2016年 9月 の投稿一覧

いわゆる「士業」について考える

有望と考える「士業」とは何か

 

会計事務所にいる身分としては、比較的「士業」関係とはお会いする機会は多い。弁護士、公認会計士、司法書士、税理士、社会保険労務士、中小企業診断士、土地家屋調査士、行政書士、宅建士(士業にいれるんかな?)などなど。士業はいまや斜陽産業と言われ、かつてのような有望ビジネスと言えなくなった。もちろんどの職種でも勝ち組負け組というか、経営のよしあしはあるが、僕が約15年かかわって、思うのは「中小企業診断士」がビジネスチャンスも多く、稼ぎもいいと思っている。まずそう思うのは、行政からの仕事が多いということだ。特に不況になればなるほど、仕事は増え、経営の立て直しを図る。経営はまず最初だ。弁護士は自分で裁判所に行き、訴状を書きと意外にコマ使い、会計士は上場企業が少なくなっており、税理士化。税理士は、申告中心。記帳代行は自計化による減少し、月々の報酬減。これは情報の摂取がしやすくなっていることによる。司法書士、行政書士は代書・・・、こう考えて、いろいろ会ってきた結果、「中小企業診断士」が一番有望と僕はとらえている。面白いもので、独占業務がない「士業」が一番だというのも、これも面白い。これは個人的見解である。立派な人はたくさんいる。しかし、僕の周りは少なくとも成功者が診断士が多い気がしている。

文化と経済の芸術学

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文化と芸術を足場に

明日の可能性を考えたとき、文化と芸術を拠点にした新しい価値を見出すことが必要になる。20世紀の経済の下支えが文明であるならば、21世紀は文化と芸術を経済のてことして、捉えていく認識が重要視される。こうした視点で整理された書籍を読み直すと、いわゆる「サードポイント」はどこにあるのか。学習の場、生涯学習の場や、価値の流動化された未来価値の位置づけといったところに、動態が移動するということに他ならないか。文化や芸術は一見、ビジネス領域には難しいところだが、視点を整理していくと価値創造を作り上げていくには、マストな部分として、際立させる。非生産性である部分を生産的に考えると、やはりしんどいところはあるが、時代の変遷を考えると、先生の言う「サードポイント」はこれからほんと大切だろう。新書なので手に取りやすい。是非、一読を。

著者 : 谷口正和
ライフデザインブックス
発売日 : 2016-09-28

おししいと感じる言葉

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情報の「おいしさ」をキャッチする

人間はそれぞれに味覚があり、匂いや食感さまざまな部分で「おいしさ」を感じる。このおいしさは文化や地域にも異なるものもあるが、食に携わったものとして、認識しておかないといけない知識がある。それは言葉の「おいしさ」である。実はこのおいしさは情報で操作していくことも可能であり、「もちもち」や「ジュ-シ-」とか与えられた言葉によって、「おいしさ」をイメ-ジを沸かすことがある。つまり、言葉が持つ力をどう使いこなすという点は、与える側はきちんと理解しておく必要がある。この書籍。「おいしさ」の調査をいろいろ行っており、データがちりばめられているが、随分参考になる。商品開発やマーケティング、ブランディング等々、役立つと思える辞書として、ビジネスの場に置いておくのはいかがであろうか?

 

配偶者控除は廃止すべきかどうか?

配偶者控除はどうなるのか?

そもそも配偶者控除は、見直しの主な目的として、①共働き世帯が専業主婦世帯を上回り、税に不公平感がでてきていること、②パートやアルバイトの主婦などが「年収103万円の壁」を気にせず働ける環境を整備する、といったところと言えるが、本当に配偶者控除をなくすべきなんだろうか?僕個人としては、ここはなくすべきではないと考えている。夫婦控除がどうなるのかというのもあるが、「主婦の仕事の軽視」というのが、廃止の反対理由だ。確かに主婦の仕事は、お金に結び付かないが、立派な社会の役割だと思っている。女性の社会進出は妨げようということではないが、子育て一つ考えても、この重要な役割よりもビジネスから得るお金という報酬を求めるのはどうかと考えている。税収を上げるのもわかるが、人的控除の中でも配偶者控除はなくすべきでない。主婦の立派な役割を全うできる社会体制を望む。しかし、流れ的には配偶者控除はなくなりそうだと思えるが・・・。

