敗戦記―17番目の男―(1)

2015年12月に寄稿した第1話である。本文にもあるように、世界的コンサルタントの大前研一さんの著書、敗戦記のタイトルを使わせていただきながら、体験談を語ることにした。記録と記憶の物語である。

 

プロローグ

 

思うところあって、20年前の著書『大前研一敗戦記』を読んだ。東京都知事選挙、参議院選挙における敗北から自身の学んだ体験を綴った本である。

この中で印象的なシーンがある。選挙応援をしてくれた加山雄三が、敗北後に「今日は黙って俺のことを聞け」と言って、大前に語ったという言葉である。少し長いが引用する。

「俺は選挙中、お前には何も言わなかった。あんなに一生懸命やっているのを見ると何も言えなかった。だけどね、あんた滑稽だよ」

「あんたの政策は素晴らしい。僕なんかが聞くとその通りだと思う。でも、あんたはまったく『底辺』の人々の心に触れていない。おまえさんの言うことはやっぱり『底辺』が唸るもんじゃねえ。ごく一部の知識人がなるほどと思うだけだ。僕は吉本興業にも、どこのプロダクションにも属してこなかった。それで35年間歌を歌って食べてきた。その意味では、大衆が何を考えているのか、自分が掴まなかったら、すぐに客がこなくなる。だから、あんたより大衆が考えていることには敏感だ」

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僕は応援したい!

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小保方さんの件で思うこと

元理研の小保方さんがホームペ-ジを立ち上げたそうだ。記事によると、STAP細胞の作成手順が説明されているとのこと。画像のような手順らしいが、門外漢なのでわからない。本件で思うことは、研究者の態度である。僕も感じていることだが、やはり弱きものはつぶすという風潮があるようでならない。応援しているようで、そうではないという流れはあるように思う。それは将来、自身の立場が脅かされるからである。研究者の誰かがやはり小保方さんを助けて欲しかった。今後の研究業界に進みたいと思う後輩のためにも。研究者ならば、徹底的に研究業績を残す。教育者なら後身を残すといったこと。僕はほとんどが後者であってほしい。STAP細胞の存在が明らかになれば、これは素晴らしい研究であり、社会に役立つものである。こういうことはなかなか難しい。それよりもどの業界に行っても、素晴らしい社会人を育てる教育者を作る世の中であってほしいものだ。弱きをつぶすことなく。お会いできる機会があるなら、お会いしたいものだ。これからの人のためにも僕は小保方さんを応援したい。研究をする同志としても。

漱石展、100年後の今

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特別展「100年目に出会う 夏目漱石」

漱石が亡くなって、100年。かつての文学少年の僕は、漱石を研究していたわけである。多忙であり、その100年の今に気づかなかった。100年は世紀という1区切りの中、漱石の『100年』というワードは、現在にも生きるものと感じてならない。改めて漱石に向き合うことになりそうだ。さて、過日、神奈川県にある神奈川近代文学館で漱石展が始まった。漱石の激動の人生の中で、やはり現在に通じる、そしていつも新しいという気がしている。今年は漱石の1年になるだろう、そしていろんな場所でこうした個展が開かれるだろう。39歳で作家デビュ-し、その100年が今年。岸保宏はその39歳である。

4歳の息子、大好きな電車

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電車の百科事典

電車が大好きな4歳の息子に毎週、鉄道ペディア(小学館発刊)の雑誌を購入している。バインダ-方式で百貨店になるという形式のものである。鉄道を通じて、地理をよく覚えてくれている。できれば、城に興味を持ってもらって、歴史にも興味を持たないかと思うが、好き嫌いをコントロールはなかなかできない。この雑誌の中身だが、「名列車」「車両」「鉄道全路線」「名駅舎」「鉄道遺産」「鉄道クロニクル」の6つのジャンルで構成さえており、大人も十分に楽しめる内容になっている。今日で6号。毎週、郵送で届くようにしているが、息子は楽しみにしているようだ。今はいろんなことを吸収してくれればいい。電車はほんとに好きなようだ。僕もだいぶ覚えてきた。あと44巻続く。書店でご覧になるといいと思う。

ベジアイス-クラウドファンディング-

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購入型クラウドファンディングへの初挑戦!

自身の経営する株式会社マスタ-ド・シード22からベジアイスのファンドを立ち上げました。現在はクラウドファンディングの組成支援を主にやってますが、自身がプレイヤ-となってやるファンドです。2010年より農業支援を目的に、規格外野菜を使って、ベジアイス(野菜アイス)を商品企画・販売をしてきました。素晴らしい農家を支援していこうということで、安心・安全はもちろんのこと、明日の食につながる取り組みを行っています。写真に挙げられている農家さんは、東広島市八本松町で野菜農家を営んでいる脇さんです。アスパラガスは糖度12度以上、徹底的な土づくり、環境づくりを行っており、他の農家さんと差別化できるものと思っております。値崩れしない農産品として、多くの方に愛されています。

その農作物を使ったベジアイスで、今回、クラウドファンディングへの挑戦を始めます。

利き酒かりんとうプロジェクト

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香木堂がお菓子を作り始めたのは2009年。
地元の農産物や特産品を使い、極力添加物を使わずに製造するかりんとうを作っています。
その中でも地元の特産品の代表格―西条銘酒の酒粕を使った酒粕かりんとうが主力商品です。
このプロジェクトは香木堂でお作りしている西条五蔵元の「利き酒ならぬ利きかりんとう」を 全国の酒蔵の「利き酒ならぬ利きかりんとう」で地域の活性化、さらには日本酒文化の継承や発信に繋げていこうというのが狙いです。
そこで新しくホームページを立ち上げ香木堂のかりんとう作りを酒蔵の方たちに向け発信していきたいと動き始めました。 続きを読む