農業

集まれる場所で

井戸端会議

あるプロジェクトを始めるにあたり、打ち合わせを兼ねて食事をしようということになった。コロナ感染拡大が続く中、どうかとも思うのも思ったが、遅い時間からの集まりもあって、一杯やりながらという話になった。さあどのお店に行こうかといろいろ考えた挙句、事務所で持ち寄ってと言う話になった。イカを釣ってきたからイカを持ってくる、農家から野菜を小分けしていただく、豆腐屋から豆腐を・・・と集めていくと、豪華な食事会になった。もちろんいい話もできた。邪魔されることなく、我々の時間を十分に満喫し、気づけば5時間くらい井戸端会議。お店で飲み食いしていたら、すごくお金はかかっていたと思う。これからの時代は、「場」をどこに持ち、「場」を提供する。そこに「人」が集い、「情報」が集積する。密になるので、今時期は考えるところも当然あるが、再三、言ってきたようにホームパーティーの時代。持ち寄れば、またとない食事会になる。ちなみに写真は、農家さんから小分けいただいたとれたてのアスパラガス。規格外ではあるが、水洗い、焼いてそのままもしくは塩でという感じで食した。贅沢なパーティーであろう。とあるプロジェクトはそう遠くない時期に進んでいく。知の総合芸術というか、いい発信ができると思う。

 

農家も大変だ

天候不順の影響

毎年、この時期になると、とうもろこし農家に行く。週末に行こうとしたが、この天候不順で早めの方がいいとのことで訪問させていただいた。日照りのなさ、雨が続くことによる農作業の遅れなど、いろんな作物に影響を及ぼしている。ニュースでも取り上げられているが、野菜の高騰はすさまじいものである。倍以上の価格になっているものもある。カット野菜の会社などは高騰した野菜はもちろん野菜が集まらないということもあるようだ。飲食店の仕入れも心配、食卓にも影響大。農業も天候に左右されるので、露地栽培のものなんかはやはり怖いなと思う次第。少し農家も回って話を伺っていきたいと思う。

農業簿記検定

検定試験について

達成度や自分の評価、あるいは基準ということを図る上で、資格というのは重要な役割を示す。数年前より、農業簿記検定という民間資格がはじめられた。農業の法人化や企業化ということで、農業簿記を1・2・3級とわけ、考査するものだ。民間資格なので、国家資格と違い、取ったからといってどうこうなるものではない。ある程度の知識や素養を示すものでしかない。農業簿記検定に関しては、6次産業化を認定する場合、総合化事業計画を策定するわけであるが、その時の評価点にするなど、建設業経理士のような役割や評点を与えることでインセンティブを与えたらどうか思う。建設業経理士は1・2級を持っている人には会社の評点が上がるような仕組みがあれば、もっと普及するのではないかと思う。検定試験も作る方も受ける方も考えることは多そうだ。農業会計に携わるものとしては、やはり普及してほしいと願うものだ。

 

久しぶりのラジオ出演

ブログを見たようで・・

東京FMさんから出演の依頼をいただき、昨日、収録を済ませました。みらい図鑑という番組ですが、毎週土曜日に5分番組があります。ベジアイスにご興味をいただいたようで、未来に残したいヒト・コト・モノなどを取り上げているようです。編集はあるのですが、2、30分しっかりとベジアイスのことや農業のこと、話ししました。ベジアイスをはじめて、10年目ですが、ようやく時代がついてきた気がします。若さゆえの粗削りな自分ではありましたが、ベジアイスを通じて、いろんな出会いがありました。改めて月の流れと僕らの思いを確認することもできました。東京FMさんもよく僕らを見つけてくれました。今後ともよろしくお願いいたします。ちなみに7月4日土曜日、13時55分から14時まで。この日に取り上げられます。感謝しかございません。

農業簿記再考

やはり気になるもので・・・

久しぶりに農業簿記関連の書籍を手に入れた。なかなかレアな書籍と思う。この書籍は、全国の農家の記録や帳表をまとめており、貴重な資料と言える。時々、日本の古本屋 で見るようにしており、やはり農業会計はこれからも何等かでかかわっていく分野であろう。それにしても、農業会計は独立した分野としては弱い。大学の公募をみても、それは感じる。衰退の一途である。博士号で一区切りした分野でもあるが、いったん少し離れることで違う目も出てくるかもしれない。ぼちぼち再稼働も必要であろうと思う今日この頃。

 

集落営農法人の在り方も変わる

知識のアップデート

農業の税理士と言えば、森剛一先生が思い浮かぶが、この本も10年ぶりの改定になるようだ。前回のも持っているが、内容はかなり変わった気がする。今回は消費税の改正も大きいが、2階建ての法人化を突っ込んでいる。前回も書かれているが、そこまではと僕も思っていたが、具体的にこの策は考えていかないといけなくなるように思う。やはり農業補助金が減り、米価も低くなっている(コロナの影響で米価は高くなると予想しているが・・)。とすると、集落営農法人も生き残りをかける必要がある。ただし、制度もあるが、やはり「ヒト」の問題、担い手不足の解消をどうするのかにある。農業に未来があるのかないのか、今のような国難時にはやはり食料を自国で100%確保できる。自給率を上げること。もう少し本腰を入れるべきだろう。話は戻すと、集落営農法人の関係者には、読んだほうがいい必読書。僕も結構参考になった。

