最後は一人になる
子どももだいぶ僕から離れてきた感じがする。寂しい気もするが、それは成長ということである。僕自身も年齢を重ねるにつれて、ギガ数が少なくなり、仕事でもなんでもそうだが、できる量が減ってきた。それに加え、一人になりたいなと思うことが多くなり、どのようにすれば一人でいながら充実感があるのかということを殊更に今、考えるようになった。一人でいると、孤独だと思うこともあるが、最後は一人であるし、どこかで孤独を楽しむことも必要ではないかと思うもので、そんな年齢になってきているんだなと思うのだ。そんなとき思い出すのが、この書籍である。いつまで経っても浪人的生活のような気もするが、それも僕であるための自己存在証明なんだろう。