
全国的に進むかもしれない
地域のことは地域で守るということが崩れるのか。崩れるというより地域で地域が守れないという証左。集落営農の子会社化という記事に、変わりゆく農業の形が進んでいることを真に受けた。経営継承できるところがどこになるのかというのもあるが、企業参入やあるいは海外の経営者が入り込んでくることは十分にあろう。今回、埼玉の農業法人さんが島根の農業法人を救済する形のようだが、すべてがハッピーエンドにはならず、経営も大変と思う。担い手だよね、やはり。そう思うが、この事例はこれから各所に出ると思う。注目事例であったので、記録までブログにとどめておきたい。

文学研究に戻ろうか
終われば何かを始める。キャリアアップではないが、目標やビジョンを持って前へ進む。そう思うわけである。農業の3部作というのも面白いと思い始めたが、せっかく文学もしっかりやってきた身としては、何か結実させたい気もある。最近、悩み気味である。いままでやってきたことをゼロにすることがもったいないとかいう小さなことは思わないが、人生を楽しむには何が心持がいいのか、そんなことを考えている。

こう繋がるのね
先日の日本農業新聞で、農業の育成就労にあたり、日本語教育を100時間の受講といったような記事を見た。そろそろ農業系を中心としたものから、次のステージを選択するにあたり、「日本語教育」へ向かう矢先である。こう繋がってくるんだと不思議な感覚である。自分の持つ能力がどう活かされるか、わからないもんだなと思いながら人生再考。

過去を見つめ直す
60歳までに漱石がわかるようになりたい。かつてすべてがわかっていたわけではなかったと思うので、漱石だけはしっかりわかってから死ねればと思い、学び直しを始めた。明暗を皮切りに授業も受け始めたが、とても面白い。ああこうなのか、ああなのかと思いながら、新たな息吹が自分に吹き込む。若い頃と違う感覚と過去のもがいていた自分も思い出しながら、辿り読み。文学部出ていてよかった。生涯で学べるものがあった。これは趣味と言えるのではないかと思う。リスキリングの時代。楽しめる一つが人生に加わった。

最後は決めてくれよ!
例年、やはり赤点がいて、何とか救済をしてあげたい、さらには僕の担当が「必修」もあって、その気持ちは加速する。例年は専任の方にお任せするのだが、今年は最後までケツを拭こうかなと。最後だからね。今年もいるから問題作成した。テキスト持ち込み可だから、満点取れると思うんだが、どうだろう?やっぱり勉強しないといかんよね。大学なんだからと思うのだが、追試ってのは温情。それにこたえるかどうかは、生徒次第。そう思うね。まあそんなこと、考えながら作ってみた。これも毎年変える。それはレベルがだんだん下がっているから仕方ないと思いながらも。

歴史を勉強しなくては
農業政策の過去の偉人の足跡を知りたいと思って、購入したもののなかなか読めなかった。ようやく読めた。「あとがき」の中に紹介したいところがあった。「日本農業は何故、衰退したいのか。原因は数多くあると思われるが、誤解を恐れずにいうと、二つあると思う。一つは農業あるいは農学に対する蔑視である。これはたとえば、従来まで大学農学部や農業高校が偏差値の低い進学先としてみられたことに現れている。もっとも、最近はバイオテクノロジーや生命科学が脚光を浴びているので、変化しつつあると思われるが、今なお根強く「差別感」は残っている。もう一つは、農業という被差別側に往々としてみられることであるが、閉鎖性と排他性である。おそらくこの差別感、閉鎖性、排他性を払拭できない限り、農業の衰退はくい止めることができないだろう。コンプレックスのかたまりから新たな創造のきっかけなど望むべくもないからである(並松2012,226-227頁)」。学籍はまXもたなかったが、東京農業大学に学位を持つ人間としてはわかる気がする。農業の自立と向き合った5人を知る機会になると思うので、中身は参考になる。是非読んでもらいたいと思うので、紹介したい。

試しにとんかつ屋に
都会ではキャベツが1玉1,000円という記事を見た。お好み焼き屋さんやとんかつやは非常に大変だろうと思うが、とんかつやさんはキャベツのおかわりは続けているのだろうかと思い、チェーン店に寄ってみた。もちろん契約農家から年間仕入をしているので、物量は入るのかもしれないが、今の青果状況からバランス重視をするかとも思いながら、寄るとかわらずごはん、味噌汁、キャベツのおかわりは実施されていた。キャベツもほんと庶民では手が出せない食材になるのか、そんな危惧さえ覚える。他のものもどんどん高騰していく、賃上げ?中小企業は追いつかないのではないかと思うが、さてどうなるか、年始から厳しい感じもする。

歴史を学ぶ必要がある。
はしがきを読むと、農業政策における「理念」と「地域」に対する姿勢について、5人の農業政策論から検討をすることを主眼としているようであるが、農業実態から地域をとらえることを重視していると言う。農大のときに、農学は現場に還元することも重要視するのだという指導も受けたが、農業が学問の中で理念が生まれるのではなく、実際からそれが形成して醸成される。とすれば、やはり歴史をしっかり学ぶこと。会計学もそうだが、会計史をほんとによく学ぶ必要があるが、ほんと浅学ゆえ、勉強を重ねないとやはり思うのだ。

どうしても気になる
少しずつ文学の世界へ戻る動きをしている。ちょこちょこは気になると購入するのだが、殊更、そろそろ50歳も近くなったし、自分の本流へと考えている。発刊した当時、買えばよかったのだが、買わなくてたまたま古本で購入できた。漱石のこころの研究の歴史をまとめた書籍である。あまりにも漱石のような有名作家になると、研究の蓄積も膨大でこのような書籍が発刊されるのも理解できるが、それをまとめるのも一苦労である。あらゆる角度から研究の蓄積を辿ると、見えてくるものもある。そんなこんなで少し読んでみようと思うのだ。本はあるときに買わないといけないなと改めて思うものだ。

自分と向き合う
コマの先生なので、その分野の知識をしっかり学ばせることをやればいいのだが、僕の担当が「必修」であり、どうしても踏み込まなければならないことがある。今回、ファイナル。翌年度再学習を一緒にできないので、少し力が入ってしまう。熱血教師風情か。もし真剣に僕が向きあわなければ、生徒もそのように返ってくるだろう。少々粗い言葉を使うが、それでも真意はわかってくれるに違いないと信じる。そうしかないと強く念じる。今回、どうしても一人、伝わり切らない生徒がいて、話をした。どこかで社会人になって、何か思いだすことがあればいいと思っている。