大学の募集停止
先日、広島国際学院大学の新規学生募集の停止を発表した。中学校・高等学校はそのまま継続、短期大学は専門学校への変更申請、大学・大学院は学生の卒業とともに閉鎖するようだ。こちらの大学は、昔、MS22(自社)と大学ベンチャー業務提携をしたこともあり、縁のある大学であった。前学長の佐々木健先生とは、よく飲みに行ったりしてずいぶん、お世話になったものだ。何を提携したのかというと、良質な水と農業を繋ぎ、環境の良さをアピールし、農作物の付加価値を高める。言い換えると、農業の発展をどこかで協力できないかいうものであった。しかもこの大学ベンチャー、売上から最低限の経費を引いて、残った金額すべてを奨学金にあてるといったもので、その取り組みにひどく感動したのを覚えている。僕もひょっとしたら、この大学から声がかかるのではないだろうかとひそかに期待をしていた。分野は違うが、一般教養はあるし、農業経営といった点でも活躍の場はあるのではないかと思っていた。これは少し思い上がりもあるかもしれないが、好印象であった大学のひとつであった。大学の閉鎖は寂しいが、ちゃんと卒業するまで、大学経営を願う次第であるし、それが可能な年度が今回だったんだろうと推察する。これから雪崩のように大学がなくなるだろう。少子化は続く、大学はそんな数はいらない、どこにいくのか、大学。今回、思うところたくさんあった出来事であった。