キャリアの考え方
静かな退職とは、仕事に対する熱意を失い、必要最低限の業務だけを淡々とこなす働き方だそうだ。ニュースでこれを知ったが、言われたことはやるが、それ以上はしない。キャリアアップも考えず、上司の報告もAIに受け答えするなど、ほんと最低限の対応のようだ。本当に退職するわけではなく、退職しているような気持ちで出世や昇進を望まず、必要最低限の仕事をしながら在職し続けることは生き方の一つであることは認めるが、経営者サイドになると、こうした人間に対しての向き合い方は難しい。キャリアアップしてほしいと思えど、それを望まないわけで、企業力も当然に上がるはずもない。士気もそうだ。そんなこんなで夢や希望もあまり描けない時代になってきたんだなと思うことと、この「静かな退職」の現象が社会に広がることは果たしていいことなのかと考えてしまう。