漱石展、100年後の今

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特別展「100年目に出会う 夏目漱石」

漱石が亡くなって、100年。かつての文学少年の僕は、漱石を研究していたわけである。多忙であり、その100年の今に気づかなかった。100年は世紀という1区切りの中、漱石の『100年』というワードは、現在にも生きるものと感じてならない。改めて漱石に向き合うことになりそうだ。さて、過日、神奈川県にある神奈川近代文学館で漱石展が始まった。漱石の激動の人生の中で、やはり現在に通じる、そしていつも新しいという気がしている。今年は漱石の1年になるだろう、そしていろんな場所でこうした個展が開かれるだろう。39歳で作家デビュ-し、その100年が今年。岸保宏はその39歳である。

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