
トラベリングマン
年齢がそうさせるのか、日常がそうさせるのか、わからないが、好んで誰も知らない人の場所を選んで夜を楽しむ時間を作るようにしている。街を歩いても、誰も知った人に会うことがない。飲食をするにしても、インターネットで選ぶなど、かかわりのない場所を選ぶ。よく聞くのが週末になると、たとえば博多にいるとか神戸にいるとか、自分の住まいの県や市町村にはいないようにして、完全なリセットをして過ごすといったこと。その気持ちわかるな・・・。なので、時々、こうしてふらっとどこかへということもあるもので、見知らぬ人とたわいのない話をして、「旅人」で楽しむのもいいのではと思うものだ。実際、近くで飲むより遠くにいた方が気分も変わるし、この方が精神的にもいい気がする。また行き詰ったら、知らないどこかでふらっとというのがとても楽しみにはなっている。

さらば大学の教壇!
今年度で大学の教壇とはすべて離れることになる模様。いろんなことあったなと思うのだが、次のスタートして位置づける。常勤は話を頂くことはあるが、自分のライフと噛み合わないので、第一希望は、特任。その次は客員で、多くても週2日という程度で大学教育にはかかわりたいと思っているが、なかなか要望通りにはならない。下手に僕がいろいろ科目を持てる方だと思うので、 自分の専門分野がなんだったかなと思うこともしばしば。他人からの評価と自分が思う評価は異なるものである。教壇には「思い」もあるので、新天地へ少し動くと思うが、この1年は僕自身も大きな動きもあるだろうから、文字通り「おわりはじまり」なのである。

文部科学省への「反抗」か?
東大が学費を上げるという。約2割とのことで、値上げは実に20年ぶりだそうだ。教育無償化という流れとは逆の方向に動きだした。大学においても予算がだいぶ削られ、苦肉の策とも聞くが、東大がこれを進めると、他大学も追従はするだろう。奨学金を利用している学生は半分くらいはいるそうだが、なかなか高額な学費、仕送りと考えると、奨学金を利用するのは頷ける。時が返ってこないと考えると、借金をして、「今」の学校を取るかどうか考え深い。これだけ社会がカオスな今、ここまでリスクを取れるのかと考えてしまう。国立大学こそ学費は下げてほしい。教育機会を作ることを考えてほしいのだ。国もどう考えるのか。少子化対策といっても、無策に近いと僕は思うが、真剣さの伝わらない内容に加えて、こういう話題。どうなる日本の未来って話である。

読書の秋
国語の世論調査で、月に1冊も本を読まない人が6割超に上ると文化庁が公表した。インターネットやスマホの普及の原因は確かであろうが、あまりにも読書率は低いのではないだろうか。読書は語彙力や思考力、論理力といった人格形成にも大きく寄与するし、情報収集もできる。国語力の養成に影響は計り知れない。うちの子どもでも、スマホ、ゲームなど時間の浪費はすごいものだ。活字離れは昔から言われた事ではあるが、あまりにもこの傾向はよろしくない。本を読むことで、世界も広がるんだけどなと思うが、それに気づかないのかどうなのかと思う話であった。

高級な魚になったけど・・・
やっぱりこの時期、秋刀魚が恋しい。家でも外でも欲しくなるものだ。昔は1尾80円とか安く購入できたし、身も締まっていた。新鮮な秋刀魚は刺身にしたり、あるいは握り寿司でも押し寿司でも食したものだ。漁獲量が減ったのは、周辺国の関係もあるが、乱獲をしすぎたのではないかと思う。そういう気がしてならない。それにしても、秋刀魚を食べるということは「秋」ということになろうか。でも以前、暑いのは変わらない。いつまで暑いのだろう。まだプールやっても多く入りそうな気もする。

人生のステージ
ネットでこんな記事を見つけた。50歳がだいぶ近づいてきた人間からすれば、60歳なんてあっという間である。年々、時間の経過が早くなっている気がする。その記事によると、①ひとりで過ごすことを習慣化する、②SNSブログで人とつながる、③日ごろから体を鍛える、④財務計画の見直しだそうだ。②に関してはむしろやめようと思っているので、別の意見だが、①に関しては、常日頃思うことが多いので、共感。③については、50歳に入ってからフィットネスなどは通おうと考えているので、これも共感。④に関しても、もう少し考えないと思っているので、これも共感と概ねそう思うことである。②に関しては、SNSのデメリットの方が目につくようになり、これはちょっとなあと思うことが多い。そんなこんなでいろいろ人生考える年頃になりましねと思いますよ。

