会計・税務

インボイス論私論

音を静かに・・・

選挙が近いのかもしれない。普通なら10月から施行されるインボイス制度の関連をCMをバンバン流しているように思うが、インボイス、増税の流れがわかりつつ、さらにビートさせるのは政権にマイナスなのか、静けさを感じる。私論では、複数税率を辞めて、一律10%で税収UP、帳簿保存方式の継続。創業に関しては2年間の免税(創業支援)で、1000万以下でも消費税課税をしていくという流れの方が、租税の原則、公平、中立、簡素と言えないのか。複雑に何でもしたがるのはよくない。みんなにわかりやすく、これ大切だと思うのだが・・・。どうだろう?

少子化、1提言

少子化に対してやる気がないのはよく伝わる

給食費は通常通り。無料にしようかという議論はどこへやら。3人で15600円。年少扶養控除と給食費の現物支給でひとまず少子化対策したらどうだろう?所得税と住民税の軽減で可処分所得は増える。制度的にもやりやすい、現金給付のような行政コストはかからないと思うのだが・・・・。税収との兼ね合いもあるのだろうが、現金を給付するのではなく、使えるお金を増やせば、家計で考えれば一緒なのだ。物価高、光熱費高騰、使える金は減る一方。過去最高の税収の資金はどこへいった?

違和感の間

自然科学と社会科学

農業会計学と言うと、農業経済学の一端から派生した学問として位置づけられる。農学部に農業会計学は用意されるものの。社会科学だともいわれる。修士まで社会科学系で進学し、博士から自然科学、理系に行くとなると、やはりどうしても違和感がある。自然科学にいても、違和感。社会科学にいても、違和感。このせめぎあいはなかなか感じるものではないだろう。社会学は複雑に考えようとするし、自然科学はシンプルに考えようとする。いろんなことで「違い」は感じてしまうのだ。なかなか論文を起こしたときに、どうしても違うものを感じながら、書いているが、それでもどこかで「接点」はあるんだろうと思うのだが・・・・。その「接点」がわかるにはもう少し時間がいりそうだ。

図書館時間

研究活動にいそしむ

コロナもあって、入場制限をされていた図書館もオープンに。久しぶりに図書館でいろいろ物色、多くの学生が勉強をしていた。僕も4年ぶりに広島大学の図書館に入館し、いろいろ見て回っって、資料を検索。広島大学の蔵書は少ない(新しい本が少ない)と思うのだが、それでも発見もいただいたりと思うこともたくさん。毎週1回でもこうして時間を作って、図書館にいる時間も作ろうかと思う。生活にアクセントをつける意味でも重要な営みではないかと思う。だいぶコロナ後の日常へって感じがする。

学会の必要性について

群れる必要はない

とある研究会に誘われたが、丁重にお断り申し上げた。学問において、学会や研究会は昔は多少、必要かなとも思っていたが、たぶん必要ない。学問は孤独である。自分で論文を読み、格闘し、書いていく。論文は読めばわかるし、それ以上でもそれ以下でもない。だから顔を売るとかいうが、忖度よりも自分に力をつけた方がいい。そんな思いである。あと数年は入会している学会は所属するが、50歳にはほぼ辞めていくつもりである。紀要に書けばいい。今、オープンアクセスなんだから、査読だのはまったく関係ない。第一、自分の所属する大学に誇りを持てない紀要なら、もうそれはやめた方がいい。批判を受けても出していくことしかないのである。僕もあと数年は農業会計・税務分野では思っているが、学会や研究会は断っていきたいと思っている。

農業簿記再考

改めて簿記からスタート

先日、文献を新たに請求した際に、ああこうなんだと思うような農業簿記の文献に巡り合った。その人の書籍も出ているようだから、日本の古本屋で探して購入した。自分ではある程度、わかっていると思うことも実はそうではなく、いつも勉強の途中なんだなと気づかされることがある。そう思うと、無知の怖さと常に向き合う羽目になるのか。まあいろいろ思うものだ。40代で、今の学術系は卒業したいと思っている。次の僕の展開をするにあたり、40代は最後のエネルギーを注いで、自分の再構築を図りたいと思っている。希望でしかない50代を迎えるように、今が大切!頑張っていこう。

確定申告シーズン

気持ちが萎える・・・

いつも思うことだが、この時期は忙しくなる。気持ちが落ち着かないし、やることは多いし。会計事務所の仕事が特に嫌になる時期である。忙しいのはありがたいことだが、締め切りに追われるのがしんどい。論文もこの時期に校正というのも多い。学校の先生は暇になり、僕は忙しくなる最悪なシーズンである。このシーズンが毎年となると、この時期にあるイベントなどの機械損失も大きい。おおむね冬に動くと、移動費も安くついたりするし、メリットも多いが、休むこともできずとイライラ充満。ようやく今年の支払調書も届いた。6年前も今日のようだ。とかく遅い・・・、届くのが・・・。

特別講義

いろんな話を聞くこと

僕が受け持っている「会計学入門」でゲストを今年も呼びました。なぜそうするかというと、僕も多くの非常勤やゲストの先生に支えられたので、それを継承するというか、その影響はきっと大きいと思うので、僕も踏襲しています。昨年は、「会計と職業」という話をし税理士に。今年は「販売戦略と会計」という話を企業経営者にしてもらいました。単発講義と連続講義は違いますが、それぞれに意図や意義があるもので、それをどう組み立てるのかは勉強になるものです。来年も授業があるので、少し考えてみたいと思っています。

会計学を教える

やっぱり今年もこれ

発行年は古い教科書になるが、2年目の会計学入門も昨年同様に進めている。書き込み式のテキストをたどりながら、必要事項を板書して、自身で考えさせてといった運び。簿記入門というのが前期で用意されているが、受講していない人もいるので、簿記の復習もする。しかしながら会計理論を少しでも習得できるように板書も工夫しているつもりである。もし会計入門というタイトルの講座だと学問はしないだろうが、あくまで会計「学」入門となると、会計学を教えることになる。今年もあれこれ目を通したけど、しっくりこない。今の大学ではこの教科書が一番フィットしていると思っている。教える方もいろいろ考えてはいるが、学生はどうだろうか?だいぶ教科書も終わりに近づいてきた。年内には教科書は終わりそうだ。

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著者 : 友岡賛
有斐閣
発売日 : 1996-04-01

待望の新刊

会計とは何か

会計学の分野で崇拝している友岡先生の新刊。のそりのそりと読ませていただいている。会計をできるだけ平易な言葉でかみ砕きつつ、本質に迫っている。螺旋状に会計学を1周、2周、3周とまわりながら、会計とは何かというところの到達点を見出そうとしている。この問題は僕も正直よくわからない。終わりは始まりだからだ。いつもああでもない、こうでもないと考えるが、最後は友岡先生の著書に頼る。それだけ僕には影響力を及ぼしている存在である。