左脳

謹呈本より

 

管理会計とは?

県立広島大学の足立洋先生より謹呈本を頂いた。共同研究もやったこともある。なかなか忙しくなって、ジョイントできないが、足立先生には研究の方法という観点で僕には影響は大きかった。最初が論文ではぐらついてしまうようで、その点、手続き面は参考になるものばかりだった。博士論文でも迷惑をかけた一人である。そういう思いでもあって、目次をみてぱらっと見たときに、4章に目が行ってしまった。過去に紀要等で取り上げられた論文もあったので、改めて読むこととしたい。それにしても、一つの書籍を書き上げるのは大変な作業である。書いたからと言って読んでいただける方はどれだけいるのか、埋没する書籍もたくさんある。しかし、学術書は古くなってもどこかで役立つ気がする。学者の世界では。管理会計の方に寄り気味の自分であるが、足立先生にご指導をいただきながら、研鑽したい。年下であるが、能力的には雲泥の差がある。僕のこれまでの努力不足と言えよう。閑話休題。管理会計を学ぶ方には目を通して欲しい一冊である。

 

PR戦略

IT戦略もどうすればいいのだろう

この前、東広島に講演に来られて、行く段取りをしていたが、急な予定で行けなくなってしまった。本も読んでいたし、実際聞いてみたかったのだが、PRの仕方はほんと考える。デジタル化は必須の流れ、この中で自社のPRをどうするのか、ほんと悩みはつきない。しかし、これだけの時代、僕は危機感を持っているが、実際はそうでもないのかと思うほど、のほほんとしている人も多い。幸せなんだろうと思ってみている。うさぎと亀の話ではないが、僕は亀である。今、力を蓄える。閑話休題。この書籍、フェイスブックを強く推していた。気軽に読める本なので、手に取って欲しい。最後に読者特典もあるので、役立つと思う。事業者の皆様にいいヒントになるのではないかと思う。#0円PR

 

電子マネー

消費者の使い方

電子マネーがさかんになって、さらにコロナ渦中では、非接触型ということで、利用は増えているように思う。職場の東広島でもペイペイ利用で、20%還元など消費喚起もある。キャンペーンごとにいろんな種類の電子マネーを使い分けることで、ポイント還元がいいものを利用するなど、消費者にとっては気になるところであろう。今日、がっかりしたことと言えば、東広島でランチをしたが、ペイペイで払おうとしたら、3000円からしか利用できないという。目立たないように記載しているが、入り口にはステッカーをはって、ペイペイが使えるとアナウンスしている。確かに資金還元に少し時間を要するが、これなら最初から利用しなかった。970円の昼食であったが、約200円戻ってくる。つまり、約800円でランチをしようと思い、はいったわけだが、この点裏切られた。消費喚起の意味が違う。これなら導入すべきではない。消費者も使い方を考えるのだから、少し考えてほしいものだ。飲食店の資金繰りが極めて厳しいのかもしれないが・・・。

謹呈を頂きました

1/2革命

ありがたいことに立命館大学院のときの先生である谷口先生より謹呈をいただいた。過去の捨象、現在の創造。昔あった美しい「過去」からの脱皮から新しい価値創造へ。おなか一杯の過去ではなく、半分の現在。その中でクリエイトすること。現代に生きる意味を問っているように思う。農業でちょっと前に「半農半X」という考えが普及し始めているが、半分は違う「X」という考えも何か通じるところがある気がする。がっつり一つにしがみつくというのは、現代にそぐわないような気がする。新書で読みやすいと思うので、是非読んでいただきたいと思う次第。

 

著者 : 谷口正和
ライフデザインブックス / 株式会社 ジャパンライフデザインシステムズ
発売日 : 2020-11-22

 

アメリカ大統領選挙について思うことなど

熱狂の大統領選挙

他国の大統領選挙にもかかわらず、日本でも盛り上がったような気がする。アメリカの人たちの熱量には頭が下がる一方、日本自国の選挙の盛り上げのなさを考えると恥じるところでもある。開票がすべて済んでいるにもかかわらず、未だすっきりしていないところもあるが、その是非は意見を避けるが、それにもしても、これくらい日本も自分たちの国に関心を持つべきと思える。ニュースをみても、国会会期中にもかかわらず、アメリカの件が多くを占め、コロナ関連である。国会の様子は学術会議のことだろうか。そう取り上げられているわけではない。政治の向き合い方は考えるべきではないだろうかと思うところだ。

