岸保宏

100色の色鉛筆

感受性を高めて、想像力を養え!

長女が最近、よく絵を描くので、100色の色鉛筆を買いに行ってみた。嫁の血だろう、子供3人とも絵は上手い方と思うが、感受性の高いうちに感性を育てることは大切だと思う。100色もあるとインパクトある。まずは与えてみて、子供自身に考えさせてみようと思う。最近、殊更思うが、問題意識を持つ、そして問いを設定して、検証、答えを導き出すというのは、実は論文の作法を同じである。絵画という問題意識、その武器を親が与えたが、それぞれがどう表現して、絵という答えを導くのかと考えるならば、これからいろんなことが社会で起こっても、課題解決力を養い、応用が効くと思っている。子育てに正解はないだろうが、まずは親から問いかけを与える。100色の色鉛筆は想像外だろう。微妙な色から世界を学べ!

司書という専門職

ペンは剣より強し

学術研究にて、調べても自分では能力が及ばないことも多い。なので、最近は司書の方に相談したところ、いろんなことを教わる。昔、司書はいいなと思って、司書講習を受けてと思ったこともある。司書の仕事も本来は向いている仕事な気はするが、ほんと助かるものだ。調査検索の仕方が違って、僕でも引き出せない情報を教えてくれる。かつて図書館情報大学という学校があった。今は筑波大学と一緒になったが、こういう特徴のある学校に行けば、もっと違う人生があったかもしれない。司書はふたたび興味の涌く領域のものとなった。あれやこれや頼んでいるので、仕事を増やして申し訳ないが、研究者もどきとしてはやはり解明したいのだ。

 

オーバーヒート

掌に自分がない

さすがに疲れている。仕事が山積み。減ってもさらに増える。工数が増え、自分の能力を超えている気がする。バランスがとても悪い。今週は最悪である。忙しすぎてほんとイライラしており、人にもあたってしまうし・・・。そんなこんなで少し気分転換して望みたいと思う次第。

財務諸表論

書籍謹呈

税理士試験向けであるが、第14版の財務諸表論の要点整理を頂いた。試験向けと銘打ってあるが、中身は充実、コンパクトにまとまっていた。学び直しにちょうどいい。この書籍、税理士試験とか銘打たない方が多くの人に目に触れるかもしれない。しかし、14版までいくということは評価を得ているのに評することでもないか。それにしてももっぱら会計系は読むことが少なくなった気がする。農系が多いわけで、純粋な会計学者ではないということの証左か・・・。頂かないとめくることもなかったかもしれない書籍だが、これはほんといい内容であった。そもそも会計学でいいなと思うものが少ない。だからなおさら貴重。

 

 

 

畜生!

忙しさに輪をかけて

論文の校正が届いた。いつも忙しい時期に来るので、時間がほんと取れない。正確さも欠ける性格なのに、輪をかけて加速する。いかんぞいかんぞと思いつつも。研究者もどきとしては、やはりいい悪いは別にして、論文を出していくことが必要に思う。僕にも意地があり、何が何でもというところで壁を越えようと頑張っている。自分自身との闘いである。今年度は2本。そのうちの1本が手元に。あれこれあるが、ここは踏ん張り時である。それにしても、パソコンばかり見ているので、目が疲れている。身体より目。寝つきも悪いし、脳も疲れているのかもしれない。さすがに歳を感じる。校正も締め切りまでには何とかやりきらなければと思う今日の朝。

キャラが立つ

発信源

一時期、ブームになったゆるキャラ。くまもんにしても、ふなっしーにしても、これらの経済効果はとても大きい。軒並みいろんなところで出現したが、根付いているものもあるし、知名度が低いものもある。そう考えると、取り組み自体はいいが、その発信の仕方で随分、違うことは伺える。改めてゆるキャラを見ると、どのように活用する、発信する、いろんなことをふと考えてみたりした。キャラが立つ。何かいいシナリオがあり、ブランド化にならないか、こうした点から線へと思うものだ。日々雑感。

言葉を残す

非常勤講師からの言葉

学生であった頃に、非常勤の先生によくしていただいた。僕が今、その立場であるから、そういう存在でいたいと思っている。ある先生と。いろんな話をして、最後に手帳を出してくれと言う。そして、二つの言葉をくれた。①自己を醇化せよ、②未分化に耐える、この二つである。若かりし頃の僕は「醇化」という言葉は知らなかった。何となくは読めた。聞いてみると、帰ってから自分で調べなさいと言われた。はっとしたのを覚えている。この言葉はいまだに心に残っている。20年以上も前。この言葉の問いに答えられているだろうかと思うが、大学の教壇に立ってからは、ふと思い出す機会が多くなった。

ゆく・逃げる・さる

早いものでもう2月

今日は息子が学校で平和記念館に行くそうだ。学校で行くだろうと思って記念館は連れていっていない。いい学びに期待しているが、それはそれ。時の流れが早い。1月は忙しすぎて、時間に追われるだけ。もう2月である。振り返ると、結構、タスクをこなしたつもりだが、それでもまだたくさんやることが残っており、残ったうえに加算される。悪循環なのかわからないが、そんな毎日。気分転換をうまく図ろうとしているが、それもすぐかき消される。まあこのシーズンは、仕方ないか、2月戦線、スタートです。

離婚について

いろいろ思うな・・・

既婚者なら何度かは離婚については考えたことあるだろう。僕も離婚を考えたことがあり、一歩手前でとどまった。子供が悟ったのである。切り出そうとしたスキマにうまく言葉を発したからである。それ以来、離婚については考えたことがない。近くの人でどうも離婚するのではないかという姿を見た。もう家に車が泊まっていない。家にも明かりがほとんどついていない。昨日、その家に車を見かけた。しかし、家の前には止めず、近くに車を止めるのだ。そして子供が家へ走り、たぶん何かモノを取りに来たのだろう。何かせつない気持ちでその光景を見た。子供が可哀そうと思うわけで、いわば被害者だよなって。そんなことを思った。ある人が僕に言ったことがある。「どうせ夫婦でいるんなら、仲良くやった方が楽しい!」とまさしくそうである。そんなことを言いそうにない人が僕言ったことを思い出す。聞くと、たまに夫婦でランチをしたりしているそうだ。旦那さんもえらい(僕はしていないが・・・)。いずれにしても、いろんなことあるんだろうけどな、人ごとにしかならないけど、既婚者としては身が引き締められる思いであった。

地域づくりの問いかけ

直島にて

2023年度の岡山での講義も終わったので、前から行きたかった直島へ足を延ばした。3000人くらいの人口の街に、建築家の安藤忠雄(この人も好き)さんの支援も受け、アートの島として、多くの観光客にも楽しんでもらえる場所である。残念ながらメンテナンス中で、地中美術館などいけないところもあったが、こうやって地域をつくる方法もあるのかと感じたものだ。ここはYouTubeや書籍ではわかるまい。ここの空気を現場で感じてほしいと思う場所。数年したら、また直島には行ってみたい。岡山で講義を受け持たせていただいて、自分に幅が出来たのかもしれないと思う今日この頃。