右脳

宮澤賢治と農業

農業と文学-耳で読むー

年末に農業と文学をテーマにしたら、面白いんじゃないかと思い、ラジオでも取り上げることにした。絵本作家の澤口たまみさんとセッションしたわけだが、ほんと楽しい時間だった。耳で読む、すごい名言だった。宮沢賢治は、人の幸せを誰よりも望み、農業、自然にも目を向けていた。一方で人間で必要な自然も知っていたと思われる。農業の件で、ぱっと浮かんできたのは、宮澤賢治でそう語れる人にもなかなか出会えないが、ほんといい機会に恵まれた。澤口たまみさんは宮沢賢治の作品の朗読CDも手掛けている。耳で読んでみよう!

ラジオでの気づき

会計を伝える

ラジオを始めてから、6か月。様々な方をお呼びしてきたが、今回は、福岡大学の飛田努先生 をお呼びした。研究も一緒したことあるし、博士論文にはこの先生なしでは完成することはなかった。先生との思い出は、研究を通じて、論文を読んだといわれて、内閣府からお話がきたことだ。ベンチャー投資減税が3年から5年へ延長になったと変わったわけだが、その重要な示唆をあいただいたということで、その後少し協力できた。さて、今回、農業と会計というテーマで24分やったわけだが、改めて会計を始める人にとって、躓く点と重要な点と短い時間ではあったが、詰まっていたような気がする。来年から大学で会計学を教える身としては、そこをどう伝えるのか、ここを越えないと会計が理解が進まないんだよなと思いながら、時間を共にできた。やはり大学の先生をお呼びすると、話し慣れている。講義を聞いている気分にもなったが、改めて農業会計の面白さも感じる時間となった。コロナでなかなか会えないが、今年は飛田先生ともお会いしたいと思う。

 

常識を疑え!

最近の読書

読書をするのもかなり鈍化している。時間がなかなかない。それでも読んでいないことはない。ネギ農家から紹介されたのがこの本。よく売れている書籍のようだ。素人から農家へ転身し、体験をもとに農業と向き合って、農業ビジネスで考えたことを述べられている。表現は違えど、共感することや、こう伝えればより人に伝わるのではないかなと思うことなど、勉強になった。読みやすい本なので、ぜひ手に取ってほしいと思う。6次産業のことも書かれているが、6次産業の違和感は全くその通り。僕もかつて6次産業の支援をしていたが、結局のところ、成功例が少ない。レッドオーシャンの世界には新たな敵がいるものだ。取り組み自体は否定はしないが、かなりの戦略や覚悟など用意すべきだろう。僕には6次産業を支援し、成功させるだけの能力はない。ただ自分の持つ領域や器の中で勝負していくことを考えていこうとする支援、伴走はできると思う。ここに活路があるような気がしてならない。今日の読書から紹介をしておきたい。

 

メディアの力

昨日の放映を経て

TSSテレビ新広島で、廣島農人の取り組みを取り上げてくださった。テレビに出るのは、ほんと久々のことである。コロナ社会になってからは発信を強めているが、さすがに地上波に出るのは戸惑いもあった。周りのみんなが出ようというのに押された感じになったが、結果的には出演したのはよかったのかしれない。これからの反響である。物事には作用と反作用があるので、それによっていい方向にすべてが出るわけではない。このブログのように、地道に継続的に積み重ねることで、「じわっと」と進む、がんぼチャンネルもそうである。地上波だと劇薬的なところもあるので、荒治療になりがちになるのは危惧する点である。ただ今回の放送を通じて、違う展開も少し見えた。「じわっと」と新たな展開をやっていこうと思っている。ああでもないこうでもないと考えて、前に進んでいきたい。

石破茂代議士とセッション

いい機会に

2020年9月から始めている「農業のカルチベート」という番組に、自民党元幹事長の石破茂先生をお呼びすることができた。国会議員を思い浮かべたとき、農業でぱっと浮かんできたのが石破先生だった。農林水産大臣も地方創生担当大臣も歴任されているので、知識、経験すべてにわたって、一番たけていると思っていたことだ。本人曰く、国防や防衛のイメージがあるのではないかと言われたが、周りもそうらしい。僕だけが異端なのか。集落営農の話を議論したが、さすがのわかりやすさ、いい議論が出来た。石破先生が提唱された「地域マネジメント法人」のことも議論できたし、集落営農の在り方も思い起こすこともあったので、いい機会に恵まれた。快く出演してくださった石破先生に感謝しかない。ラジオやってよかったと思う瞬間である。

