大阪経済大学へ久々に行くことになった。コロナ渦で呼んでいただいたときには、すべてオンライン講義だったので、キャンパスに行くのは久しぶりのことで、まあ懐かしい記憶を辿りながら上新庄から歩きました。ここの学生は優秀という印象です。そして学生たちにも活気があるなと思いますね、若い力でどんどん切り開いていってください。今回のテーマは飲食業会計。このテーマも面白いものです。飲食業がメジャーな産業であるにもかかわらず、意外に研究が少ない。ということで着眼点はいいとは思いますが、この分野も得意技の方の部類。自分の強みを活かすも殺すもと思うところですね。大阪もたまにはいいものです。

クラウドファンディング講義

人の話を聞く

授業をする身になって、自分が人の話、講義を聞くということはめっきりなくなった。これは新たな知識のインストールの機会も減るし、たまには聞いて知を深めることも必要に思う。何よりも自分と関連するものがあれば、そこから何を得ることは自分の知識を血肉化することにもなるし、プラスに作用する。今回、クラウドファンディングがテーマということもあり、話を聞きにいった。自分と少し違う解説(→知識の内容が異なるわけではない)で、説明の仕方も勉強になった。一般向けのレベルや程度感なども学びになったものだ。僕なりの時間の活用や書籍だけではない勉強の時間もどのように獲得し、未来につなげていくのか、今回考えたことである。

 

久し振りの講義

岡山3年目

今年も岡山での講義が始まりました。同一講座も3年目。毎年、バージョンアップしながら話をさせてもらっていますが、自分も学びの多いものです。しゃべりながらそうだな、ああだなと思いながら、今年の学生の様子を味わう。そうして後期へという流れ。ルーティンになりながら、岡山に行くと大学の先生といういい意味での緊張感を持つ。これもいいものです。今年は特に農業政策はたくさん勉強したので、自分なりにも納得はして臨めた。やはり日々勉強というところです。

今年も終わりました

岡山の2年目も終わりましたね

2022年度の中国学園大学の会計学入門も終わりました。今年は疲れました。加齢もありますが、日常が忙しすぎて、ほんとタイトでした。今年は昨年よりもブラュシュアップを目標に板書も精度をあげたつもり。甘いものを固くいくという方針で、コアな部分をひつこく、ねちっこくやりました。来年も同講義を頼まれたので、もっと精度が高く、進めていければいいと思います。学生が少なかったので、添削もしましたが、来年は無理かもしれませんね・・・。また秋に!

授業

ああでもない、こうでもないと考える

何が正解か不正解かはわからないが、物事のアプローチ一つで見方は変わるもの。同じテキストを使っても、同じようにならないし。去年と同様の講義はできない。同様というか同じにはならない。進化なのか退化なのかわからないが、いろいろ考えるな・・・。教えること、授業をするのは向いている。教務はしたくない。それはカルチャーが合わないから。もう僕もいい年だ。人生の終わりのカウントダウンを逆算すると、できることは限られてきた感はある。

授業のよもや話

授業の一コマ

学生からレポートを受け取った。中身はまだよく読んでいないけど、昨年よりはよさそうな感じがする。ただ文章でみんなほとんど改行がない。文章の書き方、小論文とか受験でやらんかったんかな....。 気になって、「、」と「。」って何?と質問すると全滅、「てん、カンマ、。」と答えた。「、」は読点、「。」は句点。句読点の説明をした。用言とか体言とか習ったんかなとか不安な気持ちもあるが、僕は非常勤なので、そこまでは教える時間がないんだな...。

レポートに関して

大学生の第一歩

僕の授業では必ずレポートを課している。大学1年生ですごいものができるとは思ってはないが、考え抜くこと、まとめること、自説を述べることなど、訓練をし続ける。大学はそもそも論文を書きに行くところというのが僕の信条。だから粘り強くやるしかないと思っています。ただ作法は学ばないとレポートも論文も書けない。僕が最初に勧めるものはこれである。僕はわかりやすいと思うし、参考になると思う。とかく型を学び、その通りにやってみる。そうしながら、作り上げていくことを訓練するしかない。今年の学生にも期待したいと思うのだが・・・・。このテキストを使って講義したいな~。