論文以外に得るものはない
読めばわかるとある学者に言われたことがあるが、僕もそう思う。学会に行こうが、そう得るものはない。なので、そんな時間があるならば、文献を多く読んだ方が効率も良い。久しぶりに星野先生の文献を読んだ。学生時代はあまり合った方の先生ではなかったが、自分の成長もあるのか、素直に読めた。文章的には特徴的な文体であるが、会計学をしっかり向き合う姿勢が見て取れる。簿記の軽視という考えだったところは今でも会計観が合わないが、財務会計のルールや理論と向き合う点は参考になることが多い。残念ながら、数年前に亡くなられて、もう議論することもない。ただ残された論文から学ぶことも多いというのは、学術的に功績があるともいえる。
久しぶりの学会報告
思えばコロナ前に学会に行ったきり、学会には参加していない。そもそも学会が好きではないので、そうは行こうとは思わない。が、今回、ちょっとやってみようかなと上京してみた。明治大学は初参上。いいところにあるね、場所も移動がしやすいいい場所。今回、論点がぼけているような気がして、報告も今一歩な気はしたが、まあこれはこれで。博士号を取得してからは非常に学術研究が楽になった。型をくずして、新しいものを作り出すチャレンジもしやすい。そんなこんなで学会。今後はいつ参上しようか、また考えましょう。
2017年の秋
農大にお世話になり、博士号をいただいたわけだが、思い起こせば、2017年秋にはじめて農大に行った。ちょうど収穫祭(学園祭)の準備時期で変わった大学だなと思ったものだ。当時は東農大と言っていたが、邪道らしく「農大」というのがいいらしい。1年間で博士を思ったが、結局2020年の春までかかってしまった。世の中、そんなに甘くない。農大は通ってみたい、学籍を持って過ごしたいような学校だった。農業に興味がなかった若いころの僕は検討さえしていなかっただろうけど・・・。
会計とは何か
会計学の分野で崇拝している友岡先生の新刊。のそりのそりと読ませていただいている。会計をできるだけ平易な言葉でかみ砕きつつ、本質に迫っている。螺旋状に会計学を1周、2周、3周とまわりながら、会計とは何かというところの到達点を見出そうとしている。この問題は僕も正直よくわからない。終わりは始まりだからだ。いつもああでもない、こうでもないと考えるが、最後は友岡先生の著書に頼る。それだけ僕には影響力を及ぼしている存在である。
| 慶應義塾大学出版会 発売日 : 2022-10-30 |
12年ぶりに
地元の東広島商工会議所に呼ばれて、12年ぶりに講演をさせていただきました。クラウドファンディングの話はまだ続くのかと思いつつ。クラウドファンディングの中でも投資型クラウドファンディングの話が中心にいつもしゃべるけれど、今回は購入型を中心にお話。まあ疲れました。いつも学生向けにお話をするので、一般向けに対しても授業のような感じだったといわれるが、まあその辺はおおめに見てほしい。
リアルに投資
榊原先生の書籍を久しぶりに読んだ。大学の先生を辞められていたのはびっくりしたが、自分の人生のリタイアを計画的に推進し、投資により貯蓄を増やし、いわゆるFIREの状況を作っているようで、うらやましさもある。科学的な手法による株式投資の指南であるが、ほんと待ったなしの状況になっている。物価高は続き、日本も貧乏な国になっている。仕事がまだあればいいが、だいぶ状況は変わってくるのではないかと推測する。何か次の手を自分自身もと思うが、金融教育をもう少し早くから体制づくることも必要ではないかとほんとに思う。
目が文字を避ける
コロナ後遺症のせいもあろうが、とかく疲れやすい。文字を読んだり、仕事もつらい。文字に関しては老眼は進んできているのもある気がするが、それにしてもつらい。校正の作業は嫌いなものであるのもあるが、とかく後回しにしたいなと思ってしまう。さて3月末に出した論文。中国学園大学にもお世話になっているのだから、一つは足跡を残そうと思い、寄稿した。こじんまりした大学であり、肩ひじを張ることなく、楽しく教鞭をとらしてもらっている。今年も後期からお世話になるが、まあたまには論文を起こしていくことも必要なことだ。それにしても、コロナ後の体の違和感が抜けない。体のなまりであると信じたいが・・・・。