緊急事態宣言再び

遅き判断

コロナ拡大がすごくなった。さすがにこの数字が現実に出てくると、インパクトがある。さまざまに影響は及ぼすが、一度、しっかり止めるしかないのではないかと思う。さて、今日の日本農業新聞、一面。農畜産物の価格のグラフ。コロナ渦中の値動きがわかる。家庭消費にシフトされている今、どうなるだろう。いろいろ懸念があり、心配ごとが多い。

出会いも突然に

新しい出会い

ラジオを続けていると、新しい出会いもある。農業をいろんな側面から見ていく中で、農業と文学というテーマをやってみたくなり、その際に浮かんだのは、宮沢賢治である。宮沢賢治の言葉から今に生きる農業を考えてみる。面白いテーマと思える。たまたま澤口さんと繋げていただいて、2月になるが出演していただけることになった。岩手に在住の絵本作家である。宮沢賢治の郷である岩手県とつながるのも、こうしたラジオの機会は大きいのではないかと思える。新しい動きをしたとき、批判する人は多いが、自分自身で創り出す力、エンジンは持っている人は少ない。批判している人は「コト」を起こさず、大過なく過ごすんだから、この人たちの基準ではそれはその人の最適解なんだろう。僕は人生面白くいきたいから、やっぱりこういう機会があるから、生きる刺激になる気がする。少し楽しみな出来事だったので、記録したい。

 

ネギの収穫

初体験

ラジオの出演のお礼も兼ねて、延び延びにもなっていたネギの収穫のお手伝いをした。農業をやっていて思ったことは、ストレスがない、体力がないから疲れる。それと同時にナイジェリアの留学生と仕事をしたが、よく働く。つまり日本人より戦力になるのは間違いない。よく働く、よく動く。彼らともいろいろ話をした。日本で起業したいということも言っていた。日本は希望のある国なのだろうか。それにしても、農業は手がかかる。スマート農業とかかっこいい言葉では済まされない。逐一、手が取られる感じがした。儲かる農業?ほんとどうやればいいんだろうと思うが、生産計画の大切さは痛感した。また機会があれば、農業のお手伝いをしたいと思う。ただ戦力には僕はならないだろう。

2020年最終講演

今年最初で最後の対面講義

呉広域商工会からお話をいただき、今回、講義をさせていただいた。コロナ渦中であり、運営サイドの呉広域商工会の方も大変だったように思う。今回、コロナをテーマにどう事業経営を行うのかというもので、こちらも議論して臨んだ。僕が総論。各論を麻尾氏(IT事例)、古谷氏(飲食業事例)で行った。商工会のメンバーは業種も様々なので、あまり偏りのないような話にしようと思うだけにこれも難題となった。結論的には、いろんな話題の中で、ヒントくらいはあったのではないかと推察する。これから対面でこういう企画講義は難しいかもしれない。しかし、経営者は常に勉強である。今回、呉広域商工会に感謝申し上げたい。また機会があれば、呉に行きたいと思う。

講演会の準備

今年の締めくくり

呉広域商工会より講演の依頼を頂いた。個人的に依頼があったが、今回、マスタード・シード22のみんなでやりたいと要望したところ、OKをいただき、今回の運びとなった。コロナ対策と事業経営という自分が講師ではなく、自身が聴講したいようなお題をいただき、準備をしている。僕もコロナになり、考えを大きく変えた。その中で社会実験のような毎日を過ごしているような気がする。自分が能動的に考え、僕自身をソリューションする意味でもいい機会になりはしないか。博士論文のお題で、どこかで会計学を話したかったが、今年は経営戦略のお話であった。会計は不人気なのか。いただける仕事に真摯に向き合い、聴講してくださる方にいいヒントやきっかけができれば、本望である。今回はオンラインでも参加できるようだ。遠方の人も聞くことができるようなので、よければ参加してしてほしいと思うところだ。