次世代の農業ビジネスを考える

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農業ビジネス、成功のための「付加価値戦略」

サスティナブルな農業経営を行うためにも、「儲ける」という利益至上主義を第一義的に念頭に置かず、地域や自然を一体化しつつ、農業に向き合うことが大切になる。こうした視点の中で、説明を加えられている一冊。特に企業の農業参入には役立つ。先進事例から事業計画も含め、農業+αの部分を学べる。高収益な農業ビジネスを実現するために、どう付加価値をつけていくのか、難しい課題でもあるが、ビジネスはここを超えないといけない。

『目立つ力』読んで、再認識しました

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インタ-ネットで人生を変える方法

もう一丁、勝間さんの書籍より。おわりに章で、「『目立ち力』読んで、こんなことを始めました」とネットに書いてください、必ず、検索をかけて私が探しますからと書いてあった。今年はSNSやブログといったものに向き合う時期なのかもしれない。正月に、カール平野敦士さんの書籍を読んだ際に、ブログの重要性を改めて考え、これまで多数の人にやった方がいいと言われたが、しなかった。そこまで意識が高くなかったのだろう。しかし、まだ多くに公開していないが、ブログを読んだよと言われることもあったし、何らかの主張や思想も投げかけられる機会を得た気がする。さて、勝間さんの「目立つ力」。ブログは立体名刺というのもうなづける。多様なメディアの方法がある中で、新しいチャンスを得る機会なのかもしれないと思える。持続的にブログは続けてみようと思っている。勝間さんの書籍は、学ばせてくれる。どの書籍からでもいいと思うが、読んでみるといいと思う。この書籍は読んでなかったな~。

問題解決のアタマ

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思考力を鍛える

会計士で経済評論家の勝間和代さんの著書、拝読。一時期は、カツマ-現象もあり、メディアも多く出られていた。今でもご活躍は健在だが、僕も勝間さんの本を読み漁ったことがある。勝間さんの著書は全般的にわかりやすい。そして、すぐに取り組みやすい気がする。難しいことを優しく説明できる能力は才能と思える。この本では「問題解決」をするためのツール、方法がわかりやすく書いてある。思考力を鍛え、アタマの作り方を学ぶことができる。たとえば、問題設定の3つのポイントは、①間違った問題は解けない。②コインの裏返し問題は解けない、③無理なく、無駄なく、ムラなくという点を挙げている。問題を正しく設定すれば、7割は解けるという視点である。問題意識、仮説、検証、わかりやすい例題で説明されているので、ビジネスで使える。使えなければ、意味がないのだ。勝間さんの書籍をまた読もうと感じるものであった。

 

かつての記憶

懐かしいDVDが出てきた

農業を支援する会社、株式会社マスタ-ド・シード22の起ち上げの時に、ケーブルテレビに取り上げていただいたDVDが出てきた。今では規格外野菜を使ったアイスクリ-ムの展開が主だったが、最初は「米」をテーマにしていた。米も支援を行っていなわけではないが、米のブランド化は非常に難しい。かつては、米と環境、環境と言っても「水」に着目し、良質な軟水で育てたという視点でPRを試みたりと、あれこれ考えていた。地域ブランドを創造するという理念を掲げ、はじめた会社ももう6年経過している。なかなか思うようなところまでにはないが、人的ネットワ-クからはとてつもないものを得ているような気がする。紆余曲折しながら、時間は経過しているが、なお一層、農業支援を行える展開をし、活性化していきたいと思っている。

投資について考える

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投資には勉強が必要だ

貯蓄から投資へといわれて久しい。いつもお世話になっている島先生の書籍をみつけて読んでみた。株式、債券、不動産、投資信託・・・、非常に分かりやすく説明されている。よく言われていたことを思い出すが、使いえないファイナンス知識は意味がない。最低限の基礎知識で随分と判断基準が異なる。ファイナンスの教科書は非常に難しく書いてあるが、意思決定する際に武器になる知識を備えることが重要である。個人投資について、再勉強から気づきもあった。ファイナンシャル・リテラシ-を学ぶこと。さてこれから勉強という人には、この書籍から入るのはいいかもしれない。

失敗から学ぶ

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今起こっていることを見つめ、実践に移す

やるべき行動の指針というか、考えさせられることが多かった。どのように実践をしていくかの指南をわかりやすく書かれている。最後の方に書かれているが、理論は補佐的な経営知識は必要だが、経営に重要な要因にはなりえないということは、ずっとこの書籍を読んでいけば納得する。やはり失敗から学ぶことは、よりよく現実を見つめ、反芻し、向き合い、行動することに他ならない。組織の構築を書かれているが、実は個人がどう動くのかが必要であると考えられる。再起力、さあ実践していこう。