この気持ちはよくわかる-落選という現実-

志を高く、戦う。しかし敗北もある。

参議院選挙や東京都知事を巡る辞任劇と政治があわただしい。新聞やメディア等も多くの活字が躍っている。選挙に関する記事も多い中、こういう記事を見つけた。週刊spa( http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160616-01115601-sspa-soci )の記事だ。引用する。

40男が、“前からやりたかったこと”に今さら挑戦した結果を紹介! 痛々しさもいとわず、心と体にムチ打ったあげく、散った夢の跡とは……!?

【選挙に出馬】
~ 会社員(44歳・既婚)~
◆落選後、すべて失い、迷走気味に
政治家は「落選すればタダの人」と言うが、当選経験すらない候補者はもっと悲惨だ。会社員の水田潤一さん(仮名・44歳)は、「過疎化が進む地元を救いたかった」と昨年4月に行われた統一地方選での地元町議会議員選挙に出馬。ところが、無所属で支持母体もなかったこともあり、当選ラインから大差での惨敗を喫してしまった。
「正直、落選後のことは考えていませんでした。会社は地元じゃそれなりに知られた企業でしたが、昇進を蹴って立候補したので出戻ることもできず、かといって田舎なので採用試験を受けても先方の担当者にバレてしまう。おかげで再就職先は決まりませんでした」
結局、見るに見かねた後援会員のメンバーが自身の経営する電気工事会社で雇ってくれたが、年収は前職の700万円から400万円に大幅ダウン。しかも、問題は仕事だけではなかったという。
「妻はもともと出馬には反対しており、落選したことで夫婦仲は最悪になりました。仲良くしていたママ友グループからも距離を置かれるようになり、娘も私が落選したことを学校でバカにされているみたいなんです。おかげで妻からは、『また立候補するなら離婚する!』と宣言されています」
だが、それ以前に水田さんの心が折れてしまい、再出馬の予定は今のところないとか。
「これでも中学と高校では選挙で選ばれた生徒会長だったんですけどね……」
― 悲惨な40男の挑戦 ―

 

こんな記事だ。志高く思いを込めるが、必要なしというのは落選を意味する。健闘とかそういうものではない。選挙は勝ち負けだ。僕も22票差で負けた。負けに不思議なし。あとからいう評論家はたくさんいる。あとの祭りの正義感はほんとうさん臭いものだ。選挙に出馬するとわかることがある。人がうそをついている姿が如実にわかるようになることだ。知らなければよかったと思うことの方が多い。その前、再出馬をするかもしれない奥様から相談があった。「うちの旦那は選挙に出るつもりだろうか?出るんなら今後を考えないといけないと」。選挙は地域にも家族にも弊害かもしれぬ・・・。この答えはまだわからぬ。この記事の内容は痛い程、よくわかる。

 

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