 

農業体験とコロナ

各所で影響

農業もこうして生産が出ても、コロナで自粛と合っては、体験・観光もできない。だいたい5月の末でいちご狩りの最後になる時期だが、解禁とあって行ってみた。子供も少しずつ外へ出していかなければと思いつつ、かなり気を付けている。もしいちご狩りの予約で密な状態でハウスに入ることになると、やはり今は気持ち悪い。だから予約せず、空いてれば行ってみようということで、子供たちにも内緒にした。幸い、ハウスには我々家族だけであった。かなり農園も配慮している模様で、開園にもかなり気をつかっているようだった。話も聞くと、なかなか大々的に宣伝もできないし、ジレンマが続いている模様。農業にもかなりの影響がある。今回、訪れたのは、廿日市のある田原農園 。甘くておいしかった。体験・観光型を推進した農業の在り方は僕の一押しの考えであったが、コロナ時代、どう農業とも向き合うべきか、生きるすべはと考える。少しあり方も考えるべきかもしれないが、今のところ、名案がない。農業者にも話を聞きながら、自分でできることを考えたい。人と人が会うのが難しいが、できるだけ覗いてみようと思う。

 

著者 :
農山漁村文化協会
発売日 : 1999-04-01

農業と税

農業をめぐる税

農業をめぐる税制や税金について、誰か詳しい人いますか?と学者にも聞くことあるが、なかなかいないようである。農業会計はいるものの、やはり農学部や農学研究科などそれに類似する学会や研究科において、農業会計のコマさえないところも多い。僕も長い間、農業会計に携わっているが、現在の理解ではこうだ。①農業会計を教える人がいない、②農業会計はそこまで必要ではない、③改めてその専門家を継承する動きはあるものの、そこまでの熱意ではない。こんなところだ。①は②に起因する、③は少人数が言っているが、科目設定もされない大学をみると、そこまでの必要性を感じていないんだろうと思う。たまたま、僕もニッチなところに足を踏み入れた感はあるが、年々、農業会計研究は脆弱になってきている気がする。世の中に必要と強く思われない以上、その傾向は続くだろう。農業会計をやっていると、農業税務にも隣接分野なので、もう少し勉強をと思うが、さらにこの分野は脆弱である。もし骨太な農業経営を目指すのであれば、この分野の啓蒙は必要と思うが、大学と実務に差があるのかもしれない。一過性のブームで、学部を再編したり、新設するのではなく、もう少し専門性を高めることも必要ではないか。僕の農業会計研究もそろそろ終焉を迎えて、次のことへと思うが、少しは農業税務も見ておきたいと思うことは多々ある。それにしても、僕の人生は王道ではない。王道からそれてしまっているから、人以上に悩みが多い。農業会計にしろ、農業税務にしろ、日の目を見ることはあるんだろうか?最近、税務から見ると会計がわかるのではないかと思うことはしばしば。これはたぶん農業だけではないが・・・・。研究をする時間と心の余裕が欲しい。

 

著者 : 渡辺基成
三協法規出版
発売日 : 2009-05-30

廃案から学ぶ

税法からのアプローチも必要かも知れぬ

平成4年まで実施されていたみなし法人課税。だいぶ昔に買っていた書籍を読んでみた。結論から言うと、立法の背景から廃止に至るまで、税制の動きがよくわかった。だいぶ昔、小規模企業税制について、まとめたことがあるが、会計においても納税の強制という観点から多大なる影響を及ぼしている。それ故に、税と会計、税務会計になるのかとも思うが、角度を変えてみるのも必要かも知れぬ。P18,19に農業法人問題が書いてある。法人化と租税回避のテーマの一部であるが、昭和32年に徳島県のミカン農家の法人化による租税回避のことが述べているが、そこには農地の問題から、課税当局が認めてなかったということもあり、訴訟事件までなっている事案のようだ。地域維持での法人化を集落営農法人でなされるが、こういう事案もあるんだなと改めてなまんだものだ。廃案を少し辿るのはいいかもしれない。それなりに立法の形成には鯨飲と結果がある。議論された内容と言葉には意味がある。ちょっと研究熱に火がつくかもしれない。

 

晩餐

 

打ち合わせも兼ねて

今年度予算もそろそろ確定され始めることもあり、稼働できそうなということで、ms22 のみんなで集まりました、たまには東広島でという話になり、仏蘭西屋へ。久しぶりに藤原シェフの料理を堪能しましたが、絶品でした。酒を飲むととん食べない僕も完食。おいしくいただきました。水面下で進んでいる計画もあり、何個か形になりそうなところであり、一つは本格的に動かしていくことになる。農業を中心に考えを構成してきたが、飲食業、「食」の観点の中に、農業を仕入れるというか、このベクトルの方が川の流れがよくなると思える。最近、農業に向き合ってきたことが違うのではないかと思い始めている。自分の思い上がりなのか、何とかしようと思って、手を差し伸べたつもりだが、実はそれは違っていたのではないか、そんな気さえ思うことが何度も遭遇した。ひとまず学術研究の農業会計も終わりが近づいてきて、いい区切りなのかもしれないと思う。今回、打ち合わせの中で、やるべきタスクの中に、違う側面での「目」を備えて向き合う。そういうことを考えるべきと思う晩餐であった。