左脳

僕にとっての農業会計学

論ずる内容

農業会計学を一応、専門としているが、より深く考えてみると、僕の中での「農業会計学」というのは結論がついたのではないかと思う。改めて何を論ずることが今のところ、ないのではないか。つまり、関心や興味ということもあるが、ひとまず博士論文で仕上げたことが今なお、僕にとっての「農業会計学」ということでおさまりがつく。完成度が高いというほどではないが、確かにこうだと自分でも思えるので、それでいいのではないか。そのときに次のステージにうつることになるだろうし、劇的に状況がかわらない限り、今現在は現在完了ということになろうか。やり切ったという感じでもないが、やり切ったと言えるのかもしれないなと今更ながら思った日々雑感。

タイトルにひかれて

僕からしたら斬新

会計学を大学で教えている身からすれば、「会計」とあると反応する。パブロフの犬ではないが、ブックオフによった際に見つけた本である。基本的には買う前は目次程度でも中身を見て買うが、この本は価格も見なければ、中身も見ずに購入した。何故か、「会計。」というタイトルはストレートで斬新、とてもいい。副題はあるが、それは付随したもので何か期待されるものであった。もう一つは、研究者をやっていると八田先生のお名前は聞いたことはあるもので、素直に学んでみようと。そんな話である。中身である。会計大学院のことを含め、会計プロフェッションの育成について真摯に意見を述べられている。会計軽視にある状況に看過できない、あるいは危機感を抱いていることが十分に伝わる内容であった。会計プロフェッションの育成までいかなくても、会計軽視というか会計の重要性といったところを教えられれば(学生に伝われば)と思うが、果たしてどうだろうか。コラムでいいので何か、こういうお考えをさらに公開して読みたいと思うものだった。

 

簿記を見直す

バック トゥ ザ ベーシック

たまに見返す簿記の教科書。一昔前、Z会が資格事業をやっていた頃に使ったものである。Z会は特に独学なので、教材、よくまとまってると思う。この教材は初学者が一気に簿記2級まで駆け上がるように作成されてるので、3級と2級の境目という点はあるが、僕には教える上でも参考になる。検定の範囲が変わっているようだから、試験の観点ではもう使えないかもしれないけど、今風に改訂すれば、とてもいい教科書だと思う。Z会さん、復活させてほしい講座ですよ。

年齢がタイトル

ミドルな微妙な年齢

最近、年齢がタイトルにある書籍や雑誌は気になる。40台で言えば、もう少しで終わり、50歳も近いので、40歳、50歳と書かれているものである。40歳をユングは人生の正午といい、今の僕は午後にあるが、真意はこの通りである。「午前の太陽は昇る勢いはすさまじいが、その勢いゆえに背後においやられたもの、影に隠れてしまったものがたくさんある。それらを統合していくのが40歳以降の課題」としているという意味で、これからの人生の景色や風景は違うのであるということ。この手の書籍はこれからも手に取りそうだ。人生、充実或る過ごし方をしたいとかねがね思っているので、何らかのヒントになるような気もしている。もう少しセルフィングすることになろう。

 

政治もむちゃくちゃだ

何がしたいのかが見えない社会

昨日、大臣くらいの賃上げが衆議院を可決し、通過したが、今の社会が政治家の皆さんには見えていないんだろうと思う。インボイスにせよ、社会保険の増額にせよ。いろいろ不満も多い。この際、本当の数字を透明化して、国民の開示すべきではないかと思う。本当にお金がないのならないなりの政治をするべきだろうし、もう先進国ではない現実を正面から受け止めるべきだ。いつまで先進国ずらをして生きるのか、不思議でならない。今、政治が何をしたいかが見えず、難破船に国民が乗って、航海しているようなものだ。わかりやすく国民に開示し、その中でできることを一つずつ組み上げていくしかないのではないか。法人税は増税していいと思うし、インボイスは廃止すべきだとも思うし・・・。ほんと今は政治には絶望感でしかない。

国家資格へ

そろそろ日本語学校にも

昔、取得した日本語教師の資格が役に立つような立たないようなというか、三原日本語学校には僕も籍がある。計画通り入学されて、学生も増えてきた。そろそろ教壇にとも思うが、なかなか時間も取れない。来年から制度が変わり、日本語教師も国家資格となるので、どうも一部試験を受けないといけないようだ。ちょうど過渡期にもなる。日本という国家があまりにも今、ひどいので、どこかで海外へと本気で思うとき、日本語教師は武器にはならないかと思うのだ。過去にやったことが活かされるかもしれない。そう人生には無駄はないのだとしみじみ思う今日の訪問。

