会計・税務

数字を大切に

数字で判断する

定性的なものを否定する気もないし、事業への情熱という部分など、数字に表れないところをどうのこうの言うつもりもないが、事業をやる上で、数値に落とし込み、根拠を持った事業計画書を作成し、第三者と話す。これは大人の作法ではないか。よくこうやったら、これだけ売り上げがあってと夢話をする人もいるが、最初の段階はいい。銀行や支援者などに説明する際に、それさえもできないようであれば、やはり事業はしない方がいい。事業計画が自分で作れないのであれば、専門家と一緒に作るのはいいと思うが、自分で説明できなければ駄目である。それは身体にも落とし込むことであり、必要な所作である。子供じみた経営者がいると、そんな話をするが、馬鹿にしているのか真剣に聞いてない気がする。すべて自分に跳ね返るから、日々勉強ですよ。わからないことはわからないでいいが、わかるように努力を!そんな今日の所感。

日々の管理を大切に

当たり前のことを当たり前に

会計の仕事をしていると、日々の帳簿付けを疎かにする人が多い。毎日、コツコツとやっていればなんてことない話なのだが、それをしない。日々の営業が忙しいとかなんだかんだと言って言い訳をする。言い訳をした挙句、すべてがギリギリ。それさえもうめんどくさくなってしない人も。相手のことは考えず、一人よがり。会計ももちろんどんぶり勘定。まあ言い訳の仕方はうまくなるだろうが、すべて自分に返ってくる話。日々の管理を続けることが今を作り、未来を作る。積み重ねた過去を把握して、今を見る。未来への計画、夢。数字の話をすると、こうなってこうなってという話をする人いるが、数字で計画出さなければ、大人は聞かないよと言うのだが・・・。そもそもこういう意識がないんだから、言っても無駄なんだろうなと思うので、どこかで僕の役割が終えていくような気もする。会計って教えるようになって、やっぱりここからだと思う。魔法のマジックではなんだから。

査読論文

校正が終わり掲載へ

久し振りに査読論文。学会というところが好きではないというのもあるが、今回の気づきは出版社がやっている学会は校正もよく、学ぶが多いということがわかった。やりとりの中で、精度の高い校正、きちんとしたレスポンス。気持ちのいい仕事であった。査読というのもどうかという疑念はあるが、論文を起こし、世の中に出す爽快感はやはりある。僕の目標はあと少し、もう少し踏ん張って頑張っていくこととする。

会計は面白い?

一応、会計学者?

ご専門はと聞かれたから、農業会計学者と答える。農業と会計の往復をしているが、大学で教えているのも「会計学」なので、会計学者になろうか。昔から青柳先生は会計観が合うなと思うが、ようやくこの書籍を手に入れた。やはり古本でも高額になるものもあるが、この手の書籍である。今回、それなりの金額で古本価格で出たので、今だ!と思い、購入し、少しずつ読んでいるが、やはり面白い。いろんな分野に目を配り、よく研究されているし、知見が多い。こういう風になれればと思うのだが、なかなか浅学の身。僕も頑張らないと!と思う次第。

難しいことをわかりやすく

簿記は難しい?

できるのなら大学では簿記の講座を持ちたいものだ。それもできるのなら簿記原理のような理論的なもの。簿記を勉強することは最初、とかく嫌であったが。会計学をどんどん進めると、簿記に戻るというか、その重要性を知る。知るというか自明なのであろうが、基礎点検のようなもので、大切な営みのように思う。さて、今回、私の尊敬する友岡先生の新刊。板書で使えそうだなと思う箇所もあったなど、「教える」という観点で有益であった。初学者も読みやすく、学びやすいのではないかと思う。もっと本を読んだりする時間も欲しいが、なかなかその時間は取れない。アップアップというほどではないが、時間を有効にうまく使うというところではできていないんだろうなと思う次第。

 

著者 : 友岡賛
慶應義塾大学出版会
発売日 : 2024-04-05

やはり理論なのである

深く考えること

会計学の講義、これに教科書を変えていこうかと思わなくもない。友岡先生の書籍を変えるだけといえばそうだが、理論的なことに傾斜したほうがいいかなと思い、つらつら再考している。簿記に会計は立脚する(だから会計嫌いを助長するのかもしれないが)というのは、たぶんわかればわかるほどそうなるのではないかと思う。とすると、その簿記を離すようにするのは好ましくないが、理論的なものをしっかり教えるというのもいいのではないかとも思うしと、改めてそんなことを思い始めた今日この頃。

 

著者 :
慶應義塾大学出版会
発売日 : 2007-10-01

謙虚な社会科学だそうだ

ほんと「謙虚」なのか

一応、専門はと聞かれると、「農業会計学」と答えているが、その農業会計学は、農業経済学の一端から派生しており、その一部として考えていい。僕の立場からすれは、社会科学で育ってきたと思うが、最後は自然科学の農学部出になるわけで、ほんとどっちつかずで生きているのは間違いない。そのどっちつかずの僕が先日読んだ「農業経済学の意義」で違和感を感じざるを得ない。謙虚という言葉が果たして適切なのか。中身を読むと意味はわかる。「本質的な構図をシンプルな概念で提示するのが農業経済学の役割」、「能動的に日本の農業を内外に発信することが重要である」ということは理解できる。果たしてそれが「謙虚」なのか。ぱっと言葉が浮かんではこないが、「謙虚」ではない。そんな所感を得た記事であった。

財務諸表論

書籍謹呈

税理士試験向けであるが、第14版の財務諸表論の要点整理を頂いた。試験向けと銘打ってあるが、中身は充実、コンパクトにまとまっていた。学び直しにちょうどいい。この書籍、税理士試験とか銘打たない方が多くの人に目に触れるかもしれない。しかし、14版までいくということは評価を得ているのに評することでもないか。それにしてももっぱら会計系は読むことが少なくなった気がする。農系が多いわけで、純粋な会計学者ではないということの証左か・・・。頂かないとめくることもなかったかもしれない書籍だが、これはほんといい内容であった。そもそも会計学でいいなと思うものが少ない。だからなおさら貴重。

 

 

 

畜生!

忙しさに輪をかけて

論文の校正が届いた。いつも忙しい時期に来るので、時間がほんと取れない。正確さも欠ける性格なのに、輪をかけて加速する。いかんぞいかんぞと思いつつも。研究者もどきとしては、やはりいい悪いは別にして、論文を出していくことが必要に思う。僕にも意地があり、何が何でもというところで壁を越えようと頑張っている。自分自身との闘いである。今年度は2本。そのうちの1本が手元に。あれこれあるが、ここは踏ん張り時である。それにしても、パソコンばかり見ているので、目が疲れている。身体より目。寝つきも悪いし、脳も疲れているのかもしれない。さすがに歳を感じる。校正も締め切りまでには何とかやりきらなければと思う今日の朝。

インボイスはどうなんだ?

実務大敵!

仕事の工数がかかりすぎる。こんなにやらないといけないことが増えているし、これ、できる?っていう理論と実務の乖離が甚だしい。これなら素直に12パーセントにするとか、複数税率を辞めて、一律10パーセントに消費税をするなど、租税の原則である簡素へ立ち戻ってほしい。計算様式が変わる、書式が変わる、非常に手間であり、ほんとインボイスは廃止してほしい。政治資金規正は緩いが、国民には厳しい。これ、考え物。複数税率を取りやめ、インボイスを辞める。ほんとにやった方がいいと思う方策。