実務から理論へ接近?
農業の会計を実務から理論化するというか、どのように接近し、それを理論化した上で実務に立ち戻る。こうした往復的な行動ができないか考えてきたが、今頃思うことはそれをすればするほど、積分化する。つまり、実態から離れていくような気がしてならない。深く農業を見ていくと、当然に有用ではあるが、完全でもなく、完全とまではいかなくてもそれに近いところにたどり着くように思っていた。でも、僕の頭にあるものと目の前にある現実はどうも一致せず、足踏みしたような感じがある。もやっとしているのだ。自然が相手だというのは大きな要素としてあるのは間違いないが、それでももう少し精度が研ぎ澄まされないだろうかと思うことがしばしばある。真に農業法人の中に入って取り組んでみると、利益を出していこうとする企業型のスイッチを押しても、そのスイッチが空回りしているような時がある。会計は間違いなく必須。接近し、着陸する「地点」が僕とずれるのか?農業会計学は社会科学ではない、自然科学として存在しているというのが僕の持論。僕自身の総決算は近い。理論と実務の難しさはまだまだ解決はさせてくれない。