ファミリービジネスのゆくえ

親子で仕事を共にすること

どこの家も同じだ。親子でともに仕事をしている2世の友人と一緒した。彼がここまで思っているとは思わなかったが、自分自身とたいして変わりない。目立ちたい親、あるいは変えられない思想、変えたい子供。時代とともに。自己顕示欲が強く、自分が会社を大きくし、維持してきた自負の部分はわかるが、時代も変わり、「継承」していかないといけない現実。いつまで親の政権を維持し、継続するのか、時は刻々と過ぎ、子供もいい年齢になる。親子のせめぎあいを感じた。うちでも、同じような感じで彼のところよりまだひどかったし、やはりいろんな人に会ったりということの経験が薄いんだろうな、そして理念なく、成り行き任せのところが多分にあったので、ついてくる人もそうはいなかった。いろいろ考えると、親子でともに仕事をするのは避けたほうがいい。僕の経験則からもそう。同じ境遇の人の話を聞いてもそう。間違いないと思う。企業は1代限りがいい。僕は親の交通事故というところから、入って逃げるに逃げれなくなってしまっている。たくさんのチャンスも失った。いい部分もあったが、通算するとやはり悪い部分の方が多いのではなかろうか。自分の子供とは、仕事は共にしない。その方がお互い幸せ。僕が社会の居場所を求めて、しがみついているかもしれない。そんな無様な姿で、子供はついてくるのか。夢おやじで最後まで生きる。でも巻き込まない、取り込まない。親子の確執は深い。大塚家具のように親子の確執をみると、大なり小なりの現実をいつも目の当たりにしてしまう。仲のいい親子はいるんだろうか?成功例も見てみたい。

 

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