夢十夜論

構想の絵図

整理整頓してたら、文学をやってた頃の文献がでてきた。漱石の夢十夜の論文をコピーしたもの、一箱。何となく記憶はあるが、図書館にもよくこもっていたと思う。当時は先行研究のまとまった辞典のようなものを紹介され、それを手掛かりにした。漱石の中でも夢十夜を選んだのは、後々苦しめた【夢十夜自体は、小品ではあるが、漱石の総体とも言われる】から、こんなに読まざる得なかったが、メモ書きを見るとある程度、骨子にはなっている気がする。「新聞小説としての夢十夜」をどう向き合うのか。非生産の文学に生産性を求めたが故の苦しみであった。漱石に向き合うには今、必然のような気がする。

 

コメントを残す

*


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.