農業経営の拡大の選択
先日、支援している農家に訪問した時のお話である。株主として企業参入している人と農家のせめぎあい。前者は利益重視であり、損益分岐点を探ろうとしており、その数値化により小さいものが少しずつ大きく展開していけば、大きくなる事業計画を策定したい。後者は売上重視であり、レバレッジをかけて、投資する。拡大すれば、使えるお金も大きくなり、経営展開が広がっていくという考え。どちらも同じゴールは求めているが、その道程がかなり違う。農業経営の管理をどのように数値化し、見えるような会計システムに作り上げ、活用するかは非常に重要なファクタ-である。僕はスモ-ルファ-マ-が増えれば、大きくなるという考えと、莫大な資本を投下できる企業でない限り、掌の中で商売はすべきという考えである。少しの無理なら挽回できるが、それが挽回できなくなる可能性がある。農業の場合、労働力も高齢化から時間単位で測定すると、やはり効率は悪いはずである。また天候に左右される業種を考えると、合理的に進みにくい。変動を加味しないといけないわけである。今回の議論は農業に留まらない、中小企業の問題としても立脚する。大企業もそうだろう。会計で言うと、一つ「変動損益計算書」は使ってもらいたいツール。管理会計はあくまで使う経営者の意思決定だから、強制するものはない。たくさんあるけど、この計算書はもっと使われていい管理表であると思っている。
弱小と郷土
在京時、そして広島に帰ってきてからほんとカープによく行った。全国津々浦々である。独身であったのはかなり大きかった。とかくカープは弱かった。ひどかった。とてもプロ野球を見てる感じではなかったが、すごく楽しい時間だった。今は忙しくなって野球どころではなくなったので、そう見に行くことはないが、年に1度こうして忘年会がある。去年は、子供が生まれる時期だったので、参加できなかったけど、昔話に花を咲かせました。昔と違って、カープも全国区の人気球団になってしまって、仲のいい応援団は全国放送のドキュメンタリ-になるなど、全く環境は変わった。今年は25年ぶりの優勝でやはりうれしい飲み会になったのは言うまでもない。たまには、ビジネス話がないのも素晴らしいことだ。やはりみんな歳をひろったわ。
| 著者 : ベースボールマガジン社 発売日 : 2015-03-25 |
音楽と教育
音楽の効用が幼児教育に重要なパーツであると昔から思っており、うちの子供たちもヤマハ音楽教室に2歳から通わせている。最初の頃は音に親しむという感じであったが、徐々に音を覚え、歌を歌い、ピアノが弾けるようになってきた。今のところ、3人のうち、2人通っているが、いずれもじっとしていなかった。他の子はちゃんと静かにしているのに、自分の子供だけうろちょろうろちょろしている。しかし、誰よりも早く歌は覚えており、口ずさんでいる。すぐに効果を測定するには難しいが、ヤマハさんに通わせてよかったなと思っている。音で覚えることで記憶力も育つだろうし、作法も学べてくるだろうと思う。少し興味があり、何冊か音楽関連の教育を読んでいる。子育て真っ最中、この時の時間に活かしてみたい。
早く出会えればよかったと普通に思う
子供はヤマハ音楽教室に通っている。かつての僕も音楽教室には通っていた。自分の意志で小学校に入ってからやめた。しかし、今となっては一番続けていればよかったと思い、後悔の念がある。たまたまこの本に出会えた。心がすっとした感がある。内容は、音楽大学卒業のマイナスと思われがちであるが、素晴らしい武器となる人生の選択ができる。それは音楽大学で学んだ素養や作法が十二分に活かされる。しかし、人生は思い通りにいかないから、思考のスイッチを変換して、より豊かに生きる方法があるよってことを書いてある。簡単に言うとそんな話。人と違う生き方を選ぶのは、相当の覚悟はいるかもしれないが、こうした考えや生き方があるなと素直に思える。音楽を通じて、学ぶ世界は無限の可能性を秘めている。この戦い方を僕は知っていればとまた違う生き方ができたであろうにと思い、つらつらと脳裏に刻まれる言葉や思想を得た。自分の子供は芸術系に進んだらどうかと思っているが、本人の自由。僕の思想は押し付けられない。音大卒の戦い方は、参考になったので、ご紹介まで。
| ヤマハミュージックメディア 発売日 : 2015-12-18 |
トレンドなる展開
小池東京都知事がグリ-ンボンドを都が発行すると言ってから、俄然、注目度を増している。僕は1年以上前からこのような動きを聞いており、これも運なのか、ちょっと東広島市で意見交換をしていたときに、グリ-ンボンドに興味があるということで合致してから、この研究会が催された。全国でも初めてからもしれない自治体開催のセミナ-であるが、グリ-ンボンドは普及がされてくるだろうと推察する。再生可能エネルギ-、省エネ、持続可能な廃棄物処理、土地利用、農林業事業、水管理、生物多様性保全、クリーンな交通、気候変動にかかわる事業など、柔軟な幅がある。用途は確かに限定されるが、証券化のスキ-ムは特段、変わった質のものではなく、現在では地域金融機関でも十二分に社会貢献できるエリアの話である。東京都が実施すれば、様々な自治体が発行するアクションを起こすと思われる。概要や仕組みの理解、そして活用。これからの展望が活発になっていくと予想する。グリ-ンボンドもかなりの広がりがある。何かにかかわっていきたいと思っている。
30代も終わった。40代の始まり
