10年前の書籍から
この書籍が出てから10年が経過しているが、日本の農山村の再生はうまくいっているのか。その答えはうまくいっていないように思う。農業には市場の合理主義、競争原理を導入すると、今よりもコメはなくなる。担い手がいなくなるのは自明である。合理的に考えるならば、諸外国から輸入の方法である。それだけではない、多面的機能という公益性は、経済至上主義が壊すのかとさえ思う。利益を追うことも大切であるが、人の生命を守ることを今一度、考えてはどうだろうか。10年前の書籍を読んでも現状はそうは変わっていない。さらに悪化している。まあそんなことを思いながら、古本屋で見つけた書籍を読んでいる。