田園回帰?
1月10日の日本農業新聞の1面に「移住過去最多24県」というタイトルの記事が上がった。移住調査で過去5年で24県が最多といい、田園回帰の流れが続き、若者世代が移住へ向かっているようだ。田舎暮らしでネックなのは仕事の確保である。田舎で育った人間は死ぬまでこの場所で過ごせないのを知っている。それは生活を確保する仕事がないからである。もちろん仕事を立派にしている人もいるが、都会と比べて機会が少ないのは事実と思う。そんな点で「関係人口」という概念が近年、よく聞かれるが、実際はどうなのか。週末田舎暮らしなどのライフスタイルなどうまくそれが出来る人はいいが、人にはそれぞれ状況がある。都会の一極集中はあまり芳しいとは思わないが、田舎にもリスクを伴う。お金は都会よりかからないかもしればいが、それだけ稼げないという事実はB面にあるなと思うところである。