会計・税務

会計過程の考察

会計の本質

なかなかこの論は気に入っている。僕の関心がやはり財務会計と管理会計の統一、全一体的な会計として捉えるいうところにあるからだと思う。ここでは財務会計と管理会計はともに、計画・統制・決算の機能・過程をもち、両者が区分されている会計機能は全一体的なものであり、会計の基礎的な過程として考えることを主張している。この書籍に関する書評も読んだが、さておきやところでといった話題の転換をする接続言の多用や、変に難しく文章を書いているにもあって(本人の意識はないだろうが)、わかりにくいところは否めないが、それでもなお、この書籍に書かれているものは一読の価値はある。僕もこういうような視点で会計を考えているのもあり、共感も多くあった。立命館時代に会えればよかった。会計大学院の方では教鞭をとられていたが、社会人のコースであれば、受講したかったものだ。それを今頃、ようやくわかったのも、残念ではあるが、何かを残しておけば後世の人も知るきっかけになる。ぜひ、一読を勧める。

 

会計学を突き詰める

会計学とは何か

会計学の研究する上で、慶應の友岡賛教授の考え方には共感する。会計学の原理や本質を突き詰めようとしているし、他者に訴えかけてくるメッセージが伝わってくる。師にお会いしたこともないが、会計学をやっているんなら、ぜひご教授いただきた先生である。僕がまず共感できるところはそうした姿勢にもあるが、本来、財務会計と管理会計をわける必要があるんだろうかと常々思っていた。会計をひとつのテーブルに置き、どう向き合うのか。これを財務会計だの管理会計だのと分類することが不毛(もちろんいずれの意義もわかる)と考え、会計を突き詰めるべきと思っていたが、そうした考えに立脚しているように思う。師の書籍は会計を研究する上で、非常に役立っている。会計の研究も幅広いが、一度お目にかかりたいと思う次第だ。僕の農業会計論の決算も近い。いろいろ思うところもあるが、もう少し学者のようにじっくり研究時間が割くことができればこの上ないのだが・・・。言い訳になるが、ちょっとじっくり向き合ってみたいと思う今日この頃。

 

今年も終わる

平成最後の確定申告

毎年、忙しくなっている気がする。今年はほんと忙しかった。近年で言えば、マイナンバー。これがあるだけで作業が増える。来年は軽減税率、これはほんと実務ではとんでもないことになる。相手方が自立した会計体制ができないと、ほんとわからないままで形だけを整えるようなことになりかねない。租税の原則である簡素であるというところから、程遠くなっている感があるが、それにしてもこの集中した忙しさは何とかならないだろうか。これが時期を分散してくれると、もう少しじっくり見ることができる。それにしても、この仕事を続ければ、この時期にしかないようなものはあきらめざる得ない。そうなると、損失も大きいような気がする。この時期になると、いつも職業について悩む。悩んでいると、桜が咲く。もう春だ。

学問と実務。今、現在の農業会計に想う

実務から理論へ接近?

農業の会計を実務から理論化するというか、どのように接近し、それを理論化した上で実務に立ち戻る。こうした往復的な行動ができないか考えてきたが、今頃思うことはそれをすればするほど、積分化する。つまり、実態から離れていくような気がしてならない。深く農業を見ていくと、当然に有用ではあるが、完全でもなく、完全とまではいかなくてもそれに近いところにたどり着くように思っていた。でも、僕の頭にあるものと目の前にある現実はどうも一致せず、足踏みしたような感じがある。もやっとしているのだ。自然が相手だというのは大きな要素としてあるのは間違いないが、それでももう少し精度が研ぎ澄まされないだろうかと思うことがしばしばある。真に農業法人の中に入って取り組んでみると、利益を出していこうとする企業型のスイッチを押しても、そのスイッチが空回りしているような時がある。会計は間違いなく必須。接近し、着陸する「地点」が僕とずれるのか?農業会計学は社会科学ではない、自然科学として存在しているというのが僕の持論。僕自身の総決算は近い。理論と実務の難しさはまだまだ解決はさせてくれない。

