35倍の入試
入試でハレーションが起こっている。東洋大学の推薦入試の件である。東洋大の新入試は、生徒と学校長の名前を書いた推薦書を提出するものの、実質的に「英語・数学」か「英語・国語」の2教科のテストで合否が決まるのだが、通例は、高校在学中の学業成績、運動・文化活動や学校外活動の実績などを調査書や推薦書で審査し、面接や小論文、集団討論なども課して合否を決める学校推薦である。問題はその時期である。年内に学力考査の試験を実施はしないのだが、それを壊す。すなわち、年内にGMARCH層を早期に取り込むこともできるし、滑り止めも考えられる。入試テストでの荒稼ぎもできるし、まあ策士がいるものだ。来年からどんどんこの流れが始まる。ほんとにいいのか、東洋ショックにいろいろ思うものである。