農業

農業と税

農業をめぐる税

農業をめぐる税制や税金について、誰か詳しい人いますか?と学者にも聞くことあるが、なかなかいないようである。農業会計はいるものの、やはり農学部や農学研究科などそれに類似する学会や研究科において、農業会計のコマさえないところも多い。僕も長い間、農業会計に携わっているが、現在の理解ではこうだ。①農業会計を教える人がいない、②農業会計はそこまで必要ではない、③改めてその専門家を継承する動きはあるものの、そこまでの熱意ではない。こんなところだ。①は②に起因する、③は少人数が言っているが、科目設定もされない大学をみると、そこまでの必要性を感じていないんだろうと思う。たまたま、僕もニッチなところに足を踏み入れた感はあるが、年々、農業会計研究は脆弱になってきている気がする。世の中に必要と強く思われない以上、その傾向は続くだろう。農業会計をやっていると、農業税務にも隣接分野なので、もう少し勉強をと思うが、さらにこの分野は脆弱である。もし骨太な農業経営を目指すのであれば、この分野の啓蒙は必要と思うが、大学と実務に差があるのかもしれない。一過性のブームで、学部を再編したり、新設するのではなく、もう少し専門性を高めることも必要ではないか。僕の農業会計研究もそろそろ終焉を迎えて、次のことへと思うが、少しは農業税務も見ておきたいと思うことは多々ある。それにしても、僕の人生は王道ではない。王道からそれてしまっているから、人以上に悩みが多い。農業会計にしろ、農業税務にしろ、日の目を見ることはあるんだろうか?最近、税務から見ると会計がわかるのではないかと思うことはしばしば。これはたぶん農業だけではないが・・・・。研究をする時間と心の余裕が欲しい。

 

著者 : 渡辺基成
三協法規出版
発売日 : 2009-05-30

廃案から学ぶ

税法からのアプローチも必要かも知れぬ

平成4年まで実施されていたみなし法人課税。だいぶ昔に買っていた書籍を読んでみた。結論から言うと、立法の背景から廃止に至るまで、税制の動きがよくわかった。だいぶ昔、小規模企業税制について、まとめたことがあるが、会計においても納税の強制という観点から多大なる影響を及ぼしている。それ故に、税と会計、税務会計になるのかとも思うが、角度を変えてみるのも必要かも知れぬ。P18,19に農業法人問題が書いてある。法人化と租税回避のテーマの一部であるが、昭和32年に徳島県のミカン農家の法人化による租税回避のことが述べているが、そこには農地の問題から、課税当局が認めてなかったということもあり、訴訟事件までなっている事案のようだ。地域維持での法人化を集落営農法人でなされるが、こういう事案もあるんだなと改めてなまんだものだ。廃案を少し辿るのはいいかもしれない。それなりに立法の形成には鯨飲と結果がある。議論された内容と言葉には意味がある。ちょっと研究熱に火がつくかもしれない。

 

晩餐

 

打ち合わせも兼ねて

今年度予算もそろそろ確定され始めることもあり、稼働できそうなということで、ms22 のみんなで集まりました、たまには東広島でという話になり、仏蘭西屋へ。久しぶりに藤原シェフの料理を堪能しましたが、絶品でした。酒を飲むととん食べない僕も完食。おいしくいただきました。水面下で進んでいる計画もあり、何個か形になりそうなところであり、一つは本格的に動かしていくことになる。農業を中心に考えを構成してきたが、飲食業、「食」の観点の中に、農業を仕入れるというか、このベクトルの方が川の流れがよくなると思える。最近、農業に向き合ってきたことが違うのではないかと思い始めている。自分の思い上がりなのか、何とかしようと思って、手を差し伸べたつもりだが、実はそれは違っていたのではないか、そんな気さえ思うことが何度も遭遇した。ひとまず学術研究の農業会計も終わりが近づいてきて、いい区切りなのかもしれないと思う。今回、打ち合わせの中で、やるべきタスクの中に、違う側面での「目」を備えて向き合う。そういうことを考えるべきと思う晩餐であった。

 

私見卓見

企業は農業で障害者雇用を!

今日の日経新聞、経済教室(私見卓見)の記事で、農福連携、農業に障害者雇用を!といった内容が掲載された。自由に読者が投稿や寄稿を通じて、参考になる意見を掲載するようだが、よくいわれる農福連携。記事にもあるが、農業の雇用生み出すばかりか、障害者にとってのリハビリ効果も期待される。企業の側からすると、人手不足の解消(解消まではいかなくても緩和)も大きく、積極的に活用を通じ、双方のよりよい社会関係を生み出せるのではないか。農福連携はここ10年で言われ始め、具体的に取り組んできている企業も増えている。社会にはいろんな役割があり、貢献できる。企業がこうした取り組みを推進できる仕組み(補助はあるが)や意識改革が必要であろう。

 

今年の春の催事

 