投資と働き方のコツ

リアルに迫ってくる年齢

昔読んだ本を引っ張り出して再読した。榊原正幸先生の書籍は結構、読んでいる。青山学院で教授を長らくされたようだが、早めにリタイアしている模様。そもそも経済的自立と早期退職でライフを充実されることを実践されている。この本で紹介されている世の中の仕事は3種類に分けられ、①好きな仕事、②イヤじゃない仕事、③イヤな仕事であるといい、できるだけ40歳から45歳までに②にということを推奨している。その上で「お金の事由」を獲得して、一生困らない資産を築く。投資を通じて、その資産形成をし、好きなことをして生きるのだと。なかなかそう思いながら、それが達成はできるかどうかはわからないかもしれないが、将来へ向けたファイナンシャルプランニングもしっかり考える必要はある。株式投資、NISA、IDECO、金、不動産・・・・。各種いろいろ選択肢はあるが、どこに根を張り、継続するのか。僕も60歳まではあと13年であるが、生き方もどうなんだろうと思うことは増えてきた。果たして答えは・・・風に吹かれているのか。

60歳までに「お金の自由」を手に入れる! (PHPビジネス新書)

お花畑の会計について

会計の重要性を考えよう!

会計を教えている、会計の仕事をしている。そういうバックグラウンドはあるが、どうも経営者の会計軽視の姿勢が目につく。日常が忙しい、営業が忙しいというが、稲盛さんではないが、「会計がわからんで、経営ができるか」というのはないだろうか。コロナが明け、補助金なども支援がなくなっている今、コロナで融資も増え、銀行も回収に入っており、企業の姿勢や態度を見ているように思う。「まあ、何とかなるだろう」、「何とかしてくれるだろう」と安易に思う。お花畑思考である。もう黄色信号から赤信号になっている。企業側も真剣に会計を見て、経営再建する。それでももう銀行もダメと判断すれば、倒産へ向かわせるだろう。売上UP、販路開拓の素敵なお話を聞くのもいいことだが、足元の点検、会計をきちんと構築する。企業の地味な構造改革こそ、未来につながるのではないかと思うのだが・・・。結局、会計を重要と考えていないのが起因であろう。

学会嫌いの学会報告

いざ出陣!

学会はほんと好きではない。いろいろ議論で言われることはいいのだが、差別と区別というのを味わってから、学会は好きではない。そして何より読めばわかる。読んでわからなければだめだと思うので、そもそも学会は不用論者である。しかし、査読というのものが重宝される。これがネックとなり、たまにはいう運びになるのである。さて愚痴ばかり言ってられないので、進撃!、僕の理想の報告は、①誰も寝ない、②質問が出ない(素晴らしい!と言われる一言で終わる)、③時間内に終わる、これである。③だけは達成できた。タイムキーパーの人には、「先生だけですよ、時間できっちりされたのは」と褒められた。みんな時間を守っていないようだ。昔、○○大学の○○教授に「1分早く終わった」とこっぴどく指摘された。のちの報告では、時間超過した人がいたが、◇◇大学の◇◇教授の報告となると何も言わずである。ここの文法は地位だけしかないんだなと悟ったが、時間内に終えないと、質問も本来はしてはいけないのである。僕は1分くらいの誤差程度しかたぶんでない。ただ20分と決められれば、鮮やかに時間内で終える。コンプリートでいたいものだと思いつつ・・・。結果的に今回はまあまあということだろうか。

 

合点は行かないが・・・

喧嘩をしても仕方ないが、納得は行かない

久し振りに学会報告をすることになった。今秋に迫り、何かと忙しくなってきたが、報告プリントの件である。どうも僕がプリントを用意しないといけないそうだ。参加費を3000円徴収し、なぜ僕が用意しないといけないのか。お茶、お菓子とかあるが、まさに無駄。勉強をしに来ているんだから、ここが優先の経費ではないかと思うのが僕である。一応、会計学者のおしくれとしては、お金の動きは気になるところである。何に使えば、こういうことになるのか。主催校のお世話役の方々の謝礼金があるのは当然だろうが、それは準備を含めてのものである。常識の違いが見て取れる。だから学会は嫌いなのである。