朽木糞牆

選挙と絡めて

朽木糞牆(きゅうぼくふんちょう)と読むが、論語にあるようで、僕は知らなかった。腐った木とぼろぼろの壁という意味から、どうにも手のつけようのないさまをいう。とくに、もともと意欲や素質のない者は、手の施しようがないということをたとえていうそうであるが、今の政治と絡めた論評をして記事を読んだ。「国難」の今をみて、国家という建物はボロボロ。柱も壁も朽ちかけている。大黒柱の経済は停滞し、人口減は止まらず、離農や離村も後を絶たない。食料も防衛の安全保障も危機にさらされ、成長が見込めない比喩の中に何を見よう。古典には今に通じる「知」がある。自分の課した課題が終えれば、もう少し学びを深めていきたいと思うのだが、うまく事が進んでいないのも現状である。