忙しさに輪をかけて
論文の校正が届いた。いつも忙しい時期に来るので、時間がほんと取れない。正確さも欠ける性格なのに、輪をかけて加速する。いかんぞいかんぞと思いつつも。研究者もどきとしては、やはりいい悪いは別にして、論文を出していくことが必要に思う。僕にも意地があり、何が何でもというところで壁を越えようと頑張っている。自分自身との闘いである。今年度は2本。そのうちの1本が手元に。あれこれあるが、ここは踏ん張り時である。それにしても、パソコンばかり見ているので、目が疲れている。身体より目。寝つきも悪いし、脳も疲れているのかもしれない。さすがに歳を感じる。校正も締め切りまでには何とかやりきらなければと思う今日の朝。
実務大敵!
仕事の工数がかかりすぎる。こんなにやらないといけないことが増えているし、これ、できる?っていう理論と実務の乖離が甚だしい。これなら素直に12パーセントにするとか、複数税率を辞めて、一律10パーセントに消費税をするなど、租税の原則である簡素へ立ち戻ってほしい。計算様式が変わる、書式が変わる、非常に手間であり、ほんとインボイスは廃止してほしい。政治資金規正は緩いが、国民には厳しい。これ、考え物。複数税率を取りやめ、インボイスを辞める。ほんとにやった方がいいと思う方策。
博士論文を読み直す
冒頭の個所のみだが、改めて自分の博士論文を読み直した。なるほど自分で書いたのに、やはり吟味しながら書いてあるなと思うところで、自分の論文が参考になった。過去の残したものではあるが、改めて見ると、いいものだ。これを温故知新というのだろうか。どこが参考になったかというと、後に続く章立てにうまくリンクするように書かれているし、この論文がどういう展開を望んでいるのかがわかることだ。そんなことを思いながら、自分のことを自分で学ぶという所作に面白いモノだなと思った次第。今日の日記。
ここは踏ん張り時
年末年始にかけて、論文を2本提出する予定である。手直し等を含め、大詰めである。なにせ年末だから、何かと忙しいし、電話、メール、来客等・・・・。重なるときは重なるものである。しかし、どうしても論文は出さないといけない。研究者の端くれとしては、論文を出してなんぼである。いい悪いというのもあるが、一区切りして、前に進む。その繰り返しである。今回、だいぶ煮詰まってきた感じもあり、今後、まとまってくるのではないかという期待感もある。それだけに一歩一歩進むしかないと思うし、ここは踏ん張り時だと思う。頑張った自分しか助けてくれない!
今更ながら
わかっているようで、わかっていない。今年は論文について、そんな学びを得た。相手に伝える方法というか、どういう切り口で論理を展開していくのか、当たり前のことが出来ているようで出来ていなかった。最初の入り口というか切り込み方が悪い。着眼点もある。そんなことを考えると、改めて気づくことが多かった。学術研究というのもしんどいものだが、何か越えたいと思いながら頑張っているのが現状である。まあ博士取ったからといって、安住できないな・・・。また文献にもまれて、近づいてきた期限と戦わないといけない。まあいろいろ考えるな・・・。
論ずる内容
農業会計学を一応、専門としているが、より深く考えてみると、僕の中での「農業会計学」というのは結論がついたのではないかと思う。改めて何を論ずることが今のところ、ないのではないか。つまり、関心や興味ということもあるが、ひとまず博士論文で仕上げたことが今なお、僕にとっての「農業会計学」ということでおさまりがつく。完成度が高いというほどではないが、確かにこうだと自分でも思えるので、それでいいのではないか。そのときに次のステージにうつることになるだろうし、劇的に状況がかわらない限り、今現在は現在完了ということになろうか。やり切ったという感じでもないが、やり切ったと言えるのかもしれないなと今更ながら思った日々雑感。
僕からしたら斬新
会計学を大学で教えている身からすれば、「会計」とあると反応する。パブロフの犬ではないが、ブックオフによった際に見つけた本である。基本的には買う前は目次程度でも中身を見て買うが、この本は価格も見なければ、中身も見ずに購入した。何故か、「会計。」というタイトルはストレートで斬新、とてもいい。副題はあるが、それは付随したもので何か期待されるものであった。もう一つは、研究者をやっていると八田先生のお名前は聞いたことはあるもので、素直に学んでみようと。そんな話である。中身である。会計大学院のことを含め、会計プロフェッションの育成について真摯に意見を述べられている。会計軽視にある状況に看過できない、あるいは危機感を抱いていることが十分に伝わる内容であった。会計プロフェッションの育成までいかなくても、会計軽視というか会計の重要性といったところを教えられれば(学生に伝われば)と思うが、果たしてどうだろうか。コラムでいいので何か、こういうお考えをさらに公開して読みたいと思うものだった。
バック トゥ ザ ベーシック
たまに見返す簿記の教科書。一昔前、Z会が資格事業をやっていた頃に使ったものである。Z会は特に独学なので、教材、よくまとまってると思う。この教材は初学者が一気に簿記2級まで駆け上がるように作成されてるので、3級と2級の境目という点はあるが、僕には教える上でも参考になる。検定の範囲が変わっているようだから、試験の観点ではもう使えないかもしれないけど、今風に改訂すれば、とてもいい教科書だと思う。Z会さん、復活させてほしい講座ですよ。
ミドルな微妙な年齢
最近、年齢がタイトルにある書籍や雑誌は気になる。40台で言えば、もう少しで終わり、50歳も近いので、40歳、50歳と書かれているものである。40歳をユングは人生の正午といい、今の僕は午後にあるが、真意はこの通りである。「午前の太陽は昇る勢いはすさまじいが、その勢いゆえに背後においやられたもの、影に隠れてしまったものがたくさんある。それらを統合していくのが40歳以降の課題」としているという意味で、これからの人生の景色や風景は違うのであるということ。この手の書籍はこれからも手に取りそうだ。人生、充実或る過ごし方をしたいとかねがね思っているので、何らかのヒントになるような気もしている。もう少しセルフィングすることになろう。
何がしたいのかが見えない社会
昨日、大臣くらいの賃上げが衆議院を可決し、通過したが、今の社会が政治家の皆さんには見えていないんだろうと思う。インボイスにせよ、社会保険の増額にせよ。いろいろ不満も多い。この際、本当の数字を透明化して、国民の開示すべきではないかと思う。本当にお金がないのならないなりの政治をするべきだろうし、もう先進国ではない現実を正面から受け止めるべきだ。いつまで先進国ずらをして生きるのか、不思議でならない。今、政治が何をしたいかが見えず、難破船に国民が乗って、航海しているようなものだ。わかりやすく国民に開示し、その中でできることを一つずつ組み上げていくしかないのではないか。法人税は増税していいと思うし、インボイスは廃止すべきだとも思うし・・・。ほんと今は政治には絶望感でしかない。