所有から使用へ
都心では企業ビルの売却が多いと聞く。広島の都心でもそんな話を耳にした。テレワークなど働き方も変わり、コロナで価値観も変わり、所有から使用という価値観の表れか。いや企業の資金繰りという解決策か、真贋はさておき、不動産の売却は続くのではないかと思う。不動産の購入者は誰か。外資系あるいは外国人など日系、日本人ではないケースが多そうだ。日本の不動産は有望なのか。不動産をどう捉えればいいのか。インフレに強いとか、生涯年金の位置づけなど個人の不動産は確かにそうだろう。企業ビルはどうか。これから地方へ人材が分散されるのなら、企業の抱える大きなビルはいらない。コワーキングスペースで十分といえるのではないか。不動産の所有も維持費もかかる。個人は相続も考える事案となる。生き方も含め、不動産は我々に問題提起しているような気がしてならない。