不惑ともいわれる40歳になりました。30代の振り返りはこの前したので、これからの展望というか抱負というものを記録しておきたい。先日、大学院時代に御教授いただいた島先生とお会いした。その時にお話しした時に、会った頃の話になった。広島⇔大阪の週末生活で通っていたため、大きなカバンを持っていた。その時に29歳の僕は、「何が入っているか」と聞いたら、「このカバンには夢が入っています」と答えたらしい。おぼろげながら思い出した。安いふぐ屋の居酒屋で飲んだときの話。ほんとわけもわからず、ビジネススク-ルに飛び込んで、自分だけ理解していないのではないかと恐怖感を覚えたときである。その時のことをフラッシュバックした。気づいたのは、粗削りだったが、夢を持っていたことだ。少なくとも前向きであったように思う。10年経って、保守的になっているのはわかるし、感覚もかわった。でも何となく未知なる自分の出会い、昨日と違う自分に出会うことに楽しみだったのかもしれない。確かに苦しかったけど、それでも何かを掴もうとしていたことだけは間違いなかった。そんなことをつい先日、話をしていて、思い出した。40代はやることも変わってくるだろう。意識も変わる。周りも変わる。しかし、自分の持つ「基準」を確かに進んでいこうと思う。3児の父としても、40歳の男としても、これから活躍していきたい。ひと花咲かせたいと思っている。今後ともよろしくお願いいたします。
| デアゴスティーニ・ジャパン 発売日 : 2009-12-04 |
tuta
初めての子供は手をかけている
またしても5年前の写真。生まれて2週間くらい経ってからの写真である。あれからあれよあれよで二人増えたわけだが、最初の子供だから手さぐりにいろんな手をかけている気がする。決して後の子と区別している気はないが、目がどうしても一子目にいっているように思う。間違いない事実として、長男は最初に生まれてきており、その前がいない。長女、次女は生まれてきたときから、長男がいたわけである。これを嫁に聞いてから、意識して、長男に力を注いでいる気がする。環境が違うという現実だけである。すぐに時間が経つものだ。それはそうだ、明日で自分も40歳になってしまう。写真は思い出を語れる。動画はとってもあまり見ない。写真は物語れる気がする。
| KADOKAWA/中経出版 発売日 : 2015-08-27 |
飽くなき探求
徹底した調査によって、エリ-ゼのその後が明らかにした一冊。森鷗外が唯一、愛した女のではないかと言われているエリ-ゼ。舞姫の作品に出てくるエリスがモデルとされているが、エリ-ゼがその後、どう生きていたのかということを知れる。鷗外の死の直前に、手紙や写真など自身で処分されたと言われており、記録がない中、六草さんのドイツでの調査がこうやって、世の中に読まれ、披露できるのはとても素晴らしい。やはりあきらめてはいけない。それでもここまではなかなかできない。是非、手にとって読んでもらいたい一冊。鷗外の見方が変わるかもしれない。
とうとう終わる30代
冷静に自分の30代を振り返ってみる。30代でよかったことはたった一つ。家族ができたことだ。妻、そして子供3人にも恵まれた。このことだけはどう考えてもよかった出来事である。あと考えてみても、何かあったのかといえば、いろいろあったけれども、そう際立つものはない。僕は振り返りたい「過去」というものがない。だから同窓会とかいった類は全く縁がない。同窓会とかに参加できる人はやはり「過去」にいい出来事を経験した人である。僕には皆目そうした記憶がない。できれば、関わりたくないものである。だから、過去は苦しい、しんどい、つらい、そんな思いばかりがフィードバックする。30代は何とか勝ちたいと思っていた。人なみに追いつくこと、そして追い越えること。負けっぱなしを払拭したい一心で生きていたように思う。だけどもかなわなかった。人生は勝ち負けではない。それでも帰る「過去」さえない自分の生きざまは、線として存在しないし、面としても存在しない。点がないのだから。そんな30代を過ごした気がする。大学院にも行った。選挙にも挑戦した。会社も興した。いろいろやった。でも満足や充実はない。やはり成功体験がモノを言う。成功をしたい、切実なる思いでいる。30代の棚卸は、こんな雑感である。ちょっと書いたくらいで収まるものではない。40代の所信表明はまた別の段に譲るが、30代とは違う自分を見つけないといけない。考え方を大きく変えていかないと、幸せになれない気がする。家族を持ってよかったと思うことはしばしばある。それでも、楽しい自分で発信していかないと、人は幸せにできない。残り2日の30代の途中に記録にとどめておきたい。
与えながら一緒に学習
年少からZ会の通信教育を息子は継続している。僕がサンプルを取り寄せてから、自身がやってみたいという意向から続けているが、内容は非常によくできており、ステップバイステップで形を変えながら、同じような問題から少しずつ発展させた新問題を組み合わせて、構成されている。季節感もあり、その時々のタスクも十二分に取り込んでいる内容。僕からすれば申し分ない。年中後半になったが、少しずつ難しくなってきているが、自分で読んで理解し、問題を解いていけるようになったので、与えていくことで学べる。そして帆走してあげる。こんな子育てもやっている。できるだけいろんなものに触れさせるようにしている。すくすく素直にこれからも育って行ってほしい。楽しく学ぶことができるのが一番いい。