今年の園芸祭り

平成最後の園芸祭りの露店に出ました。今年初です。今年はえらい寒くほんとアイスクリームが全く売れず仕舞いでした。この園芸祭りは、苗木の販売のほか、野菜の収穫体験や家庭菜園の相談など、いろんな年齢層に楽しめるようなイベントで、フード出店者のわれわれもこの催事は結構いいなと思い、参加しています。今年の一コマは、3人の子供たちの大根の収穫体験。立派な大根を引き抜いて帰ってきました。常々、こうした体験をすることは子供にとって、重要だと考えています。また、露店のお手伝いもしてくれていますが、とにかくいろんな場でいろんな経験。ステレオタイプにならずということ。そう思っています。閑話休題。露店でブースに立つと、消費者の動向や消費の在り方がよくわかります。年に数えてみると、8回程度、出店してますが、天候だけではなく、どうも景気の減退を感じました。ほんと消費税上げるの?って感じですが、だいぶ心配ですね。商売を何等かしている人は、露店の店頭に立つのはおすすめします。3あまりプライドを高くしない、上から見ない。それ大切です。僕も露店に立ってから角がだいぶ取れましたよ。そして人が見えてきます。

 

レモン狩り

お裾分け

あるお宅にあるレモン。取りにおいでとお誘いを受けて、レモン狩りへ。いろいろ農業体験はさせるようにしているが、木になっているものを収穫するのは初めてだと思う。栗はあるけれど、落ちているものを収穫するということで実質初めてになると思う。かなり楽しかった模様。レモンはなかなか料理には添え物的なものになってしまい、どのように調理すればというところはある。飲み物でハイボールか・・、それにしてもこのレモンは無農薬で絶品。いろんなことを体験させようと思っているが、こうしてあれこれできるには幸せなこと。それにしても、自宅にレモンの木があるのも珍しい。

 

学問と実務。今、現在の農業会計に想う

実務から理論へ接近?

農業の会計を実務から理論化するというか、どのように接近し、それを理論化した上で実務に立ち戻る。こうした往復的な行動ができないか考えてきたが、今頃思うことはそれをすればするほど、積分化する。つまり、実態から離れていくような気がしてならない。深く農業を見ていくと、当然に有用ではあるが、完全でもなく、完全とまではいかなくてもそれに近いところにたどり着くように思っていた。でも、僕の頭にあるものと目の前にある現実はどうも一致せず、足踏みしたような感じがある。もやっとしているのだ。自然が相手だというのは大きな要素としてあるのは間違いないが、それでももう少し精度が研ぎ澄まされないだろうかと思うことがしばしばある。真に農業法人の中に入って取り組んでみると、利益を出していこうとする企業型のスイッチを押しても、そのスイッチが空回りしているような時がある。会計は間違いなく必須。接近し、着陸する「地点」が僕とずれるのか?農業会計学は社会科学ではない、自然科学として存在しているというのが僕の持論。僕自身の総決算は近い。理論と実務の難しさはまだまだ解決はさせてくれない。

強い農業の文脈

農は「業」なのか

あまり読書をする時間に恵まれないが、気になって読んだ一冊。かなり頷けることのなる書籍だった。特にわかりやすく伝えていたのが、強い農業を理想とする日本の農業政策の文脈と、本来、足元になる農業の実態の相違があからさまに指摘されている点である。農業は生産力をあげ、製造業のように突き進むことができるのか、これは「NO」である。生産力の向上は一定のところまではできるが、限界がある。その限界をどこか無視、無視と言うより軽視しているのではないかと思えるのである。農は生きる支えとなる食の根幹にある。角度を変えながら、言い方を変えながら、農業を再考するきっかけとなる。すっと読めるので、手に取りやすい書籍と思える。

 

 

日本農業新聞に掲載いただきました

コツコツと進める

僕の書籍、地域農業のスプラウトが日本農業新聞に掲載されました。2度目になります。日本農業新聞は、何かとよく取り上げていただいています。書籍と言うのは、何万部とかいうように軽くなるものではないですが、ちょぼちょぼお話をいただけるところもあり、うれしいものです。一つ形にすることは、やはり大切だと思います。中身も大切ですが、恐れずチャレンジしてみる。これ、ほんと大切ですね。第二弾も早くやりたい。もう少しお話をしたいこと、あるわけで。今年はいろいろあって出足から悪いので、巻き返しと言わんばかりに、よかったなということで終わりたいと思っています。

 

書籍こぼれ話①

帯文のどなたに頼むのか

今回の書籍に関して、腰巻のメッセ-ジを誰に頼もうか、悩んだものである。何人かの中で、東京農業大学の川嶋舟先生にお願いすることにした。今仕掛中のCCRCの構想の中で、農業分野で一枚かむことになると思うが、その際に川嶋先生とは出会うことになり、ホースセラピ-というものをはじめて知った。ホースセラピーの場合は、医療、教育、スポーツ・レクリエーションの3つの要素を併せ持ち、しかも心身両面への直接的セラピー効果が認められるといわれているそうだ。農福連携という面で社会貢献できる可能性を知り、今後の農業発展にも重要な視点と行動に繋がるのではないかと思い、川嶋先生にメッセ-ジを頂いた。読んでみれば一目瞭然であるが、素晴らしいメッセ-ジで、大変恐縮している。書籍にも箔がつく。僕とは年齢も近く、温厚な先生で「先生といわず、舟(しゅう)ちゃんと呼んでくれ」と本人は言うが、余りにも恐縮である。帯文に関して、未定稿のゲラを読み込んでいただいたそうだ。一番最初に感想を頂いたのも、川嶋先生である。ホースセラピーをはじめ、農福連携はこれから世の中に広まっていくだろう。親しみを込めて、「舟ちゃん、ありがとうございます!無事、書籍は世の中に出ました」

著者 : 岸保宏
ライフデザインブックス
発売日 : 2017-12-24