右脳

授業

ああでもない、こうでもないと考える

何が正解か不正解かはわからないが、物事のアプローチ一つで見方は変わるもの。同じテキストを使っても、同じようにならないし。去年と同様の講義はできない。同様というか同じにはならない。進化なのか退化なのかわからないが、いろいろ考えるな・・・。教えること、授業をするのは向いている。教務はしたくない。それはカルチャーが合わないから。もう僕もいい年だ。人生の終わりのカウントダウンを逆算すると、できることは限られてきた感はある。

授業のよもや話

授業の一コマ

学生からレポートを受け取った。中身はまだよく読んでいないけど、昨年よりはよさそうな感じがする。ただ文章でみんなほとんど改行がない。文章の書き方、小論文とか受験でやらんかったんかな....。 気になって、「、」と「。」って何?と質問すると全滅、「てん、カンマ、。」と答えた。「、」は読点、「。」は句点。句読点の説明をした。用言とか体言とか習ったんかなとか不安な気持ちもあるが、僕は非常勤なので、そこまでは教える時間がないんだな...。

レポートに関して

大学生の第一歩

僕の授業では必ずレポートを課している。大学1年生ですごいものができるとは思ってはないが、考え抜くこと、まとめること、自説を述べることなど、訓練をし続ける。大学はそもそも論文を書きに行くところというのが僕の信条。だから粘り強くやるしかないと思っています。ただ作法は学ばないとレポートも論文も書けない。僕が最初に勧めるものはこれである。僕はわかりやすいと思うし、参考になると思う。とかく型を学び、その通りにやってみる。そうしながら、作り上げていくことを訓練するしかない。今年の学生にも期待したいと思うのだが・・・・。このテキストを使って講義したいな~。

 

2022年の最終講義

今年最後は小テスト

今年は会計学の講義の進度が早い。1コマ早い感じである。ほんとエッセンスをまとめるという点に絞ったこともある。去年は会計史などの話も入れたり、少し教養の雑談を入れていたが、それを排した。そのせいもあって、早く進んでいる感じはある。かといって、履修内容が劣るか言えばそうとも思わない。僕の慣れもあるが、講義の肝がわってきたような気もする。来年はバージョンアップはもちろん図るけれど・・・・。今年は最後に小テストを実施した。到達度が如実に出ているなと思った次第。学生よ、最後まで頑張れ!

道の駅の研究

産直拠点をどう見るか

最近、よく道の駅や産直拠点は寄るようにしているし、それぞれの商品ラインナップや店構えなど注意深く見るようにしている。生鮮や鮮魚、精肉などみると、やはり鮮魚が充実し、飽きさせないところは成功している気がする。生鮮品は圧倒的な量と鮮度はあるが、これで差別化が難しいかもしれないが、鮮魚は取れ高によって、安く提供出来たり、特徴のある品ぞろえが期待できる。精肉はそう特徴的にはならないのかなと思う。商圏が地元以外も少し遠め、観光客の休憩所など違う期待もできる。そんな意味で、道の駅そのものがどう特徴のあるマーケット戦略で経営を組み立てているのか、地元とのネットワークの作り方など、興味深い取り組みであると今更ながら思う。

特別講義

いろんな話を聞くこと

僕が受け持っている「会計学入門」でゲストを今年も呼びました。なぜそうするかというと、僕も多くの非常勤やゲストの先生に支えられたので、それを継承するというか、その影響はきっと大きいと思うので、僕も踏襲しています。昨年は、「会計と職業」という話をし税理士に。今年は「販売戦略と会計」という話を企業経営者にしてもらいました。単発講義と連続講義は違いますが、それぞれに意図や意義があるもので、それをどう組み立てるのかは勉強になるものです。来年も授業があるので、少し考えてみたいと思っています。

逆行も真なり

魔法の道具

今どきの授業はPPTを中心として、プリント配布など前もっての準備をもって、そして受け手(生徒)のたくさんの「情報量」を得る。受け身の姿勢になりがちと思える。なので、昔ながらの板書スタイルがたぶん授業に適すると考えており、ここで思考しながら、自分の頭でも整理するといいのではないかと思うわけで、時代とは逆行しているのは理解の上で進めている。プリントも補足では配るが、必要以上に情報を与えることは、基礎基本の幹がぶれるような気もする。あれこれの2年目も中盤から終盤へ向かっている。今年はコンパクトに進めているつもりだが、どうだろうと思う今日この頃。

会計学を教える

やっぱり今年もこれ

発行年は古い教科書になるが、2年目の会計学入門も昨年同様に進めている。書き込み式のテキストをたどりながら、必要事項を板書して、自身で考えさせてといった運び。簿記入門というのが前期で用意されているが、受講していない人もいるので、簿記の復習もする。しかしながら会計理論を少しでも習得できるように板書も工夫しているつもりである。もし会計入門というタイトルの講座だと学問はしないだろうが、あくまで会計「学」入門となると、会計学を教えることになる。今年もあれこれ目を通したけど、しっくりこない。今の大学ではこの教科書が一番フィットしていると思っている。教える方もいろいろ考えてはいるが、学生はどうだろうか?だいぶ教科書も終わりに近づいてきた。年内には教科書は終わりそうだ。

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著者 : 友岡賛
有斐閣
発売日 : 1996-04-01

一葉ブームは訪れるか

文学館巡り

上京をすると、よく文学館や美術館などをめぐることが多い。前回の上京のときも漱石記念館に行ったものだ。企画展などがあると、また新しく見えるし、歳を重ねるとまた違う景色に感じる。樋口一葉はお札が変わることもあって、来年は注目されると予想しているので、一足早めに行ってみた。15年前くらいに一度行っているが、大変きれいになっていた。改装をしたようだ。彼女の生き方には非常に興味深く、調べた時期があった。奇跡の14か月というすさまじい執筆活動の裏に、吉原という遊郭のそばで育った特殊な環境もある。そんな彼女の格闘と覚悟を決めた文筆という行為は、僕にはぐさっとささるものである。一葉の記念館も是非、立ち寄ってほしいなと思うものだ。

集落営農について

灯は消さない

集落営農についての5年に1度の農林業センサスも辞めるという流れになっており、集落営農の重要性を再度、ライトアップしていく必要があるように思う。新島根方式といういち早い集落営農のあり方を模索したおくがの村の書籍。たまたま農業新聞の広告でみて、すぐ購入し、読んでみた。地域維持や保全という利益を求めない形での継続の方法もやはり必要ではないか。一度、読んでほしい1冊。