講演・講義

今年もはじまりました

会計学入門

今年も月曜日に岡山にある中国学園大学の講義が始まった。昨年と同じ講座であるが、今年の学生は暗いなって感じがする。反応が薄く、まだ最初なんで感触がわからないのが本音。昨年の反省も踏まえて、板書の整理法を少し変えて講義中。今年はどうでしょう?会計学だとどうしても不人気の王様のような講座。なかなか険しい道のりである。

2022年夏ー集中講義ー

夏の終わりに

県立広島大学からお声がけをいただき、4日間の講義を終えました。4日間べったりいたわけではなく、最初の入り口と最終日の講義、総括などというものであるが、大変優秀な学生と共にいい学びを得た。ほんとに大学らしい、今どきの言葉で言えば、アクティブラーニングか。いずれにしても、夏の暑い中、予定受講生も倍以上。学生の求める講義をすべきなんだなと思うところだ。それにしても、会計学のつもりが実はそうではないのかもしれないと思うが、自分に幅があるんだという理解をひとまずしておこう。

久しぶりの大学講義

中国学園大学へ

昨年の後期の授業以来となったが、中国学園大学へ単発講義。岡山学というオムニバスの1コマで、「中山間地域」をテーマとした内容。思えば、いろんな話をさせていただくようになったなと思うところだ。昨年はオンラインで大変苦戦した。対面はやはりいいものだ。岡山もそうだが、75%が中山間地域となり、様々な問題がある。今回、1コマだからざっとこうだよって話しかできなかったけど、これはこれでと思うところ。やはり教壇でしゃべるのは向いている仕事のように思う。

県立広島大学にて

夏の準備

この夏、県立広島大学での集中講義をお願いされて、打ち合わせで久しぶりに訪れた。県立広島大学で教鞭をとるのは、6年ぶりになるだろうか。今回はブランド戦略のような講義で、中身を聞くと、面白そうだ。商品が学生に与えられ、それをどうブランドを作っていくのかをグループで学習する形である。その商品の選定と一部講義、講評をすることになる。大学らしいいい内容と思う。あとは学生がどのように取り組んでくれるのか、それが課題であるが、15名の定員を大きく上回り、39名も受講生はいるそうだ。今回、楽しみな仕事をいただいたように思う。

草枕を読み直す

非人情の世界

何となく草枕が読み直したくなって、読んでみた。「山路を登りながら、こう考えた」と始まるあの小説である。漱石を読めば、社会がわかるという人もいるが、何となく漱石の言葉から今の僕が抱えている諸問題を打破できるのではないかと思い、何故か草枕から読み直すことにした。旅の宿であった女性を通して、芸術や思想、哲学、文明というものが見えてくるのだが、西洋化への格闘がつぶさに読めてくるわけで、国家権力との向き合い方、思想というのがあらわになっている。感染症の時代になっている今、自分自身でコントロールが何かと難しくなっており、ぐっと考えることが多くなっている。少しずつだが、漱石と再度、向き合ってみようと思っている。何かわかってくるものがあるだろうか。

 

来年も岡山 

会計学入門

来年も岡山で会計学入門の講義を持たせていただくことになった。広島からの非常勤なので、今年でお役御免かと思っていたが、来年もということで受け持たせていただく。シラバスも入稿を今しがたしたところだ。今年と同様に同じテキストを採用する。いろいろ会計学入門系の教科書は見たけれど、これに勝るものが見当たらない。なかなかねちこいプログラムで書かれているが、やはり習熟のためには仕方ないのではないかと思う。簡単だと思う学生もちらほらいるが、大部分はこのレベルを標準としていた方がいいように思う。どこのレベルで合わせるか難しいが、補足でそれなりには会計を学べるようにはしているつもりなので、そこは学生も安心してほしい。まだ今年の講義は終わっていないが、テキストは十二分に終えることができる。これだけやるだけでもこの知識から応用はきくと思うので、2022年はさらにバージョンアップさせたいと思う。

 

農業のシンポジウム

農業は不確実なのか

ラジオで一緒している廣島農人をメンバーを中心に、今回、セミナーを開催した。コロナ渦は何をやるにしても難しいのは最初の実感。終えてみてやってよかったなと思う。僕が「会計」、そして気象予報士の波田さんが「気象」、スマート化について、近大の樹野先生の講義後に、安芸津町で農家を営む甲斐さんを交えて、シンポジウムを行い、参加者を交えて、いろいろ議論させていただいた。長時間にわたったが、参加者もお付き合いいただき、感謝である。議論しながら「不確実」が少し「確実」になったかな?こうした機会は必要だろうと改めて思う今日この頃。

オンライン講義

見えない学生へ

久しぶりに大学の講義をした。オンラインなので、見えない学生へ向けての講義はほんと疲れる。内容も学生にとっては少し難しかったようだが、学生のレベルもわからないこともあって難しい選択だった。また1コマ完結となると、あれもこれも話したいフルコースゼミになることから、詰め込みすぎかもしれない。これからもオンラインは多いのかなと思う。今まで考えてみると、会計学よりも周辺の学問の講義が多い。今日は中山間地域のことであり、ある意味、話せる幅は多い気がする。何事も経験だ、それにしても、異様な疲れがある。年齢もあるのかしらないが、パワーを抜き取られたような感じである。

理解の促進

板書の方法

来年度から大学の講義もあるので、どう授業を進めるのか、結構考えている。実践してみようと考えているのは、パワーポイントをなるべく使わず、板書を使い、学生に書かせる。書かせるといっても書く価値のある板書にしたい。思考をしつつ、理解が促しながら進める。こういうことを考えている。つまり、分かった気にさせるのではなく、本当にわかるという次元へ。最初で躓くか、進めるかは教師の力量にかかっているのではないかと思い、たまたま見つけたこの本へ。分野は異なるが、ずいぶん参考になった。ちょうど小学校の国語の教材をもとにかかれているので、息子とも話してみたが、学校ではこの本で指摘されているような「羅列型」板書であるようだ。板書はどこまでできるのか。非常に考えている最中である。

 

2020年最終講演

今年最初で最後の対面講義

呉広域商工会からお話をいただき、今回、講義をさせていただいた。コロナ渦中であり、運営サイドの呉広域商工会の方も大変だったように思う。今回、コロナをテーマにどう事業経営を行うのかというもので、こちらも議論して臨んだ。僕が総論。各論を麻尾氏(IT事例)、古谷氏(飲食業事例)で行った。商工会のメンバーは業種も様々なので、あまり偏りのないような話にしようと思うだけにこれも難題となった。結論的には、いろんな話題の中で、ヒントくらいはあったのではないかと推察する。これから対面でこういう企画講義は難しいかもしれない。しかし、経営者は常に勉強である。今回、呉広域商工会に感謝申し上げたい。また機会があれば、呉に行きたいと思う。