大阪都構想について

大都市の在り方

先日、大阪都構想の選挙、2回目の審判が出た。否決。個人的には大賛成だっただけにとても残念である。神奈川県や福岡県など、たくさん同じような問題をはらんでいるだけに大阪がフロントランナー的役割を担い、統治機構を変える。かなり期待をしていた。大阪は特に西の中心、副都心的役割を担うべきで、この選挙は改革への第一歩だったように思う。維新の2トップがうまく連携しているのもあって、二重行政の問題も見えにくくなったと思う。それに加え、住民サービスの低下というが、どうなればよくてどうなれば悪いのかもあいまいなど、説明が不十分、その点わかりにくかったのかなと思える。今回の結果はとても残念で仕方ない。しかしながら、民主主義。民意として受け止めないといけないのだろうが、これからこのままでいいはずがないと思うのだが、どうだろうと思うところだ。

新たな動き

慶應義塾大学へ

ずっと行けなかった東京。やはりいろいろ会いたいものだ。是非、お会いしたかった友岡先生にお会いすることができた。僕の博士論文には、マストの存在であった。正直、この先生の論文に出会わなければ、論文は完成しなかっただろう。なので、ほんと論文に出会えたことは幸福である。思い切って、塾員ということもあり、論文を送ってみた。そして、一度お会いしたい旨、お伝えしたところ、快諾してくださり、時間を割いて下さった。あれこれ誰かを介すと、あとでのトラブルもなる可能性もあるので、まあこれでいいのだろう。2時間くらい、いろんな話がdえきた。会計学の世界でも頑張らないといけない。そう思いながら三田をあとにした。いい機会であったのは間違いない。

高校生の投資

N高校での投資体験

僕も大変注目している角川が経営するN高等学校。通信制の高校だが、みていても楽しそうだ。子供にも薦めたい学校である。部活で投資部たるものがあり、村上ファンドで有名な村上世彰氏が特別顧問した経験をつづった書籍が、画像の者である。村上財団から20万円支給し、実際の投資を経験するそうだ。非常に面白い取り組みである。本屋の平積みにすぐに手が伸びて、これから読もうと思っている。その一端は、プレジデントでも掲載されているので、読んでみるといい。お金は悪いものというかいいものとして捉えられないことが多い気がする。日本の金融教育は明らかに遅れているし、弱いところだと思う。N高等学校がこうした取り組みを取り入れたことも素晴らしいし、村上氏が投資を教えるという行為も素晴らしい。新しい取り組みが社会を変えていく。高校もそうだ。僕も通ってみたいと思うほど。学校というところにはやはりあまりいい思い出が僕にないので、何かワクワク感があるので、N高等学校は陰ながら応援している。高校生に教える投資の勉強をしてみようと思う。

 

会計センスを磨く

会計入門を学ぶ

以前も取り上げたことがあるが、会計をできるだけ優しくわかりやすく伝えるために、いろんな本を読み続けている。今日はこれ。餃子屋と高級フレンチのお店を例に、キャッシュフローとか管理会計とか、損益分岐点とかいろんなものを取り上げているのだが、やや高度なのかなと思う。高度というのは、一見、容易に入りやすい書籍であるが、内容が濃いいという意味だ。結構な情報は学べるのではないかと思う。それにしても、会計と会計学。学術的なものと実務的なものはアプローチは異なる。しかし、結局は使えないと意味がないので、その本丸に達成できるように考えてみようと思う次第である。じっくり考えながら、読んでみてほしい一冊。会計の本はちょっと前に発刊されたものの方が面白いと思う。

 

インタンジブル・イラ―デザイン=情報化社会への理解力

時代の予見

先日、オンラインであったが、著者の講演を聞くことができた。今は武蔵野美大の学長をされているようだ。30年前に書かれた書籍のようだが、今、ここに語られていることが現実にあるという。聞いてみて納得。読んでみて納得という感じがした。紹介までアマゾンで取り上げられている内容を、コピーすると、以下の通りである。あらゆる人びとは、デザインの能力によって今を生きている。これまで造形・美術の世界に閉じこめられていた「デザイン」は、今日情報化時代を考え、解読するためのキーワードとなった。新しい時代の価値構造の特徴は、物的価値中心指向から、知的価値中心指向への移動である。私はこの本で、〈タンジブル―インタンジブル〉という軸を想定し、時代の変容を読みとろうと試みた。この本は、グランド・デザイン構築の推進や、デザインの国際戦略活動で知られる著者が、次代を〈インタジブル・イラ(触知不能なものに価値の重心が移る時代)〉と特徴づけ検証した、俊鋭の野心作である。 著者が講演でも言っていたが、デザインの時代というか、デザインの捉え方が今問われているのは、やはり必然のような気がする。30年前ももちろん社会変化が激しかったと思うが、今、さらに加速した気がする。中古でしか手に入らないと思うが、是非、読んでいただきたい一冊である。