2019年 7月 の投稿一覧

農業と税

農業をめぐる税

農業をめぐる税制や税金について、誰か詳しい人いますか?と学者にも聞くことあるが、なかなかいないようである。農業会計はいるものの、やはり農学部や農学研究科などそれに類似する学会や研究科において、農業会計のコマさえないところも多い。僕も長い間、農業会計に携わっているが、現在の理解ではこうだ。①農業会計を教える人がいない、②農業会計はそこまで必要ではない、③改めてその専門家を継承する動きはあるものの、そこまでの熱意ではない。こんなところだ。①は②に起因する、③は少人数が言っているが、科目設定もされない大学をみると、そこまでの必要性を感じていないんだろうと思う。たまたま、僕もニッチなところに足を踏み入れた感はあるが、年々、農業会計研究は脆弱になってきている気がする。世の中に必要と強く思われない以上、その傾向は続くだろう。農業会計をやっていると、農業税務にも隣接分野なので、もう少し勉強をと思うが、さらにこの分野は脆弱である。もし骨太な農業経営を目指すのであれば、この分野の啓蒙は必要と思うが、大学と実務に差があるのかもしれない。一過性のブームで、学部を再編したり、新設するのではなく、もう少し専門性を高めることも必要ではないか。僕の農業会計研究もそろそろ終焉を迎えて、次のことへと思うが、少しは農業税務も見ておきたいと思うことは多々ある。それにしても、僕の人生は王道ではない。王道からそれてしまっているから、人以上に悩みが多い。農業会計にしろ、農業税務にしろ、日の目を見ることはあるんだろうか?最近、税務から見ると会計がわかるのではないかと思うことはしばしば。これはたぶん農業だけではないが・・・・。研究をする時間と心の余裕が欲しい。

 

著者 : 渡辺基成
三協法規出版
発売日 : 2009-05-30

公共の場の共有

 

子育ての選択肢

病院の待ち時間に図書館に行ってみる?と子供に行ってみると、行くという。幼稚園にも小学校にも図書室があり、存在自体は知っている。大学の図書館は行くことがあるにせよ、公共の図書館に行くことはほとんどない。なので僕にとってもいい機会であった。僕は資格で言えば、司書に非常に興味があり、図書館の仕事はいいなと思っている。学生時代、当時に関心があれば、図書館情報学を専攻して、こちらの道に進むとよかったのではないかと思うほどだ。さておき、図書館。思った以上に蔵書があり、子供に十分である。僕の場合、どうしても専門書になるので、物足りないが、雑誌や新聞の所在や種類など把握もできた。中でも子育ての特集をしている雑誌記事があって、親が子供にしてあげたいことの中の筆頭は、体験であったが、図書館に連れていくという項目もランクインしていた。僕も図書館に連れて行って、本を読むというのはいいと思う。それも無料である。僕が本を読む人だから、家に本がたくさんあるのは子供にも違和感なく、入り込めるだろうだが、すべてがすべて自分の思うように書籍は手元にない。そして関心や調べたいことなど、自分自身で情報を選び取るという行為は、非常に大切な行動となる。灯台下暗しー近場にいい場所があったと改めて感じた。子育て世代には、利用すべき場所ではないかと思える。