大崎上島町にて

はじめての縁に恵まれ

広島に住んでいながら、ずっと行ったことがなかった大崎上島町。この冬から商工会のご縁で大崎上島町でお仕事をさせていただきました。離島ということで、竹原港から揺られて、約30分、大崎上島町へ到着です。のどかな瀬戸内海の風景がなんと言えず、温かい気持ちになります。サイクリングなども楽しめるようで、地域資源もたくさんあります。なかなかこうした場所は縁がないと行かないので、いい発見をしたと思います。移住者も受け入れやすいようで、ちらほらと暮らしの拠点を持つ方も多いようです。個人的に大変気に入りましたね。仕事のみの行き来だったので、観光で一度、訪れたいと思います。また行きますよ、大崎上島町。

 

新たな幕開け

今日まで40年、今日から40年

実家である税理士事務所が今日から法人化して、再スタート致しました。先代から通算して40年にもなる税理士事務所。法人化も時代の流れか、違和感なくスタートしています。まあ新しい人が追加で入ることで、組織強化にもなるし、また新時代を作っていけると思うので、いい流れなのかもしれません。この数か月、忙しい日々を過ごしました。まあほんといろいろ雑多で疲れ果てましたよ~。心機一転、頑張ります。是非、応援してください。

学者と酒にまみれて

再会

僕が所属できないような高尚な学会、日本会計研究学会が広島で開催されたようで、夜にかつて共同研究したり、交流のある先生方が声をかけてくださった。2日間、広島の街でわいわいがやがや、やって、昼間はお勉強(僕以外)。久しぶりにお会いしましたが、僕も研究もっと頑張らないと思う次第で、仕事は違えど、共通点もありと、刺激的な時間でした。とある場所で、どうせ広島に来たんだからということで、カ-プ一色で楽しみました。またどこかで再会できればと思っております。秋になったし、再度、研究もエンジンかけなおします。

使える一冊

中小企業の財務管理

大企業偏重の書籍が多い中、中小企業の財務管理に焦点をあてた一冊。大学で講義をいざしようと思った際に、中小企業向けのものがないということで執筆したそうだ。中身も、非常にかみ砕いて書いており、学生や会計実務者の初心者向けに役立つと思う。坂本先生の「会計で会社を強くする」という考え方は、大きくうなづける。会計が経営の根幹を為すわけだから、しっかりとした柱を作るべきだと思う。こうした考えの普及、会計軽視の経営者にはもう一度、立ち止まって考えてほしいなと思う。

 

仕訳の辞典

こういうやつ、やっぱりいるよ

会計実務に携わって、やっぱり仕訳であれって?思うこと、今でもあります。昔のように、伝票を切って仕訳をおこすことの繰り返しで、会計のマインドがつくように思う。会計処理で迷う?勘定科目はどう?と思った時に、調べる辞典でこれを使っている。中小企業の実務ではここまでの仕訳するっていうのはあるけれど、やはり役立つと思える。経理担当者は何かこうしたものを持っていた方がいい。

 

粉飾決算を暴く

改めて複式簿記の有用性がわかる

ある事案があって、不正な会計(経理)の話が舞い込んでいる。いわゆる粉飾決算である。売上の水増し、除外、経費の水増し、除外、棚卸等、様々な要因はあるが、まずもって複式簿記できちんと処理することで、多くはその取引の意味がわかるものである。しかし、日常をずっと過ごしているわけではないので、流れを掴むまでに時間は要するが、何か足跡がつくものだ。たとえば、会社の金を横領したら、罰金刑ではすまず、刑事罰の対象になる。業務上横領は非常に重い犯罪である。会計屋さんはどう対処していくことになろうか。ビジネスとしてくれば、それは対処しなければいけない。実務もそうだが、学術的に考察しても面白い分野の話である。さあどうなるのか?最近の書籍から紹介します。