ココロを込める
お仕事でとある飲食店に行った。あれこれ相談を受けたりとしたわけだが、帰り際にお弁当を用意してくださっていた。ほんとにありがたいものである。お仕事で行っているわけで、モノをもらいにいっているわけではない。だからそんなことはしてくれなくてもと思うが、気持ちがうれしいではないか。同行した同僚の分と2つ。昼時だからいただこうということでおいしくいただいた。人が気を使ってくれることは当たり前のことではない。いつも感謝の気持ちを持って生きないいけないのである。ほっこりとした本日のランチである。

明るいニュース
車の中でTVを見ていると、葛飾区が修学旅行費を無償化にするという。そして、諸費も無償化という流れのようだ。素晴らしい!修学旅行は一気に請求が来る。子供は楽しみにしているのだが、家計がしんどいところは行けないので、学校で補習をするということも取り上げられていた。少子化対策だの言うが、こういうニュースを見るとうれしくなる。他の自治体も追従してほしい。まあ住んでいるところは、スタバだのなんだのというのがあほらしくて付き合う気にもならない。民度への問いかけか。葛飾区、いいぞ!

お金の徴収法
子供の通っている諸費である。まず気に入らないのが、PTA会費。ほんと無駄でこうやって強制徴収をする。次に学年費、これはなんだ?なぜ徴収する必要がある?先生の飲み代か?と思う費目である。これが毎月のように教材がいるだのなんだのと通知がくる。子供が学ばせてもらっているのだから、仕方ないとは思うが、いらないお金まで徴収するのはどうか。最後決算の報告は複式簿記ではない。単式簿記を活用しているので、不正があってもわからない(一応、僕は会計学の先生である)。怪しいとかなり思っているが、あまり言うと子供のこともあるしと思うから困ったものだ。給食費においては、国が無償化ということも言っている(住んでいる首長は給食費無償化を公約にして当選したが、実行されていない)のだから、その可能性は少しはある。ただこの諸費も同じようにお金が出るのなら、ここは市町村の支援をしたらどうか。完全無償とはいかなくても、3,000円程度でも。内容見ると、ドリルとかいるものだろう。なくては困るが、それを払えない人(就学援助金はあるが、該当しなくてもしんどい人もいる)もいるだろう。だからこそ、PTAはいらない、学年費はいらない。何に使っているの?この通知書がくると、気分が悪い。拠出に関して、もう少し考えてみてはどうだろうといつも思う。

現実的に思うことなど
先に断っておくが、僕自身は今のところ、離婚はないし、そのつもりもない。最近、離婚したという報告を受けた。縁があって結婚して、子供もできてと思うのだが、やはり夫婦間でいろいろあったのだろうからと思うので、踏み込めないのは現実だろう。今、離婚案件は3割くらいのようだ。つまり、極端に言えば3夫婦に1夫婦がシングルになる。ここで問題なのは、子供、財産分与である。財産分与も多くあればそれはそれで大変だし、子供はやはりずっとお父さんもお母さんも変えることはできない。結局、ずっと繋がっている。にもかかわらず、「離れたい」と思う気持ちが強いのだから、よほどである。僕自身も何度も思うこともあるが、それ以上に「幸せ」だと思うこともあるし、すべてがオールオッケーにはならない。これから社会がさらにカオスになっていくと思うので、結婚は最初からしない。離婚も増えるというようになってくると思う。ある人が僕に言ったことがある。「せっかく一緒にいるんなら、楽しんだ方がいい」と。そう、みんなそう思っているんだろうが、なかなかそうはならないのが人間である。何があるのかはわからないが、どうなろうとも「自分に与えられた人生」。最善に回答は自分になる。婚姻するのもしないも。離婚するのもしないのも。今の僕は「せっかく一緒にいるんなら」というところに帰着しているにかなと思うけれども。